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3日かかりのPC交換#5 年一度の大掃除
  • (2009-12-01 05:10:44)
年一度の大掃除は人類の知恵かも?

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今回の引越でPCの中身がある程度きれいになった。

そして反省した。

多くのご家庭では年一度「大掃除」をやる習慣があるが、これは海外でも見受けられる習慣だそうで、人類の知恵かもしれない。会社も少なくとも年一回「棚卸し」を行う。

「大掃除」は掃除の意味もあるが「棚卸し」同様アセットマネジメントでありプロパティマネジメントになる。

PCも年一度入れ替える習慣があった方がよいかもしれない。何年も放置し中身不明になるよりこまめに整理しているほうが、いざというときの被害程度も少なく、復旧も容易。リスク対策になりそう。

今回は入れ替えに3日もかけたが、日々きれいにし管理が行き届いたPCなら、入れ替えは半日コースだろう。

「職人は道具にこだわる」というが、私の本職は営業。毎日、一歩でも二歩でもビジネスを前進させることであり、華麗な道具を制作することではない。

終日道具の手入れで終わることがないよう心がけたい。

余談:

・「業務専用PC」のルール

「業務専用PC」は一定の手順を踏まない限り、新しいソフトウェアのインストールや環境変更を行わないというルールをそろそろ準備した方がよい時期かも?

・完全バックアップ体制の構築

完全に同じハードで同じ環境(HDDのベタコピー版)の2台のPCを準備するくらいのバックアップ対策も視野に入れた方がよい時期かも?

この記事は#5

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3日かかりのPC交換#4 引越本番

3日かかりのPC交換#3 エコPCの選択

3日かかりのPC交換#2 荒技プランを断念

3日かかりのPC交換#1 もはや限界、重い腰を上げる






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3日かかりのPC交換#4 引越本番
  • (2009-11-30 06:03:22)
次回、はまらないための詳細な失敗記録

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(1日目)

OSインストールからはじめてプリンタやネットワークの設定。Officeなどメジャーなソフトを整備。会社で作成したデータなどに対してバルクコピーを流して帰宅。夜間にコピーは完了。

(2日目)

アップグレード本番。はまる。

●ヤマト運輸送り状発行ソフトB2(ver.6)

以前ダウンロードしたソフトがあったのでインストール。過去のいきさつから複数のIDを当社は所持している。ヤマト運輸は同一IDを複数のPCで運用することを認めていないので違うIDを入力。設定が飛んだものの手作業で打ち込み直して完了。

問題なく動作したかのように見えたが「請求先」が昔のままだった。「請求先」とはヤマト運輸が開設する顧客アカウントや口座のようなもので、発生した運賃の請求先で、顧客サイドのB2にはIDを元にB2にオンラインかつリアルタイムに表示される。

その「請求先」が昔のIDを使用したことで引っ越し前の情報になっていた。そこで現行のIDに変更するもエラーとなる。はまった。

ヤマト運輸さんのサポートセンターに相談してアンインストールして新規ダウンロードして新規インストールして・・・とお猿さんのように繰り返す。

結果的に動作しているが、今から思えばSQL Serverのテーブルに格納されているID情報を書き換えればすんなりできた可能性が高い。SQL Server Management Studioで開くとテーブルdbo.System_Kanriに格納されている。

※B2(ver.5)のID/Passはレジストリ(local_machine softwareの下のYTC)に核のされていたが、ver.6からはSQL Serverのテーブル内に移動して、レジストリは使われていない模様


SQL ServerのデータベースをAccessのようにそのままコピーできれば問題ないが、できないものと思い込んで試すことはしなかった。案外できたかも?それができれば設定の手打ちも必要なかった。

※作業時間:3時間。



●コンビニ用紙発行ソフト

設定が飛ぶ。何の根拠があってか、設定はProgram Filesの該当フォルダーに○○.iniファイルあたりにテキストで保存されているものと考え、フォルダーごとオーバーライトするものの設定は戻らなかった。

今から思えばレジストリに格納されているはず。このソフトは設定がややこしく、また開発意図が見えにくい操作メニューがあり設定が完成するまでに経験的なノウハウを要する。

けっきょくサポートセンターに電話してアドバイスを受けるがどうでもよいアドバイスだった。こういうややこしいヤツはなんとしても事前の設定保管が重要。レジストりを部分保管し再設定するに限る。今後の反省。

