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SOY CMSを試行錯誤
  • (2011-07-13 08:29:58)

行きつつ戻りつつのCMS


プレインhtmlの制作をやっているとメンテナンスの煩雑さで、ついCMSへと思考が流れる。コーヒーショップで知人と話しているとき、携帯サイトのメンテまで手が回らない、ともらすと「CMS使ったらどう?」と言われ、そうだなと感心した。

人に言われるまでもなく今まで同じことを考え、やはり失敗してまた元に戻るというパターンを何回か経験しているが、人に言われると何か新しい発見をしたかのように「それは気づかなかったな」なんて再度同じことを繰り返すところが懲りない性分らしい。

シンプルなCMSを探す


CMSといったら私の中ではWordPressがデファクト的に大きなイメージがあるが、あまり好きになれない点はその重さ。

シンプルで、サクサク動いくCMSがいい。

【条件】
・シンプルなCMS
・データベースはsqlite
・国産(携帯電話サイトの構築が有利ではなかろうか)

すぐに見つかった。SOY CMS。たいへんシンプルらしいところが魅力。

試行錯誤


すぐにインストール。sqlite版(インストーラなし)の全ファイルをアップするだけで動き出す。問題はその後。インストール後多少設定して、そのまま記事を新規投稿して、すぐにブログが始められるWordPressに慣れているとやや勝手違いに戸惑う。

下記の概念を理解しないと、SOYの発想が見えない。

・サイト・・・1つのドメイン下に複数のテーマのサイトが構築できる。最低でも1つのサイト(コンテンツページ)を構築することが求められる。SOYの管理システムは一つディレクトリに作成されるが、コンテンツページはサイトごとに別のディレクトリ作成する。

・ページ・・・ページとは「静的なhtmlページ」もしくは「ブログ」を指す。SOYではブログも一つの「ページ」と見なされる。ブログはページを作成するように何個でも作成可能。

・記事(エントリー)・・・ブログのそれぞれの記事。ページではない。それぞれの記事は個別に独立しており、どこか特定のブログの下の作成されるわけでない。

各記事が所属するブログは各記事に与えられる「ラベル」で識別される。ラベルは自由に複数設定することができるため各記事は複数のブログに所属することも可能。同じラベルなら時系列に整列する点は通常のブログと同じ。

ブログの各記事のURLはタイトルの文字列(日本語はエンコードされた文字になる)が使用される。

・ラベル・・・各記事の所属先のブログを識別する識別子。

はじめは「サイト」「ページ」「記事(エントリー)」「ラベル」の違いや意味が不慣れでわかりにくかったが、SOYはブログではなく「ブログ付きWebサイト」という思想で設計されていると考えるとわかりやすい。

ブログを一つの「ページ」と見なす考え方はブログシステムとして始まったWordPressより進んでいるかもしれない。

はまったところ


ブログはデフォルトのテンプレートがあまりオシャレとは言えない。そのためSOYフォーラムの公開テンプレートを導入しようとしたが、自分の場合、解凍できずに苦しんだ。

静的なページではとくに公開テンプレートはないようで、自分で作成するようだ。これは最高の自由度ながら初心者には厳しいかもしれない。

通常のhtmlファイルの中身をコピペすればいいだけの話しながら、それならSOYなしでhtmlを組んだ方がよいのではと悩む。

SOYページの利点はおそらく記事や他のページの一部や全部を、ダイナミックにページ内に取り込める「ブロック化」にあるのではないか。独自タグをhtml内に埋め込むことで実現できる。

この使い方に慣れるところが初心者にとってSOYを使いこなせるかどうかの分かれ目になる気がする。自分の場合、結果を出すにはかなりの試行錯誤が必要だ。






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アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#8
  • (2011-07-06 15:34:51)

