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ftpで削除できないファイルの発生
  • (2016-08-27 16:08:52)
FFFTPやFileZillaで、ダウンロードできないファイルに遭遇。ダウンロードが途中止まるので、なんでだろうと調べると文字化けファイルを発見。こいつは削除もできず、しばらくデッドロックしていた。


日本語ファイル名で文字化け?


ファイル名に日本語を入れている場合、webサーバにアップすると文字化けすることがある。

ftpソフト(FFFTPやFileZilla)の文字コードを「Shift_JIS」(FileZillaのなら「サイトマネージャー」 → 「文字セット」 → 「カスタム文字セットを使用」 → ここにShift_JISを入れる)などに変更すれば、OKとなる場合もあるが、これでも文字化けのままのものに本日遭遇した。

文字コードをutf-8やEUCなどにしてもダメ、文字化けのままだった。


削除もできない!


ftpで削除も名前変更もできない。ダウンロードもできない。

おそらく、ftpのファイル名と実際のファイル名が違うため操作できないと推測される。何もできないので、困り果てていたらロリポップの「ロリポップ!FTP」では文字化けもせず削除もできたので、問題の日本語入りファイルを一つづつ削除していった。

日本語入りファイルは同じ内容の文字化けファイルが2個生成されていて、Shift_JISにすると読めるものと、それでも文字化けのまま読めないものの2個があった。こうなっている理由はかわらないし、その生成メカニズムもわからない。

この文字コードを変えても文字化けのままのファイルはftpクライアントソフトが認識できないため削除もできないようだ。


サーバアップ用のファイル名に日本語は使わない


どういう経緯で生成されるのか不明だが、もうこりごり。ローカルPC内では問題ないが、サーバーアップ用のファイルでは今後はファイル名に日本語は使わないようにしたい。






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TLS1.2がやってきた、トラブルと対応
  • (2016-08-20 06:53:54)
クレジット決済会社から5月くらいにSSL3.0廃止とTLS1.2導入の「最終通告」がきた。

SSL3.0の脆弱性


この通知は昨年から何度か来ていたらしいが、見過ごしていた。なんでもSSL3.0に脆弱性が見つかり、TLS1.2に移行するそうだ。また、同時にサーバ証明書の暗号化方式をSHA-1からSHA-2に上げるとのこと。

TLS1.2の影響


その影響は当社の決済サーバがこれらをサポートしていなければ、通信ができなくなり、クレジット決済ができなくなることを意味する。

また、顧客のブラウザも同様にサポートしなければ同じ結果になるとのこと。サーバレベルはその道の専門の業者さんがやるので問題ないが、顧客への周知とサポートは煩わしいと予想された。

SHA-2のサポートは比較的古いブラウザでもできているので、今回は問題になりにくいと感じている。

すぐに影響が出る


6月以降、「決済画面が表示されない」や「決済画面に行けない」といった問い合わせなどが来るようになった。全クレジット決済数の5%程度がこのトラブルを体験している模様。

ブラウザを最新バージョンにアップデートしていただくと解決する可能性があることをお知らせするが、アップデート自体をできない人も多い。そういう人の多くはブラウザの種類やバージョンを聞くことさえ難儀だ。

各ブラウザの対応状況


代表的なブラウザのTLS1.2対応をしらべてみた:

・IE・・・11以上(8以上でも対応するがデフォルトではTLS1.2は無効化されている)
・Chrome・・・30以上
・FireFox・・・27以上(24以上でも対応するがデフォルトではTLS1.2は無効化されている)
・Safari・・・7以上

※デフォルトでTLS1.2が無効化されている場合は有効化の設定が必要。設定方法はたとえば、IEの場合

[ツール] → [インターネットオプション] →
[詳細設定] → [TSL1.2の使用]にチェックを入れる

時代の流れとはいえ、どんどん通信環境が変化する。変化するたびに対応を迫られ大きな負担になる。

自分のことならまだしも、ITリテラシーが高くないユーザーに対応する負担もあるが、丁寧かつ、わかりやすく、ユーザーにとって最低労力で対応してもらえる工夫もサービスサイドには求められる。









