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ownCloud で自前のストレージサーバ
  • (2021-02-25 18:09:39)

お世話になったストレージ・サービス


昔は「ファイル転送サービス」とか呼んでいたが、今は「オンラインストレージ」「クラウドストレージ」が一般的な呼び方か。

「ファイルホスティング」とも呼ばれているとか、wikiに書いてあった。

いろいろなサービス会社があり、お世話になってきた。

この辺は古いがファイル転送サービス、私のイチオシ BitSendで書いた。


BitSend


私のお気に入りは「BitSend」さんだったが、あまりにもユーザーファーストなサービスで、運営が立ちゆかなかったのか、ある日、なくなっていた。


firestorage


その後は「firestorage」さんを利用してきた。


MEGA


数年前からは「mega.nz」(オンラインストレージMEGA)さんも利用させてもらっている。


ownCloud


上記サービスはすべて無料であり、感謝こそすれ、不満はなかったが、セキュリティ的に、やはり心配だった。

ファイルはきちんと削除してくれているのかとか、転用されていないかとか。

その心配はDorpBox に対しても抱いているので、こちらも最近は使用しなくなった。

そんなわけで、自前でオンラインストレージを持ちたいと思っていたら、「ownCloud」をロリポップがサービスしてくれていた。


ownCloudインストール方法


ロリポップ管理画面 → サイト作成ツール → ownCloud簡単インストール

ボタンを押すだけである。

2分で完了・・え?これだけ、と驚くほど簡単だった。

ownCloudは MySQL を使用する (何に使うのかな? ユーザ管理やリンク管理かな、作成しては廃棄するを繰り返す情報の扱いはデータベースが便利である)。

このデータベース設置もインストールボタンに含まれていた。

ありがたいインストールサービスだった。

(考えなくていいのは快適だが、こう簡単だと記憶にも残らず、いいことばかりでもない)


クライアントソフトのインストール


ロリポップのownCloudはサーバ側サービスのインストールであり、ユーザーPCと同期してくれるクライアントソフトも ownCloud提供されている。

クライアントソフトはロリポップでなく、ownCloudサイトからダウンロードできる。

Download
Desktop App

今時のソフトは「ソフト」と呼ばない。

「アプリ (App)」という呼び名が一般的なようだ。

こういうたぐいのソフトは昔は「クライアントソフト」だったが、今は「デスクトップアプリ」の呼び名に変わった。

これもスマホ時代のトレンドか。


MEGAの「MEGAsync」のフォルダーを転用


MEGAはWebベースのサービスだが、デスクトップアプリとして「MEGAsync」も提供されている。

こちらで作成されたフォルダーをそのまま ownCloud デスクトップアプリのフォルダーに指定すると、移行も非常に簡単であった。


ownCloud 注意点


ownCloudへのアクセス方法は:

(1) デスクトップアプリ
(2) ブラウザ
(3) ftp

このうち ftp でファイル名の変更や削除を行うと、他のアクセスとの整合性が壊れるようだ。

また、ファイル名に使えないモノがあるかもしれない。たとえば、括弧「()」はもしかしたら、おかしくなるかもしれない。


感謝


以上、もろもろ、いろいろな企業様の秀逸なサービスとアプリに感謝の言葉しかない。

感謝して使用させてもらう。


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ロリポップ:sshを使ってみた
  • (2021-02-22 16:30:19)

sshでロリポップにログイン


スタンダードからハイスピードプランへ変更した。

おおむね、問題なく移行できたが、Perlのプログラムが一部動作しなくなった。

それで、Perlの正確なバージョンを知りたくなって、sshを試してみた。

telnetは経験があるが、sshははじめての経験。

暗号鍵の設定とか、難しいそうな話なので、ロリポップの説明のまま「tera term」をダウンロードして、言われるままに設定しアクセスした。


sshでログインする方法


・ロリポップ管理画面でsshを有効化する
・「ID・パスワード・接続ポート」を発行してもらえる
・それをteara termにセットして接続する。
Tera Term → https://lolipop.jp/manual/user/ssh-w-teraterm/

sshで、自分のサーバにログインして、Perlのバージョンを調べる:

$ /usr/bin/perl -v
This is perl 5, version 16, subversion 3 (v5.16.3)

$ /usr/local/bin/perl -v
This is perl 5, version 30, subversion 3 (v5.30.3)


