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CTIソフト:FullFree
  • (2023-07-23 06:19:23)

背景


現在「発信写録」というソフトを利用しているが、これがハングアップするようになった。

起動後、1回目の着信では顧客情報をポップアップするが、2回目の着信から何もでなくなる。ソフトを終了し再起動するとまた1回目だけは正しく動作する。

以前は問題なかったので新規に入れた何かのソフトとぶつかっているのかもしれない。設定などをいろいろいじったがダメであきらめた。

もともと発信写録は複数台のPCで運用するとポップアップしないPCがでたりと動作が不安定だったこともありFullFreeへの移行を検討中。


CTIソフト「FullFree」


この数日「FullFree」を試している。

FullFreeは発信写録と同じCTIソフト、無料であるが制限があり本格的に使うには有料版が必要なユーザーが多くなるだろう。

有料といっても8千円で安価である。買い取りだから一度販売したらその後利益を生まない・・この会社さんはよくやれていると関心する。


FullFreeのメリット


FullFreeはCTIソフトだが、特徴は独自データベース。発信写録が固定化されたデータベースに対してFullFreeは自分でデータベースをある程度作り込める。

たとえば、着信があれば電話番号で検索して顧客名をポップアップすることはCTIソフトの基本。

それは当然どちらもできるが、FullFreeなら今まで購入した商品のリストやその合計などの計算も表示できるし、問い合わせや受注管理などもでき、それらの画面から請求書の発行もできる。

データベースを作り込める点とネットワーク上でデータベースを共有できる点で小規模コールセンターなどには需要がありそうな気がする。


FullFreeの構造


FullFreeの構造は下記の3パートで構成されている:

(1) FullFree基盤部分
(2) データベース
(3) CTI

CTIはデータベースに付随して起動するアプリに位置づけに見える。FullFreeを起動すると、FullFree基盤部分が立ち上がりデータベースを起動させる。

データベースが起動すると付随するCTIアプリも起動する。データベースは複数種類作成可能で、それぞれ自動起動するかどうかはデータベースの「常駐」という設定で選択できる。


データベースの特徴


ACCESSのようなリレーショナル型。ACCESSを使ってくれると汎用性という点で有利なようにも感じるが、電話受注などの業務に特化するなら独自のコンパクトなデータベースの方が使いやすいかもしれない。

データベースはExcelやcsvファイルから生成可能で簡単に作成できると書かれているが、Excelやcsvファイルから生成されるものはデータベースでなく「テーブル」である。複数のテーブルをリレーションすることでデータベースになる。

ACCESSとの対比で見れば、FullFree画面に出てくる各画面はクエリーのダイナセットやあからじめ作り込まれたフォーマットである。このへんは作り込めない。

「着信履歴」(日時、電話番号)テーブルはデータベースを新規作成するごとにデフォルトで準備されるので自分で作成する必要はない。私のように発信写録からの移行だと「顧客」テーブルを作成するだけである。

「顧客」テーブルを作成しその「顧客」テーブルと「着信履歴」テーブルを電話番号でリレーション(FullFreeでは「キーリンク」)するだけで発信写録と同等機能ができあがる。

しかしリレーションが中途半端で「着信履歴」画面に「顧客」テーブルの顧客名や住所などを表示させようとしても表示可能フィールドは「代表フィールド」の1フィールドのみ。素朴になんで?と思う。


ハードルが高い


一般ユーザーが自分でデータベースを組み上げるという作業は大きなハードルである。作り込みたいものがあまりないなら、逆に自由度がない発信写録の方が圧倒的に楽である。

FullFreeを使うならサンプルデータベースを参考に変更することからはじめたい。


CTI設定:ひかりルータ+FullFreeの設定


CTIの設定もハードルである。

(1) ひかりルータの設定
(2) FullFreeの設定

私はNTTひかり回線とNTTから提供されたルータを使っている。ここにログインして仮想IPポートを設定する必要がある。

FullFreeには「自動検出」というボタンがありルータの設定など知らなくても自動で接続できそうな気配だが、少なくとも自分の環境ではできなかった。

それでFullFree側でマニュアル接続を行うことになるが、IPアドレスや内線番号など入力する作業は一般ユーザにはハードルに思える。

このへんのCTI設定は発信写録でも同じ内容の作業が求められるので、どちらも一般ユーザには最初のハードルになるだろう。


無料版の限界


無料版はテーブルのレコード件数が「3,000件」までとなっている。

今からCTIをはじめる人にとっては3,000件はまだずいぶん余裕があるが、私の場合、すでに顧客データが1万件以上あるので、いきなり無料版の制限にかかる。


発信写録からの移行方法


発信写録のデータには下記2種類がある:

