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広告主としてのアフィリエイト体験レポート#6 順調でない売上
  • (2009-11-12 12:11:13)
成果はでるものの、全体として効果なく推移

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アフィリエイト経由の注文は注文数・売上金額ともに穏やかながら順調な曲線を描いていた。3ヶ月程度で全売上の20%程度がアフィリエイト経由となる。

驚くと同時にアフィリエイト・プログラムの影響力を肌で感じた。

しかし、かなり腑に落ちない現象が発生していた。これは当社に限った現象かもしれない。

アフィリエイト経由の売上比率が強まるにも関わらず、全体の注文件数・注文金額ともにアフィリエイト・プログラムを開始する以前と何ら変化がなかったこと。

何が起きているのか、情けないことに分析も推測もできずに、ただ静かに様子を見守る。

(続く・・・)

この記事は#6

広告主としてのアフィリエイト体験レポート#14 オプションサービス

広告主としてのアフィリエイト体験レポート#13 技術的な仕組み

広告主としてのアフィリエイト体験レポート#12 厳しい現実

広告主としてのアフィリエイト体験レポート#11 集客力と販売力の現実

広告主としてのアフィリエイト体験レポート#10 非オーガニックリンク

広告主としてのアフィリエイト体験レポート#9 リスティング広告

広告主としてのアフィリエイト体験レポート#8 広告バナーだけで

広告主としてのアフィリエイト体験レポート#7 Google Analytics

広告主としてのアフィリエイト体験レポート#6 順調でない売上

広告主としてのアフィリエイト体験レポート#5 順調な提携

広告主としてのアフィリエイト体験レポート#4 選ばれる立場

広告主としてのアフィリエイト体験レポート#3 直リンクじゃない?

広告主としてのアフィリエイト体験レポート#2 ASPに資料請求

広告主としてのアフィリエイト体験レポート#1 広告主体験談を捜す






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広告主としてのアフィリエイト体験レポート#5 順調な提携
  • (2009-11-12 09:08:38)
アフィリエイターさんに使いやすい素材の提供と制限事項を極力減らす配慮

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アフィリエイターさん達との提携は比較的順調だった。

2ヶ月で1000人(アフィリエイターは企業や会社・組織の場合もあるが、個人の方が圧倒的に多いのでここでは「人」を当てる)、4ヶ月で2000人、5ヶ月目に提携を凍結(4ヶ月目でプログラム終了を決定したための措置)したので最終的に3000人には届かなかったが緩やか成長を見守る。

またアフィリエイト経由の売上も1ヶ月もせずにポツポツと入り始め、その売上は提携数増加と比例していった。

2ヶ月くらい経過した頃、ASPの担当者(コンサルタント)にお会いして評価とアドバイスを受ける。

「まずまず」との評価だったが、下記3点の改善を提案された:

・提携承認はすべて承認にして間口を拡大する

・提携承認作業の自動化

・広告用バナーの種類増強

ポイントサイトさん(ポイントサイトが巨大なアフィリエイターであるこをそれまで知らなかった)からの提携申し込みは承認しない(否認)方針にしていた。しかし、特にポイントサイトの集客力を考えると「もったいない」ということだった。

Amazonよりも先にアフィリエイト・プログラムを開始したCDNowのBuyWebではブランドイメージ維持のためにアフィリエイターの審査選別に厳しく、一方、来る者は拒まない姿勢だった後発のAmazon。

結果的に、CDNowのBuyWebは失敗し、Amazonのアソシエイト・プログラムは大成功。この成功事例の教訓として「間口は広く取る」ことがこの種のプロモーションの成功法則となっているらしい。

また、提携承認に関して、全員無条件の自動承認に移行するようアドバイスされた。手動による提携承認作業も必要なくなるし、リアルタイムに承認されるので、広告主にとってもアフィリエイターさんにとっても歓迎されるとのこと。