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パスワードを忘れたら・・・
  • (2016-07-21 06:38:16)
出張先で他人のPCから、自分のメール(ブラウザベース)を見ようとした際、パスワードを忘れており、ついに見られなかった。

自宅にもどり、メールソフト(becky)で見る分はパスワードが保存されているので、問題ないが、パスワードがなんだったのか、いろいろ調べるが記録がない。

パスワード表示ソフト


そこで、パスワード表示ソフトを使用してみた。

・PasswordEye・・・こちらは以前お世話になったことがあるソフトで、解読能力に感動したが、今回はダメだった。さすがbeckyはこの辺もきっちり作られているようだ

・SeePasswd・・・今回初めて試したが、こちらも表示できなかった

パスワードリセットができない


パスワードを忘れた人のためにパスワードリセット機能はおおむね多くのサービスに付属している。

しかし、合い言葉がわからない、リセット先URLを送るメールアドレスがもはや使えないなどデッドロックするケースもある。今回の場合、そもそもパスワードリセット用の他のメールアドレスの登録や本人人認証用の情報を事前に入力していなかったので、リセットもできない。

「合い言葉」に関する余談だが、私の場合、たまにしか使わない楽天銀行のアカウントでは毎回合い言葉を入れさせられロックしている。やや嫌みにも感じる厳しさだ。たまにしか使わないなら「あなたを歓迎しない」という意思表示かも?

あきらめかけたときのLastpass


もはやパスワードを調べる手段も尽きて、メールソフトに残されている暗号化されたパスワードが消えないように注意するしかないと思いかけた頃、はたと「もしLastpassに残されているかも」と思いつく。

そして、実際に残っていた。クラウドに残っていることの有り難さを感じた。クラウドにアカウント情報を残すことは危険だと感じるが、万一破られても被害が少ないものに関しては便利だ。

そのへんのリスクと利便性の力加減は悩ましいがマスターすべきことだと思う。









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タブレットへのデータ転送ツールとしてWebDAV
  • (2016-07-07 16:40:07)
遊び半分でタブレットを購入してみた。中国製の恐ろしく安いヤツ。実際に来たモノは洗練されており中国製品の進化のスピードには驚かされる。

ミーティングに便利なタブレット


ところで、タブレットそのものは使い道がないと思っていたが、案外、ミーティングに便利。

今まではノートPCとプロジェクターでやっていたが、4人程度なら、ノートPCと映写機を準備する手間も大きい。ミーティングテーブルの上にタブレットを置き、4人がのぞき込むように見れば、それで案外コト足りる。

しかし、タブレットで何か作業をするとしたら、とても使い物にならない。そこで編集や作業をやることはせず、タブレットとはデータを表示するためにデバイスと割り切って使っている。

タブレットへのデータ転送方法


データはmicroSDカードで渡していたが、このカードが小さすぎて使いづらいし、そもそもSDカードを出し入れする手間も大きい。

カンタンにデータを渡せる方法はないかと調べると、webDAVがよさそうな印象。早速使ってみるとftpと同じに見えた。

クライアント不要のftpに見える


私が使っているプロバイダーだとftpのディレクトリーがそのままwebDAVのディレクトリーになる。id・パスワードもftpのそれと共有なので、ますます「クライアントソフトなしのftp」という印象を受けた。

しかし、実際の通信プロトコルはhttpらしい。この汎用プロトコルならファイアウォールなども簡単に抜けれるだろうし、また専用のクライアントソフトも不要なので、気に入った。

便利かどうか、今度使っている内にわかるだろう。





(後日談)

便利そうと感じても実際につかうことは滅多になく、放置していたらログインできなくなっていた。そもそもログインの方法そのものを思い出せない。

ログインは下記のようなURLをブラウザに入れることだったと思ったが、これをそのままブラウザに打ち込んでもエラーとなる。通信プロトコルはhttpだったはずなので、と思うが、よくわからない。

https://xxx.webdav-lolipop.jp/











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海外支払い、本当に少額ならPaypal?
  • (2016-07-05 05:12:10)
中国の紙屋さんから大量の封筒を購入しようとしている。支払いは500USD程度。通常、ウチの場合、海外取引はWESTERN UNIONから銀行振り込みで支払うが、今回はPaypalを利用してみた。