(1) 着信履歴 → 日時、電話番号
(2) 名簿 → 顧客氏名、住所、メモなど

この2種類のデータは「テキストファイル出力」でエクスポート可能である。

私の場合「着信履歴」は不要で移行しないが、「名簿」は顧客データとして移行したい。

エクスポートデータをFullFree用に整形して顧客テーブルとしてインポートした。



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フリーソフト:Everything、検索データ再構築
  • (2023-07-06 10:25:23)
以前からお世話になっているが壊れたので記録。

フリーソフト:検索Everything、日付による検索

C:ドライブは検索できるが、いつの日からか、D:ドライブを検索できなくなっていた。

やったこと:

「ツール」 → 「オプション」 → 「検索データ」 → 「今すぐ再構築する」

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携帯メール、PC取込みで文字化け(vmg-eml)
  • (2023-06-04 06:07:36)

フリーソフト「VMGtoEML2」


ガラケーメールをPCメールに取り込む作業をやった。

vectorで公開されているフリーソフト「VMGtoEML2」で楽勝と思っていたが、なんとすごい文字化け。

1年前に他人のガラケーメールをVMGtoEML2でemlに変換しメールソフトにインポートしても大丈夫だったが、今回は文字化けではまっている。


作業課程


(1) ユーティリティ「携快電話ZERO」からエクスポート(vmg形式のUTF-8テキストファイル)

(2) VMGtoEML2でeml形式に変換 → emlファイルの中身は文字化け
VMGtoEML2による文字化けを検索すると EmlExtractionListener.java を試せとあった。このプログラムの配布元は「VMGファイルからEMLファイルを抽出する」ページにある。

(3) EmlExtractionListener.javaでeml形式に変換 → 文字化けせず

(4) EmlExtraction生成のemlをメールソフトにインポートで文字化け


「EmlExtractionListener.java」の起動方法


(1) Javeのインストール
(2) DOS窓から「java -jar extractEML.jar」

Javaをインストールし、「EmlExtractionListener.java」を起動し「vmg形式からeml形式」に変換すると文字化けは起こさなかった。

しかし、メールソフト(Becky!)にインポートしたら文字化けとなる。


メールソフトでの変換


メールソフトにインポート後、メールソフトで明示的に「UTF-8」にすると本文の文字化けは解消するが(ただし、なんかの弾みで文字化けにもどることあり)、メールのタイトル部分は文字化けのまま。


ケータイメールの中身


一筋縄でいかないので携帯電話からエクスポートされたメール(vmg)、及びemlの中身を見てみた。


vmgファイルの一例


---------------
BEGIN:VMSG
VERSION:1.1
X-IRMC-TYPE:INET
X-IRMC-BOX:INBOX
X-IRMC-STATUS:READ
BEGIN:VCARD
VERSION:2.1
N:
TEL:
END:VCARD
BEGIN:VENV
BEGIN:VCARD
VERSION:2.1
N:
TEL:
END:VCARD
BEGIN:VENV
BEGIN:VBODY
To: ○○@○.jp
Subject: =?SHIFT_JIS?B?Mi8xNCAgjG+Nz4nbgUCQ7I3o?=
Date: Tue, 14 Feb 2023 09:46:24 +0900
MIME-Version: 1.0
Content-Type: multipart/mixed; boundary="KeIkAi_36A04D7C-D6B4-xxxx"

--KeIkAi_36A04D7C-D6B4-xxxx
Content-Type: text/plain; charset=Shift_JIS
Content-Transfer-Encoding: 8bit

経済課 川崎さん

よろしくお伝えください
--KeIkAi_36A04D7C-D6B4-xxxx--

END:VBODY
END:VENV
END:VENV
END:VMSG
---------------

こうやって中身を見るとvmg形式って「BEGIN」とか「END」などのタグがいっぱいついている。意味はよくわからないが、構造自体はシンプルな書式に見えるので変換もそう複雑でないかも。


eml形式に変換したファイルの一例


---------------
To: ○○@○.jp
Subject: =?SHIFT_JIS?B?Mi8xNCAgjG+Nz4nbgUCQ7I3o?=
Date: Tue, 14 Feb 2023 09:46:24 +0900
MIME-Version: 1.0
Content-Type: multipart/mixed; boundary="KeIkAi_36A04D7C-D6B4-xxxx"

--KeIkAi_36A04D7C-D6B4-xxxx
Content-Type: text/plain; charset=Shift_JIS
Content-Transfer-Encoding: 8bit

経済課 川崎さん

よろしくお伝えください
--KeIkAi_36A04D7C-D6B4-xxxx--
---------------


emlファイルの「charset=Shift_JIS」がおかしい?


このemlファイルをながめて「Shift_JIS」という部分が気になった。

生成されたファイル自体は「UTF-8」なのになぜ「Shift_JIS」?・・「携快電話ZERO」のエクスポート仕様がそうなっているのか?