確かにその後、手動提携承認作業から解放されて、広告主側・アフィリエイター側双方にメリットがあった。

さらに、数種類しか準備していなかった広告用バナーはデザイナーさんに制作依頼をかけ、30種類程度に増強した。これはアフィリエイターさんの美的感覚に柔軟に対応するための措置だったが、そういったわずかな心遣いや配慮でアフィリエイターさんの信頼を得て、また提携数を増やす要因になるという話は参考になった。

広告主側はアフィリエイターと実質的・心理的によりよい協業関係を構築するために、顔こそ合わせることはないが、常に努力しなければならないことを学ぶ。

その他、当社のホームページ内にある画像やテキスト素材は人の顔(肖像権)や第三者の著作権に抵触する可能性があるもの以外、自由に使用できるよう使用許諾をした。

このようにアフィリエイターの活動が自由に行われるよう配慮し、制限事項を極力減らし可能な限り緩い活動条件を設定していた。

その中には「リスティング広告」の許可も含まれていた。これが後日痛手となろうとはその時点では何も考えていなかった。

(続く・・・)

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広告主としてのアフィリエイト体験レポート#4 選ばれる立場
  • (2009-11-11 06:52:38)
最初の関門、アフィリエイターさんとの提携

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アフィリエイト・プログラムは稼働して「3ヶ月程度」で効果がではじめる、とASPさんにアドバイスされていた。その間、私たち広告主が行う活動はアフィリエイターの集客だった。

そのASPさんに登録するアフィリエイターは数十万人。

広告主は数千社。

「数千社の広告主が、数十万人のアフィリエイター獲得を巡る攻防戦」というプロセスを演じる。

プログラムがはじめて稼働する時だけはASPから全アフィリエイターに対して「新着情報」として紹介してもらえるが、それ以降は数千社の中の一社であり、完全に埋もれる。

アフィリエイターが自社を探し出して、魅力を感じて、提携してくれて、そして実際に広告を自サイトに貼ってくれるかどうかという試練を乗り切らないとそもそもプログラムの実質的稼働さえおぼつかない。

ASPさんのアドバイスによれば「まずは2,000程度のアフィリエイターさんを獲得し、500程度稼働してもらえる」ことを目標にしたらいいでしょうという内容だった。

広告主とは言っても、私たちはアフィリエイターさんに「選ばれる立場」であることを理解した。

そのためにはそもそも魅力的な商材を持っていなければいけないし、報酬額(コミッション)も気前よく弾むべきだし、アフィリエイターさんの利用しやすいバナーを制作し、アフィリエイターさんが販売しやすいようイベントやキャンペーンを張るなどの後方支援も必要になってくる。

大企業さんのようにテレビCMなどで強力な後方支援を展開すれば・・・リアルビジネスと図式が同じことがわかる。もちろん、当社にはテレビCMはまったく今のところ無縁の話である。

要は当社が魅力的でなければ、有力なアフィリエイターさんは集められないし、アフィリエイト・プログラム自体が実質的に成立不可能という事実を理解した。実際、そういう状態に陥る広告主さんのおおいのではないだろうか。

ASP内ではアフィリエイター向けの募集広告も有料オプションサービスとして準備されていた。知名度があるわけでない、実績も乏しい当社。アフィリエイターさんに選ばれるには新顔である以上、多少の募集広告も必要だろう。

今から思えばすべて当たり前のことながら、最初は一事が万事、こんな調子でかなり無知な状態でのスタートとなった。

(続く・・・)

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  • (2009-11-11 05:58:27)
「勝手な思いこみ」によるスタート

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このようにASP(アフィリエイトサービス会社)さんに資料請求して対等な扱いを受けたのはわずか一社だった。実際に担当者にお会いして話を聞くとシステム的にも運用的にも良識のある会社さんと感じた。契約した。

内情を記録すれば、当社が見込むプロジェクト概要は下記のとおりだった。

・契約期間:6ヶ月(その後は後日検討)

・投下予算:100万円(契約料、期間内システム使用料、その他費用。アフィリエイターへのコミッションは含まない)