アフィリエイター側の準備


通常、アフィリエイターはPAPの管理画面にログしバナーコードを生成させ、それを自分のWebページなどに貼り付ける作業がある。

しかし、リンク方式がDirect Link方式の場合、すべてのコントロールがPAPサーバーサイドとターゲットページの中に集約されており、アフィリエイターにとっては通常のhtmlリンクのタグ 以外、何の設定も必要ない。

バナーコードの生成方法


・Promotion - Banners & Links

デフォルトで生成させるバナーコードの例(イメージバナー):

<a href="http://(ターゲットのページ)" target="_top"><img src="http://○○.jp/pap/accounts/default1/banners/sample_image_banner.gif" alt="" title="" width="468" height="60" /></a><img style="border:0" src="http://○○.jp/pap/scripts/imp.php?a_aid=ya4&a_bid=11110001" width="1" height="1" alt="" />

実質、<a href=""></a>だけである。

上気コードでは付属して見えないくらい小さな何かの画像を表示している。imp.phpというプログラム名から「インプレッション(表示回数)」を計測するために起動されていると思われる。クリック回数や販売などアフィリエイトには直接関係ないのでここでは無視。

もしアフィリエイトリンク方式をパラメータ方式に変更すると、アフィリエイターがこの画面で生成するバナーコードは下記のように変化する:

<a href="http://(ターゲットのページ)?a_aid=ya4&a_bid=11110001" target="_top"><img src="http://○○.jp/pap/accounts/default1/banners/sample_image_banner.gif" alt="" title="" width="468" height="60" /></a><img style="border:0" src="http://○○.jp/pap/scripts/imp.php?a_aid=ya4&a_bid=11110001" width="1" height="1" alt="" />

(ターゲットのページ)の後ろにアフィリエイターのIDなどを示すパラメーター「?a_aid=ya4&a_bid=1111000」が付加されていることがわかる。SEOのためにも、やはりDirect Link方式がよいだろう。

アフィリエイターによるDirect Link対象URLの申請方法


・Promotion - Banners & Links - DirectLink URLs

Direct Linkを使用する場合、システムの運用者(マーチャント)に事前にURL(ワイルドカード*付きも可)を申請しておく必要がある。マーチャントはそれを許諾しデータベースに登録するという作業がある。

アフィリエイターの申請申込は「Promotion - Banners & Links - DirectLink URLs」にて行い、マーチャントは「Affiliates - DirectLinks manager」にて許諾を行う。

運用


何と言っても報酬の支払いが問題のタネになりやすいので、ここはConfigurationのPayouts BalanceやPayout Optionsを事前にきちんと合意し、滞りなく支払いを行うことが肝要と思われる。支払いの記録や連絡は「Payouts - Pay affiliates」で操作できる。

終わりに:実運用してみないと真価はわからない


ステキなコンテンツをお持ちのある会社さんとのアフィリエイトによる協業を画策し、総論合意した時点で、PAPのテストを開始した。

しかし、条件交渉で折り合いがつかず協業の話は頓挫。そのためPAPは実運用に至る前に放置されることとなった。

長々とPAPのセットアップ方法を書いてきた理由はせめて記録だけでも残しておけば自分自身、次回立ち上げ直す機会があれば役立つこと。また、PAPを検討している人のお役に立てるかことがあればうれしい。

今回立ち上げたPAPを実運用する機会があれば、その感想も後日メモしたい。こういうシステムはある程度の期間、実運用してみないことにはその真価は計りがたい。

この記事は#8
PAP、ある特定ページからのクリック回数をチェック
アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#8
アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#7(統合作業)
アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#6(設定)
アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#5
アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#4
アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#3
アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#2
アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#1


【用語集】
・アフィリエイターとはアフィリエイトプログラムに参加し自分のWebページやメールにアフィリエイト広告を掲載し、クリックや商品購入などの成果が発生した際に広告主から成果報酬を得る人々のこと。アフィリエイターのことを英語では「Affiliate」と呼ぶ。「Affiliater」という英語が存在しないので微妙な日本語。