※作業時間:2時間。



●いくつかのソフトウェアの設定が飛ぶ

コンビニ用紙発行ソフト同様、いくつかのアプリケーションソフトで設定が飛んだ。たとえば、秀丸マクロのFボタン割り当てや付箋紙のデータ。

設定はProgram Filesの該当フォルダーのオーバーライトでうまくいくとばかり考えていた。多くはうまくいったが一部のソフトは幻想だった。今時のアプリケーション設定はレジストリーに格納したり、データベースに格納したりと多彩になっている。せっせと手打ちで戻す。

※作業時間:2時間。


●ネットワークプリンター

何台かあるプリンターのうちネットワークプリンターではまる。ローカルプリンターはUSB接続で素直に認識しそのままOKボタンだけでインストール完了。

ネットワークプリンターのインストールはウイザードの最初の質問「ローカルプリンター」か「ネットワークプリンター」で、ネットワークプリンターを選択することで不幸が始まった。

事情を複雑にしたことはネットワークプリンターを選択してもインストールが完了してしまう点。実際に打ち出すと失神しそうに遅い。

「遅いけど動いている、動いているけど異常に遅い」。

こういう中途半端なトラブルはたちが悪い。

今から思えばウイザードが意味する「ネットワークプリンター」とはプリントサーバー経由かどうかという意味らしい。

ネットワークプリンターであってもダイレクトにネットワーク経由で打ち出すプリンターはこの場合「ローカルプリンター」のようだ(これはXpだからか?、Win7は違うようだ)。

異常に遅いけど打ち出してしまう現象はプリントサーバーからのレスポンスを待ちタイムアウトを起していると考えれば説明がつく。

※作業時間:2時間。



●UWSC

毎日のルーティンワークをオートパイロット業務ソフトを操作する。毎日のルーティンワークなので、これがないと発狂しそうになる。

しかし、問題は手作業による単純作業削減だけでなく、手作業の内容を思い出せない現実。

「あれ、このExcelファイルのこの列データをどこにコピーするんだったけ?」

こんな感じである。発送処理の記録や伝票番号データの収集・通知など、もはや操作方法を思い出せないくらいオートパイロットに依存している自分を発見して驚く。

また、UWSCはPCを変更すると挙動が違ったものになることを予測できなかった。画面の座標が変わるのだろうか?未熟ゆえこの優れたUWSCを使いこなせない。継続的に勉強したい。

いつくかのスクリプトで挙動がおかしい。原因究明中。一つは以前のPCが英語版XPだったこと。たとえばExcelのファイルを保存する場合、英語では「Save As」というメッセージが返されるが日本語XPで返されるメッセージは「名前を付けて保存」。

反省した。OSもトコトン同じモノ、同じ言語、同じバージョン、同じグレードでないとよけいなトラブルで時間を消費する。

他にも挙動がおかしいものがあり、現在調査中。



●Excel・Acess・VBで意味不明のエラー

「ActiveXコンポーネントでオブジェクトが作成できませんでした」というエラーメッセージがVBAで返される。

ActiveXそのものを理解していないので無駄にはまる。VBを入れ直したり、IEのパッチをあてたり・・現在調査中。

※1年後同じトラブルにはまる:メインPCのOS再インストール(2011年)

(3日目)

未解決問題のトラブルシューティングで終日。

注意を要するもの。次回のための記録:

・インターネットバンキングのデジタル証明書の保管と再インストール

・CTIソフトの顧客データ&コール履歴データのバックアップ

・FAXソフトの顧客データ&送受信データのバックアップ

・日時指定の自動起動タスクの記録と再設定

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3日かかりのPC交換#3 エコPCの選択
  • (2009-11-29 05:23:03)
消費電力で選ぶPentium 4 Northwood

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さて、新しいハードウエアの選択。

選択条件はいろいろあると思うが、普通は汎用性を高めるために何でもできる重武装した最新モデルがよい。

PCハードウエアは極端なデフレスパイラルに陥っているのでPC購入のコスト負担は他の設備投資に比較すると、限りなく安い。果てしないコストパフォーマンスであり、革命的。といういより崩壊的。

(IBMが数年前PC事業を売却した意味をかみしめる)