・契約期間内のアフィリエイト経由売上げ見込み:不明

プロとして恥ずかしいが「契約期間内のアフィリエイト経由売上げ見込み」は正直どんなものかまったく検討もつかなかった。個人的な心情としてはプロジェクトがトントンに終わればいい方だろうという程度の気持ちだった。

アフィリエイトに広告主として参加する企業の思惑はいろいろ。とにかくガンガン売上げを伸ばすことを至上目標とする会社さんが最も多いと思われるが、当社の場合、売上げはそれほど期待していない。

実は売上げよりも期待しているものがあった。下記が設定した目標。

・SEO対策:アフィリエイターサイトから数多いハイパーリンクをもらいSEO的に有利な状態を創出する

・知名度向上:ネット内に社名や製品名が多数露出されるることで一般知名度の向上を狙う

アフィリエイトの仕組みに多少なりとも心得ている人だといきなり「あれ?」と思われるかもしれない。

「アフィリエイターからの多数のリンクをもらう」

これは完全に私の勘違い。

アフィリエイターからの実際のリンク先はASP。リンクのクリック時にはASPに飛ばされ瞬時に当社にリダイレクトされる仕組みになっていた。技術的には直リンクでも可能なはず。

しかし、ASPさんが政策的・マーケティング的にそのようなことを許すわけがないと今では納得している。

しかし、契約時、私は「直リンクではない」という事実を知らなかった。

担当者も説明してくれなかったし、私も質問しなかった。スタートラインからして「勝手な思いこみ」による失敗スタートとなった。

また「知名度向上」といってもそれを検証する手法もなければ改善を数値的に示すインジケーターの設定もない。

しかし、このへんの検証は技術的に困難であり、だからやらないでは何も進歩しないのも事実と思う。

(続く・・・)

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広告主としてのアフィリエイト体験#2 ASPに資料請求
  • (2009-11-10 06:22:51)
中小企業はお呼びでない?

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ビジネスにアフィリエイト・プログラムは役立つのか?アフィリエイト・プログラムによる販売プロモーションを実験してみることになった。

アフィリエイト・プログラムを運営するに当たり、自社運営のアフィリエイト・プログラムを稼働させることも選択肢としてあるが、通常はASP(アフィリエイトサービス会社)さんのサービスに加入して彼らのサービスを受けることが一般的。

独自運営アフィリエイトにはソフトウェアの機能や性能以上に運用上決定的な問題がある。これも後日記録したい。

さて、ASP(アフィリエイトサービス会社)さんを探す。10社くらいはすぐにリストアップされるので、それぞれの得意な商材や企業ポリシーなどを眺めながら3社にしぼって、それぞれのホームページから資料請求をしてみた。

資料請求欄に会社名、担当者部署、担当者氏名、運用WebサイトURLなどを記載するのは普通として、「年間売上高」かそれに相当する質問項目があった。

個人にしてみれば年収を聞かれているようなものだが、何のために?という素朴な疑問で「もしやこの数字で扱われ方が変わるのか?」という危惧を抱きながら比較的正確な数値を入れて送信しておいた。広告主としての資料請求であり、ASPにとっては潜在クライアントだから、粗相に扱われようとは予想していなかった。

・1社目の返事・・・返事なし。

・2社目の返事・・・返信メールが来た。サービス加入条件として120万円。しかもその金額はシステム使用量やアフィリエイターさんが売り上げたときのコミッションに回されるなど実利のある金額ではなく、加入するためだけの契約料(ライセンス料)。婉曲なお断りと判断される。文面を要約すると「加入には審査があり一定の基準を満たしたECサイト限定。それでも『引き続きご興味いただけるようでしたら』追って連絡せよ」。木で鼻をくくったような返事に中小企業に対する態度を感じた。よもや、そういうことはないだろうが、ライセンス料を相手によって変えていなければいいのだがと感じている。

・3社目の返事・・・電話が来た。少し話して会いに行くことにした。

(続く・・・)

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