・「クッキースタッフィング(cookie stuffing)」とはアフィリエイトプログラムにおける不正行為テクニックの一つ。ボット所有者などが支配下の端末にアフィリエイター情報を含むクッキーを強制投下し、そのうち誰かがターゲットサイトで購買した場合に自動的にボット所有者にコミッションが発生する仕組み。

・クッキー(Cookie)とはアフィリエイターのリンクを踏んだ際に訪問者(消費者)のブラウザ内に残される記録(通常テキストファイル。FirFoxではsqliteに格納される。クッキーの取得投下は環境変数HTTP_COOKIEを利用して行う)。これによって訪問者が後日、再来して購入した場合でもアフィリエイターのトラッキングが可能となる。

クッキーの「有効期間」はアフィリエイターにとってコミッション比率同様重要な条件項目。たとえば、楽天アフィリエイトでは30日(報酬1%)。Amazonアソシエイトでは24時間(報酬8%)とのこと。PAPではクッキーの「有効期間」の設定は管理者画面から行う。なお、PAPのクッキーのデフォルトは有効期限なしの「infinite」。







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アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#7
  • (2011-07-06 11:30:31)
アフィリエイトシステムの運用者(マーチャント)とアフィリエイターを機能的に結びつけ、販売やクリックごとの報酬を正確に計算できるようにシステムをセットアップする。PAPではこの作業を「Integration」(インテグレイション=「統合作業」)と呼ぶ。

統合作業にはPAP本体・マーチャントのWeb・アフィリエイターのWeb・ショッピングカートと多方面への設定があるため、複雑に見える。しかし一つ一つの作業は単純である。どの部分の作業か意識しながら進むとわかりやすい。

アフィリエイトシステムの運用者(マーチャント)側の準備


下記5点の作業が必要。

(1)キャンペーンの作成(PAP本体)
(2)バナーの作成(PAP本体)
(3)アフィリエイターの作成(PAP本体)
(4)DirectLinksの設定(PAP本体)
(5)クリック認識コードの作成&埋込み(マーチャントのWeb)
(6)販売認識コードの作成&&埋込み(ショッピングカートのWeb)

(1)キャンペーンの作成


・Campaign - Campaign managerを開く

キャンペーンとはアフィリエイトプログラムの実施単位。すでに「First campaign」というサンプルが準備されているので、これを編集してもよいし、新しいキャンペーンを作成(Add campaign)してもよい。

キャンペーンごとにどのアクションやイベントを報酬の対象にするか(クリック and/or 販売)を決定し、それぞれのコミッション・報酬額(販売額のパーセンテージ or 定額)設定する。

報酬の確定方式は自動・手動(Automatic/Manual approval)を選択できる。マーチャント・アフィリエイター間の関係が良好ならば、自動承認がよいだろう。マーチャント・アフィリエイターともにストレスもトラブルも少ないと思う。

ここではクリック報酬$10(「円」のつもり)、販売報酬20%と設定する。

訪問者がアフィリエイターのリンクをクリック(10円の成果)し、何かを購入してもらえればその合計金額の20%がアフィリエイターに報酬として計上されることになる。

なお、恐るべきことにPAPは「2-tierアフィリエイトプログラム」が組めるが、2-tierの場合の子アフィリエイターのレートもこちらで決定できる。「2-tierアフィリエイトプログラム」が準備されていることで、PAPがかなり大がかりなアフィリエイトシステムを想定していることが伺える。

(2)バナーの準備


・Banners - Banners managerを開く

バナーはアフィリエイターが自分のWebサイトやメールに設置するアフィリエイトリンクの素材である。一般的なバナーは画像かテキストが多い。PAPでは6種類のバナーが準備されているが、ここでは「イメージバナー」と「テキストバナー」を作成する。

「Action」部分を押すと編集画面がポップアップする。いろいろな設定があるが、とりあえずターゲットのURL(Destination URL)を入力する。イメージバナーの場合はここで画像をアップロードできる。