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ロリポップ:ハイスピードへ移行実施
  • (2021-02-22 07:01:32)

移行時の問題点


一週間くらい前に移行するかを検討した結果、当社の場合、特殊なDNS設定を行っているので、それが問題かなと判断した。

ところが、調べているうちに、ロリポップさんはいつの間にかSPF設定をしてくれていたことを発見した。

nslookup
set type=txt
ドメイン名
v=spf1 include:_spf.lolipop.jp ~all

それならば、SPF設定部分に関してはハイスピード移行で逆にロリポップのオリジナルDNSに戻せると思った。

ということで移行してみた。


準備:ネームサーバー設定を戻す


当社の場合、お名前.comのネームサーバーを使っていたので、これをロリポップに戻す。

ロリポップ ネームサーバー設定
uns01.lolipop.jp
uns02.lolipop.jp

お名前.com ネームサーバー設定
01.dnsv.jp
02.dnsv.jp
03.dnsv.jp
04.dnsv.jp


プラン変更の操作


スタンダードプランからハイスピードプランへの「プラン変更」は簡単だった。

管理画面で、プラン変更のボタンを押すだけでよい。


移行時の最終警告


プラン変更のボタンを押すと、最終確認のためのアラートがポップアップされる。

下記はアラートの要約で「 → 」の部分が当社の場合:

・PHP7.3および7.4のみ利用できる → OK

・共有SSLのアドレスは利用できなくなり、ロリポップ!ドメインがSSL化される → 共有SSLは使用していないので、OK

・独自ドメインの「http://独自ドメイン/」「http://www.独自ドメイン/」は同一ページになる → wwwのあるなしで、phpバージョンを変えたり、違うコンテンツにすることができたが今後不可、了解

・脆弱性対策(WAF)について、WAFは利用可だが、「検知・防御ログの確認」 と「.htaccess」での個別アクセス許可設定はできない → .htaccessによる個別アクセスはやっているかもしれないが、とりあえず無視

・Perlのバージョンが5.10から5.30へ変更。また「/usr/bin/perl」のパスが利用できなくなる → Perlで書いたCGIがある、まあ、しかし、Perlのバージョン間互換性の高さを考えれば心配いらないだろうと楽観

・Rubyのバージョンが2.6へ変わります。Ruby1.9および2.0は利用できなくなる → OK

・Pythonのバージョンが3.7へ変わります。Python2.7および3.4は利用できなくなる → OK


ボタンを押すと、すぐに管理画面の表示が少し変わる。

デザインと表示項目もちょっと違って見えた。

わずか4分で移行は終了した。

問題なく動作しているように見えた。


nslookupで確認


nslookupで、自分のドメインを打ち込むと、IPアドレスが表示されるが、確かに変化している。

nslookupコマンドの返答NSサーバは4分で移行していたが、ネット内の他のNSサーバでも全て変化しているわけでなかろうから、ネット全体に変化が行き渡るにはやはり、一日くらいかかるのだろう。

しかし、目先の移行はわずか4分で完了した。

案ずるより産むが易し、である。


サーバー番号が変更されない


若干戸惑ったことは管理画面に表示されている「サーバー番号」(おそらくWebサーバー)は変更されていなかったこと。

「usersxxx」のような表示から「spdxxx」のような感じの表示に変更されるはずだが・・

これはどういうことかと悩んでいたが、こちらは2時間程度でいつの間にか変更されていた。


メールサーバも変化した


あと管理画面から「メールサーバー番号」がしばらく消えたままになっていたが、翌日見るとこちらも表示されるようになっていたが、番号が変化していた。

もとよりWebサーバだけが変化すると予想していたので、これは予想外だった。

技術的な理由と言うより、運用上の理由だろう。

サーバー番号変更による影響は感じられない。


落とし穴:Perlではまる


予想外にはまったものがPerlのCGI。

当社ではPerlのフォームメールを一部使用している。

もう20年も前のプログラムだと思う。

Perlはバージョンが変わっても互換性がよく保たれているので、いままで手をかけることなく、動き続けてくれている。

ロリポップの移行情報ではPerlは5.10から5.30へバージョンアップするとか書いてあったが、問題なかろうと心配していなかった。

ところが、これではまった。

(1) Perlのパス「/usr/bin/perl」が使えなくなるということだったが、移行後も使えるではないか!・・気持ちが「使えない」という前提だったので「なぜ使えるのか?」と悩んだ。たんに使える状態をロリポップは残していると思われる。