日本でのPaypalのイメージ


先方がPaypalを勧めたので、久しぶりに使ってみた。Paypalにアカウントを開設したのはもう10年くらい前かもしれない。

以前は世界の決済スタンダードで、これから日本の決済もPaypalといった雰囲気があった。それで自分もアカウントを開設してみたが、わかりにくい日本語やダサい決済画面にまるでやる気が感じられなかった。

そのうち日本のクレジット決済代行会社の手数料も5% → 4% → 3%と下がってきたためPaypalの"安い手数料"という競争力も失われていって現在に至っているイメージか。

画面も日本語も洗練されていた


久しぶりにログインすると以前よりは画面も日本語も洗練されていた。

過去数回利用した経験があるが、古すぎるのか、その使用履歴は残されていなかった。

支払うための情報は先方のメールアドレスだけ。やはり凄い。簡単!

自分のクレジット情報は入力済みだし当然といえば当然だが、Paypalの創業者はうまいことよいアイデアを考えついたといまさら驚く。

アイデアだけなら簡単かもしれないが、こういう銀行並みの信用が求められるサービスを実際に、かつインターネット黎明期に普及させたパワーやノウハウが凄い。

手数料は誰が支払うのか?


クレジット決済なら、手数料は売り手の取引先が払う。だいたい3%だろう。しかし、Paypalの海外送金は支払い側も支払うそうだ(国内送金は無料らしい)。

500USDと入れると日本円に換算されるが、この換算金額が外為のリアルレートよりかなり高い。調べると外国為替レートは手数料2.5%〜4%が上乗せされるそうだ。

また、受け取り側も4%くらいの手数料を支払うので、Paypalはダブルでおいしいが、ユーザー側にはメリットが薄い。

今回の支払いなら、私にはWESTERN UNIONよりも高い手数料を払い、先方もWESTERN UNIONなら支払う必要のない手数料を支払う。

Paypal、いまいちかな。

本当の少額決済で使いたいPaypal


たとえば、数千円や数百円の支払いならメリットは大きい。手続きが簡単だし、手数料のインパクトも小さい。しかし、多少金額が大きくなるとPaypalは悪い選択。

ということで、「本当の少額決済でPaypalアカウントをすでに持っている人が相手」という条件のときだけ、メリットがある決済方法ということか。自分の場合、今のところあまりPaypalを使う機会はない。

ネットショップはPaypal決済を導入すべきか?


Paypalアカウントを持つユーザー数は全世界で2億人程度らしい。インターネットで買い物をするユーザー数は数十億人、そのうち2億人もの人がアカウントを所有するという時点で、圧倒的なインフラと思うが、日本国内を考えれば、Paypalユーザーの存在は薄い。

実際、どれくらいのユーザーが存在するのかわからない。数百万人?仮に数百万人いたとして日本国内でPaypalを利用するイメージは海外ショップでの買い物のためであり、日本国内ではあまり利用していないのではないだろうか?

Paypalが使えるショップが少ないことでユーザーのアカウント取得意欲も少なく、それゆえショップの導入意欲も薄く感じられる。Paypalの競争力で最大のメリットだった手数料は今ではむしろ割高となってしまった。

また決済後の金額変更など、煩わしい作業がどれくらいサポートされているか考えると、手厚いイメージはない。

実際のところを検証していないのでまったくの憶測だが、以前、なんらかのトラブルでPaypalに問い合わせると返事はシンガポールから英語だったと記憶しているので、当時、日本にはサポートセンターさえ存在しなかったと推測している。今はわからない。

日本ではアクティブユーザー数も少なく店舗が決済方法としてPaypalを導入するメリットはまったく感じない。海外からのお客様が多いショップなら多少メリットがあるか。

手数料をもっと大胆に落とす対策をしないかぎり、Paypalは日本ではたとえば Burger King のように中途半端に投資して成果なく撤退という結果で終わる、よくある海外企業のケースになるのでは?

それどころか、AmazonPayのようなパワーインフラが生まれた現在、Paypalの本体自体が、この先どうなんだろうと思う。







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