(3)アフィリエイターの作成


・Affiliates - Affiliates managerを開く(アフィリエイターは和製英語、英語では「アフィリエイト(Affiliate)」と呼ぶ)

一般的な運用イメージではアフィリエイターは通常、新規申し込み用のサインアップ画面から自己申請し、運営側が申請を受諾することでアフィリエイターの登録が完了することが多い。しかし、このテストでは運営側でアフィリエイターを作成する。

Usernameにメールアドレスを入れる以外、そのほかは適当に。Affiliates managerは新規のアフィリエイターの作成だけでなく、各アフィリエイターの成果統計情報やログイン履歴など、文字通り総合的にアフィリエイターの活動を管理・モニターできる機能が提供されている。

(4)DirectLinksの設定


・Affiliates - DirectLinks managerを開く

アフィリエイトのリンク方法としてDirectLinksを利用する人のみ必要。

DirectLinksではURLにアフィリエイターのIDを付加しないため、システム運用側では訪問者がどのアフィリエイターのリンクから来たのか特定できない。

そのため、あらかじめアフィリエイターのURLやドメイン名をデータベースに登録し、訪問者のHTTP_REFER情報をもとにアフィリエイターの特定を行う。

よって、「(4)DirectLinksの設定」ではアフィリエイターのURLを設定するだけ。しかもワイルドカードの「*」が利用できるので簡単である。

たとえば,www.○○.net/promo.htmlというページにアフィリエイトリンクが設置される場合「http://www.○○.net/promo.html」としてもよいし、もっと汎用性を持たせドメインごと許可する場合は「*www.○○.net*」でもよい。

(5)クリック認識コードの作成&埋込み


・Tools - Integration - Clicks tracking

クリック認識コードはマーチャントページへの訪問者が、どのアフィリエイターのバターをクリックした結果の訪問かを認識するためのスクリプト。

スクリプトを生成し、ターゲットページに埋め込む。スクリプトを生成は「Tools - Integration - Clicks tracking」のページを開くだけで自動的にリストさせているので、その部分をコピーし、ターゲットのhtmlページのフッターあたりにペーストする。

この場合、ターゲットページ「すべてのページ」にペーストせよ、とPAPは注意をうながしている。PAPのオススメは全フッターにいっしょに入れ込んだらどうかと書かれている。

どうせ、多くのシステムの運用者(マーチャント)のページのフッターにはGoogle Analytics用のスクリプトが埋め込まれているであろうから、Google Analyticsの真下にペーストすればよいだろう。

(6)販売認識コードの作成&&埋込み


・Tools - Integration - Sales/Leads Tracking

いよいよシッピングカートに埋め込むスクリプトの準備である。カートによっては動作しないところもあるだろうから、これが一番の難関かもしれない。しかし、販売を管理するにはこれを乗り越えないと今までの努力が報われない。

Quality Unit社もこのへんに気を遣っているのか、世界中のショッピングカートベンダーの仕様を調べ、ショッピングカートごとの個別にサンプルコードを提供している。

しかし、日本のショッピングカートは対象外だ。コード提供カートリストを上から見ていくと、日本で知られているカートは一番最後のZen Cartくらいか。Google CheckoutやYahoo Storesならなじみの名前ながら日本では使われていないのではなかろうか。

そんなマイナーカートの利用社のためには「General solution」(一般的なカート用)が準備されている。通常どんなショッピングカートも買い物が確定した瞬間「ご注文ありがとうございます。」というメッセージが吐き出される。

これは顧客にご注文手続きが完了したことをお知らせすると同時に、マーチャントにとってはご注文が確定・計上されたことを示す。

この「Thank youページ」(「注文確定画面」)にアフィリエイトの販売も同時に確定するようスクリプトを仕込む。

Quality Unit社によれば、だいたいどんなベンダーのカートも「General solution」でスパッと動くそうだ。その実は不明だが、少なくとも「まめまめ」はスパッと動いた。

それが下記のコード(General solution):