(2) 「/usr/bin/perl」は使えないとし「/usr/local/bin/perl」を使うようアナウンスされているため、パスを変更したユーザーの中には使えなくなった人がいると思うわれるが、私もその一人

(3) パスを「/usr/bin/perl」に戻せば使えるはずだが、この状況が理解できなくて、いろいろはまった


「jcode.plを呼び出せません」


トラブルの現象は「jcode.plを呼び出せません」とか「502 Bad Gateway」とか言われる。

「jcode.plを呼び出せません」というエラーメッセージはうちのPerlプログラムの中に書かれているエラーで、「jcode.pl」が、Perl5.3に対応していないようだ。

解決策を求めて、サルのように検索した・・同じようにプラン変更でハングっている人々(Moval Typeユーザーさんたち)がいて、解決方法が書かれていた。

jcode.pl の682行目辺りのコードを次のように修正する(definedをトル)

684行目から「 defined」をトル
(修正前) &init_z2h_euc unless defined %z2h_euc;
(修正後) &init_z2h_euc unless %z2h_euc;

693行目から「 defined」をトル
(修正前) &init_z2h_sjis unless defined %z2h_sjis;
(修正後) &init_z2h_sjis unless %z2h_sjis;

このわずか2行の修正で動くではないか!ハッピーだった。


実際のPerlのバージョンは?


ロリポップで稼働しているPerlの実際のバージョンを知りたくて、sshで、自分のサーバにログインして調べてみた。

$ /usr/bin/perl -v
This is perl 5, version 16, subversion 3 (v5.16.3)

$ /usr/local/bin/perl -v
This is perl 5, version 30, subversion 3 (v5.30.3)

つまり、Perlプログラムの最初のパス指定で、
・「/usr/bin/perl」とすれば、Perl5.16が使えて、
・「/usr/local/bin/perl」とすれば、Perl5.30が使えるという理解でいいのか?

バージョンの調べ方はこのコマンドでよいのか自信がないが、Perl5.16が生きていると判断してよさそうと感じている。


中途半端なアナウンス


ロリポップさんは「Perl5.1は使えなくなる」と宣言しながら、使えるよう、こっそり残しているのはどうかと思う。

プラン変更で、CGIが使えなくなるユーザーの救済措置だろうということは見当が付く。

しかし、これは問題の先送りであり、逆に将来により大きなリスクを作ることになる。

プラン変更はユーザーもある程度覚悟してのぞむわけで、構成変更のよい機会だと思う。

下手な救済措置は長い目で見ればユーザーのためにならない気もする。

しかし、プラン変更でCGIが使えなくなり、パニくったユーザーが「元のプランに戻して欲しい」とか「何とかしてくれ」と泣きついてくる事例も起こりうるだろう。

そういう人々への対応よりも、こっそり救済措置を残しておいた方が楽だと判断したのかもしれない。

私だったら、両方のバージョンが使えることをアナウンスし、判断と対応はユーザーに任せるのがよいと思う。


jacode.plでuft-8が使えるようになった


jcode.plの修正で、いちおう動作するようになったが、「jacode.pl」も試してみた。

jacode.plはjcode.plの後継ライブラリの一つとかで、内容はよくわかないが、交換してみよ、とアドバイスするサイトもあったので、やってみた。

こちらも動作する、しかも、uft-8をサポートしなかったjcode.plに対して、サポートするとか。

今まで、PerlのフォームメールCGIを使うとき、htmlページも「Shift_JIS」にしていたが、今後は「uft-8」で統一できることが嬉しい。


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ロリポップ:ハイスピードへ移行検討
  • (2021-02-10 10:26:57)

ハイスピード・プラントとは?


Apacheの代わりに「LiteSpeed」が使用されている。

表示速度が速くなるそうだ。

月額のコストはやや高くなるが、長期契約でスタンダードと同じ程度らしい。


なぜ、ハイスピード?