現状使うかどうかわからない余分な周辺装置や周辺カードなども突っ込んでまとめて購入するのもいいかもしれない。メモリーも最大限搭載する。

・・・という条件なら最新鋭のPCとなりそうだが、こだわる部分がある。

「消費電力」

たかが中小企業の一台のPCの消費電力ウンヌンで、社会的にも環境的にも誤差ほどにも影響ないが、心情的に最近のPCの消費電力にはどうにも受け入れがたい。

私が選んだCPUはこれ。

Pentium 4 Northwood

これを条件に機種を決める。すると7〜8年前の機種になる。

現行のメインPCのCPUがPentimuIIIなので、Pen4でもかなりの進歩である。低消費電力を謳うAtomも検討したが、今はまだ魅力的なデスクトップモデルを捜せなかった。

Pentium 4 Northwoodとなると当然中古品しかないので、デフレスパイラルの片棒を担ぐ結果ではあるが、私の価値観の中では現時点でのベストチョイスだと思う。

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3日かかりのPC交換#2 荒技プランを断念
  • (2009-11-29 05:20:54)
きれいなインストールでソフトウェア環境を整理

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複雑怪奇なソフトウェア環境問題を軽くスキップするために、中身はそのまま丸ごとバックアップし、新しいハードウエアに乗せ変えるという「ハードだけアップグレード」を考えた。荒技に近い。

これが可能なら労力的にも時間的にも一番楽。気持ちも楽である。

OSは自分が管理しているCPUや周辺装置・デバイスとドライバーソフトなどを管理登録している。いきなり違う肉体に乗せ変えられても、理論的には立ち上げ時に自動的に認識し登録し直して、デバイスドライバーも入れ直してくれる可能性が高いが、失敗するリスクも高そうである。

しかし「ハードだけアップグレード」プランは試すことなく廃案に。技術的な問題以上に、本質的な問題を先送りするだけの小手先解決であることに代わりはない。

新しいハードウエアを調達し、OSからクリーンインストールしてドライバーやソフトを一つずつ丁寧に積み上げていくことにした。

ソフトウェア環境をきれいに整理し、ソフトウェアの種類や設定方法・設定内容など記録を残す目的もある。

一点だけ小さなミスをした。現行PCのOSはXP Pro(英語版)。新しいPCはXP Home(日本語版)を選択。Proのときは「Administrator」という環境が準備されており、一部ソフトウェアの設定がここに格納されていたが、Homeには「Administrator」がない。

また、オートパイロットソフトで自動操縦の際、英語で返されるメッセージを元に作成したスクリプトに影響があった。いずれも大したミスでないが、ちょっとだけとまどう。

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  • (2009-11-28 12:15:50)
なかなかアップグレードできない事情

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会社のメインPCをアップグレードした。

メインPC最大の問題点は最大メモリー制限が500MBだったこと。SQL Serverが遅いことが軽いストレスだった。

PentiumIIIというプロセッサーも相当時代遅れだったが、こちらは使えないことはなかった。数十万件のレコードを入れたAccessを回せるのだから世間のPCマニアが絶句するほど遅くはない。

ただメモリー以外にもCDドライブやUSB、IDEといった周辺装置やシステムも時代遅れで、SSDなど何か新しいソフトやデバイスをインストールしようとすると障害になっており、以前からメインPCのアップグレードを考えていた。

PC初心者がデュアルコア・クアッドコアの最新プロセッサー搭載でメモリーはいきなり4GBくらい積む人も少なくない昨今、中小企業とはいえ会社の業務を支えるメインPCとしてこのスペックの低さは案外珍しいかもしれないが、少なくはないと思う。業務では何かと古いものを使いたがる人は多い。

当社の場合、アップグレードを遅らせてきた原因は長年に渡って積み上げてきたソフト的な環境問題。多種多様なソフトの複雑怪奇な依存関係を形成していることと設定内容の多さ。

本当はこれらは工場で言えば設備であり資産であるためよく記録され管理されるべきであるが、常に変化しているため記録も危うい。

SQLデータベースの遅さ(メモリー搭載量を増やせば早くなることがわかっている)は毎日軽いストレスになっていたが、複雑なソフトウェア環境のことを思うと、なんとなくズルズルと先延ばしになっていた。

「毎日の業務も忙しいし・・・」

なにやら人生、いろんなものがこんな感じで流れていくのかもしれない。

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