広告主としてのアフィリエイト体験レポート#4 選ばれる立場
- (2009-11-11 06:52:38)
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アフィリエイト・プログラムは稼働して「3ヶ月程度」で効果がではじめる、とASPさんにアドバイスされていた。その間、私たち広告主が行う活動はアフィリエイターの集客だった。
そのASPさんに登録するアフィリエイターは数十万人。
広告主は数千社。
「数千社の広告主が、数十万人のアフィリエイター獲得を巡る攻防戦」というプロセスを演じる。
プログラムがはじめて稼働する時だけはASPから全アフィリエイターに対して「新着情報」として紹介してもらえるが、それ以降は数千社の中の一社であり、完全に埋もれる。
アフィリエイターが自社を探し出して、魅力を感じて、提携してくれて、そして実際に広告を自サイトに貼ってくれるかどうかという試練を乗り切らないとそもそもプログラムの実質的稼働さえおぼつかない。
ASPさんのアドバイスによれば「まずは2,000程度のアフィリエイターさんを獲得し、500程度稼働してもらえる」ことを目標にしたらいいでしょうという内容だった。
広告主とは言っても、私たちはアフィリエイターさんに「選ばれる立場」であることを理解した。
そのためにはそもそも魅力的な商材を持っていなければいけないし、報酬額(コミッション)も気前よく弾むべきだし、アフィリエイターさんの利用しやすいバナーを制作し、アフィリエイターさんが販売しやすいようイベントやキャンペーンを張るなどの後方支援も必要になってくる。
大企業さんのようにテレビCMなどで強力な後方支援を展開すれば・・・リアルビジネスと図式が同じことがわかる。もちろん、当社にはテレビCMはまったく今のところ無縁の話である。
要は当社が魅力的でなければ、有力なアフィリエイターさんは集められないし、アフィリエイト・プログラム自体が実質的に成立不可能という事実を理解した。実際、そういう状態に陥る広告主さんのおおいのではないだろうか。
ASP内ではアフィリエイター向けの募集広告も有料オプションサービスとして準備されていた。知名度があるわけでない、実績も乏しい当社。アフィリエイターさんに選ばれるには新顔である以上、多少の募集広告も必要だろう。
今から思えばすべて当たり前のことながら、最初は一事が万事、こんな調子でかなり無知な状態でのスタートとなった。
(続く・・・)
この記事は#4
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