<script type="text/javascript">
document.write(unescape("%3Cscript id=%27pap_x2s6df8d%27 src=%27" + (("https:" == document.location.protocol) ? "https://" : "http://") + "www.○○.jp/pap/scripts/trackjs.js%27 type=%27text/javascript%27%3E%3C/script%3E"));
</script> <script type="text/javascript">
PostAffTracker.setAccountId('default1');
var sale = PostAffTracker.createSale();
sale.setTotalCost('★');
sale.setOrderID('★');
sale.setProductID('★');
PostAffTracker.register();
</script>

設定項目は「★」の部分だけである。しかも最低限の必須項目はわずかTotalCostのみ。

利用しているショッピングカートごとにパラメータの形式が違うので、カートベンダーにパラメータを問い合わせておく。

「まめまめネット」なら商品合計は「{ITEMTOTALPRICE}」。オーダーIDは「{ORDERNUMBER}」。

TotalCost(必須) - 商品合計のパラメータ
OrderID(オプション) - 注文番号のパラメータ
ProductID(オプション) - 商品番号のパラメータ(当社では未使用)

本テストでの実際のコード。「まめまめネット」なら「注文完了後メッセージ設定」の中に下記スクリプトを追加する。

<script type="text/javascript">
document.write(unescape("%3Cscript id=%27pap_x2s6df8d%27 src=%27" + (("https:" == document.location.protocol) ? "https://" : "http://") + "www.○○.jp/pap/scripts/trackjs.js%27 type=%27text/javascript%27%3E%3C/script%3E"));
</script> <script type="text/javascript">
PostAffTracker.setAccountId('default1');
var sale = PostAffTracker.createSale();
sale.setTotalCost('{ITEMTOTALPRICE}');
sale.setOrderID('{ORDERNUMBER}');
sale.setProductID('');
PostAffTracker.register();
</script>

なお、スクリプトが長くて嫌いな方は下記の画像表示方式がよいかもしれない。小さくて見えない架空の画像を表示することでスクリプトを呼び出す方式。

<img src="http://www.○○.jp/pap/scripts/sale.php?AccountId=default1&TotalCost={ITEMTOTALPRICE}&OrderID={ORDERNUMBER}&ProductID=" width="1" height="1" >

アフィリエイトシステムの運用者(マーチャント)側の準備はすべて整った。とにかく長かったので息も絶え絶えだ。あとはアフィリエイターの準備であるが、Direct Link方式の場合、実質なにもない。

(続く・・・)

この記事は#7
アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#8
アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#7
アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#6
アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#5
アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#4
アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#3
アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#2
アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#1






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アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#6
  • (2011-07-05 06:27:17)

初期設定(2) メインパネルの「Configuration」での設定項目(続き)


まだ先は長いというのに、Direct Linkではまってしまった。気を取り直して残りをさらりと進めたい。

下記は今回のテストのために設定した内容。アフィリエイトシステムの運用者(マーチャント)によって違う。

・Configuration - Cookies - Cookies privacy policy
クッキーがブロックされた場合のためにCompact P3P policyを設置しようと書かれている。しかし、詳細はHelpにもなくデフォルトにして手を付けなかった。

・Configuration - Cookies - Overwrite cookie
クッキーのオーバーライト設定:チェックを入れる。

・Configuration - Cookies - Delete cookie after lead / sale
クッキーの削除設定:チェックを外す。Leadは会員申し込みやアンケートの返答などのアクション系、Saleは販売を意味する。一回きりの販売や勧誘だけでクッキーを削除するかどうかの設定。

・Configuration - Fraud Protection
不正行為防止:短時間に同じIPからのクリックなどを規制する。人手やプログラムによる意図的過剰クリック防止に。近年、「クッキースタッフィング(cookie stuffing)」という不正行為がアフィリエイトプログラムでは問題になっている。ちょっとた対策も施されている(Do not track clicks when landing page is in iframe)。仕組みはよくわからない。