現在、スタンダードプランに加入しているが、現在のスピードに不満はない。

うちはWordPressのようなアクセスのたびに、ダイナミックに表示内容を計算するCMSはあまり使わないからだと思う。

しかし、ハイスピードプランでは「ownCloud」が使える、これはいいい。

現状、大きなファイルの受け渡しの場合、「Firestorage」のような外部サービスを利用しているが、リスクが高いし、長期間保管できない点が不便。

Firestorage の長期間保管に関しては有料会員になればよいが、年数回程度の利用では管理コストの方が高くつく。


移行のための条件やハードル


スタンダードからハイスピードへの移行で、条件や変更になるものは?


ロリポップの説明を要約すると、こんな感じ:

━━━━━━━━━━━━━
下位プランへ戻せない
━━━━━━━━━━━━━
とはいって、新規に下位プランに加入しなおせばいいのでは?


━━━━━━━━━━━━━
プラン変更に必要な時間
━━━━━━━━━━━━━
ほとんどの場合は数分~1日で完了
データ量やファイル数が非常に多い場合は数日。


━━━━━━━━━━━━━
停止するサービス
━━━━━━━━━━━━━
プラン変更処理中は以下のサービスが停止する。

・WEBサイトの表示
・FTPS/SSH/WebDAVなどの接続
・cronの実行
・アクセスログの取得
・ユーザー専用ページでの一部の操作


━━━━━━━━━━━━━
アップデートによる仕様変更
━━━━━━━━━━━━━
・サーバー番号
・FTPSサーバー
・各言語のパス
・SSHサーバー
・データベースのパスワード形式:「old_password形式」 → 「native_password形式」


・PHP7.3および7.4のみ利用できるようになり、PHP7.1は利用できなくなります。

・Perlのバージョンが5.10から5.30へ。
 また「/usr/bin/perl」のパスが利用できなくなる。

・Rubyのバージョンが2.6へ。

・Pythonのバージョンが3.7へ。

・.htaccess内のAllowやDenyといったIP制限などの構文の後ろにコメントアウトがついていると、エラーになる。


事前準備


phpは7.3に統一したい。ownCloudが現状、7.4をサポートしなため。

当社の場合、php5.6が残っているので、移行前にすべて、php7.3に変更しておく必要あり。


リスク


「サーバー番号」の変更。

これはWebサーバかな?メールサーバかな?それとも他の何かのサーバ?

普通に考えれば、現行のApacheサーバから、LiteSpeedサーバに、データをコピーするのだろうから、webサーバの番号が変化する。ということはそのIPアドレスも変化する。

ちょっと嫌な予感。

移行に必要な時間が「数分~数日」とかなり幅がある。これはデータコピーの時間ではなく、新しいIPアドレスに変化し、ネット内のDNSサーバに新アドレス(Aレコードなど)の浸透する時間なんだろと推測する。

しかし、「データ量やファイル数が非常に多い場合は数日」とも書いてあって、何の話だろう。これは説明ミスと解釈した。

うちの場合、ロリポップのDNSは使用せず、外部のレジストラでDNSの設定を行っている。

ロリポップのDNSを使用しない理由は
(1) 同じドメイン名で、独立したカートサーバをまったく別の場所に置いている
(2) SPF設定のため

なので、WebサーバのIPアドレスが変化すれば、WebサーバやMXサーバを個別に設定し直す必要がある。

これらはロリポップ非公認の設定で、どんなトラブルが発生するのか、クリアにイメージできない。メールとWebは短い時間でも止めたくないので、ここは悩みどころ。


元に戻せないので覚悟してやる


一番の心配は致命的トラブルが発生しても、「元に戻せない」点。

営業上のポリシーと思うが、なかなか心配である。

逆に自分がロリポップの立場なら、このポリシーは理解できる。

上位プランへの移行は収益的にもモチベーションはあるが、逆はない。

上下自由に動けるとしたら、その移行プログラムの開発でさえ大きな負担である。

さらに、ユーザーの中にはおもしろ半分に移行する人がいて、移行にはリスクやトラブルが伴うので、おもしろ半分の移行でサポート部隊に負荷をかけたくないという事情もあるだろう。

だから、最初から上位から下位への移行は認めないと、宣言していた方が安全だと思う。

移行する人はそれなりの覚悟を持ってやってほしいという意思表示とも思う。


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フリーソフト:CSV編集エディタ、Cassava
  • (2021-01-31 06:08:27)
「キャッサバ」って読むのかな?

csvファイルの編集はExcelでは最初の「0」がとれたり、文字コードの扱いが難しかったり、たまに不自由なとき、大変便利。感謝して使わせてもらった。

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