・Configuration - Payouts Balance
最低振り込み額や振り込み開始額の設定。

・Configuration - Payout Options
アフィリエイターへの支払い方法:海外だとPayPalがナンバー1だろうが、日本だと銀行振り込みか。

以上で主な設定は終了。次はショッピングカートに仕掛けるスクリプトなど、マーチャントとアフィリエイターの関係を統合する設定する。複雑に見えるが、設定は適当にしておき、テスト運用をしながら調整したほうがよいだろう。

(続く・・・)

この記事は#6
アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#8
アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#7(統合作業)
アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#6(設定)
アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#5
アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#4
アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#3
アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#2
アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#1





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アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#5
  • (2011-07-05 06:03:06)

リンク方式の補足



・Standard links (Redirect)

(リンク例)www.yoursite.com/pap/click.php?a_aid=refid&a_bid=73d672s1

「ターゲットURL+スクリプト+パラメーター型」。

昔のスタイルらしい。aidやbidはアフィリエイターやバナーIDを指す。○○.phpは何かのプログラムであることがわかる。このスタイルはクリックした際にidをパラメーターとして何らかのプログラムを起動するスタイル。

・New style links

(リンク例)www.yoursite.com/shop/?a_aid=refid&a_bid=73d672s1

「ターゲットURL+パラメーター型」。

現在もっとも普及していると思われるスタイル。プログラムが指定されていないが、ターゲットURLにスクリプトが仕込まれていると推測される。

・Direct Link Tracking

(リンク例)www.yoursite.com/shop/

「ターゲットURLのみ」。

動作原理はブラウザから生成される「HTTP_REFERER」を取り込んでどのアフィリエイターのどのバナーをクリックしてやってきたか特定するというもの。アフィリエイターのURLを事前登録し HTTP_REFERER情報でMySQLを検索することでアフィリエイターの特定が可能となる。

Direct Linkのメリットについて考える



Direct Linkのメリットという解説は非常におもしろかった。

DirectLink tracking

・メリット(1):訪問者はアフィリエイトリンクであることを察知できない。

アフィリエイトであることが明白な場合、記事の信頼性を疑い、どうせよいことしか書かれていないと感じ訪問者はクリックしたがらない。

・メリット(2):訪問者はアフィリエイトリンクの操作ができない(アフィリエイトリンクにダメージを与えない)

アフィリエイトリンクからパラメーターなど取り除いて直接ターゲットURLを打ち込むなどの行為を指す。訪問者の利益には無関係ながら、訪問者はアフィリエイターに利益を与えるクリックをしたがらない。そのため、URLをコピーして、パラメーターを取り除いてブラウザに打ち込む人は少なくない。

この「アフィリエイトリンクからパラメーターを取り除いたURLを打ち込み直す」という話は欧米の人々のインターネット文化に少し触れる思いだ。あまり話題にはならないが日本でもやっている人はいるだろう。

一般に欧米でも日本でもアフィリエイトリンクを踏みたがらない層がそれなりの確率で存在することがDirect Linkの説明で読み取れる。アフィリエイトとは本当にすべての人にハッピーなシステムだろうか?と哲学的なテーマに分け入ると何も進まなくなるのでこれくらいにしておこう。

・メリット(3):SEO対策。

最も優れた検索エンジンフレンドリーなリンクであることは言うまでもない、と説明されている。Googleのランクアルゴリズムは常時変化しており、本当にベストかどうかわらないと思うものの上記リンク方式よりは間違いなく「フレンドリー」だろう。

下記の文章の中の「Backlinks」という音が実にクールな響きだったので、引用させてもらう。

To reach high position on Google, you (as a merchant) need as many backlinks pointing to your website as possible.If your affiliates use DirectLinks, they link to your website without any additional parameters, it is the best SEO method.

(続く・・・)

この記事は#5

アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#8

アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#7

アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#6

アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#5

アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#4

アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#3

アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#2

アフィリエイトシステム構築用ソフト、Post Affiliate Proを試す#1






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