とりあえず「Shift_JIS」を「UTF-8」にて全置換してメールソフトにインポートすると本文の文字化けは解消するが、こんどは題名(Subject:)の部分が文字化けとなる。

う~ん、よくわからないが、ならば「Subject: =?SHIFT_JIS?B?」は変更せず、本文の「charset=Shift_JIS」を「charset=「UTF-8」にすると全部うまくいった。

事情がよくわからないが、結果オーライで本日の作業は終了。


最初から最後までShift_JISなら問題ない?


文字コードのことはよくわからないが、今回の問題はこうだと思う。

携快電話ZEROからエクスポートしたvmgファイルの文字コードはUTF-8になっている。

本来ケータイメールはShift_JISだったし、vmgファイル内にも明示的にcharset=Shift_JISと記載されているが、それをUTF-8に変換するからおかしくなるのでは?

VMGtoEML2もShift_JISを前提にしているのではないか?

今回の問題は

(1) 携快電話ZEROからエクスポートされた全ファイルをいったんShift_JIS変換し、
(2) VMGtoEML2にかけ、
(3) メールソフトにインポートする

そうすれば、もしかしたらすんなりいったかもしれない、もうやる気はないが。


・・いや~日本語の文字コードのぐちゃぐちゃは社会全体のムダで国内的な経済ロスになっている。単一コードに統一して欲しい・・とはいえすでに生み出されたデータ資産の巨大さを考えるとデッドロックか・・


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詐欺メール「誰かがあなたのAmazonアカウントで・・」
  • (2023-05-29 14:16:02)
「誰かがあなたのAmazonアカウントで購入しようとしている」詐欺メールが来た。

一瞬判断が揺らいだので記録。


第三者の氏名・住所が具体的である点がミソ


「横浜市○○」という実存の住所の人が実存人物かもしれない氏名で「37,000円」で何かを購入したというもの。

このメールのミソは人名と住所が完全に具体的であること。

Google Mapで検索するとこの住所にはある施設の建物があった。

この氏名や住所の方には迷惑な話である。

この知らない人が私のアカウントで37,000円の買い物をしたという内容。

一瞬「何の話だ?」と戸惑った。

第三者の人名と住所が使われる詐欺メールははじめてのパターンだった。


メールのhtmlソース


htmlのソースを見るとこんな感じ:


<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.0 Transitional//EN">
<HTML><HEAD>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=utf-8">
<BODY>
<H3 style="COLOR: black">
誰かがあなたのAmazonアカウントを使用して別のモバイルデバイスからこの注文を購入しようとしました。

Amazonのアカウントセキュリティポリシーに従い、Amazonアカウントを凍結しました。

<FONT style="BACKGROUND-COLOR: white" color=red>
◆アカウントが盗まれる危険性があります。
この注文を一度も購入したことがない場合は24時間以内に以下のリンクをクリックして、
この注文をキャンセルし、Amazonアカウントを復元してください。
<A href="https://audsefwm1.cyou/partb1.php">この注文をキャンセルする</A>


この「audsefwm1.cyou/partb1.php」プログラムをクリックさせることが詐欺メールの目標。

これをクリックするとAmazonとはまったく無関係なサイトに連れ去られる。

後日来た似た詐欺メールの詐欺URLはこのほか下記などもあった:

rtrerna9.cyou/fredi9.php
audsascmw1.cyou/partr1.php
kennyeaa12.cyou/aera12.php
madgewqa13.cyou/goss13.php

おそらく半日程度で "詐欺サイト認定" を受けブラウザがブロックするようになるだろうから、毎日新しいドメインを取得しては廃棄しているのではないか。


詐欺先のドメイン audsefwm1.cyouの調査


ドメイン「audsefwm1.cyou」に置かれているプログラム(partb1.php)を起動するようになっている。

ところで、gTLDの「.cyou」ってなんだ?ふつう「.com」「.net」などは一般的だが、見たことがないと思った。

検索すると「.cyouは2020年に誕生した『See You』を表すgTLD」。

( なんてどうでもいいgTLD、くだらんgTLDを量産している近年のICANNは迷走気味に見えてしまう。しかも「See You」を「cyou」と表記するとは若者コトバに迎合しすぎでは? )

「audsefwm1.cyou」を検索すると、本日取得されたドメイン名だとわかる。

詐欺のためだけに取得して数日利用して破棄するタイプのドメインか?

シンガポール(?)のGname.com Pte. Ltd.社で取得されているが、この詐欺サーバの所在地自体は不明。

取得者はニューヨークの企業とあるが不明。


audsefwm1.cyou
Create: 2023-05-22
Expiry: 2024-05-22
Update: 2023-05-22
Age: 0Year0Month
AgeDay: 0Day

Registry Domain ID: D369379338-CNIC
Registrar WHOIS Server: whois.gname.com
Registrar URL: https://www.gname.com/
Registrar:
Registrar IANA ID: 1923
Domain Status: serverTransferProhibited https://icann.org/epp#serverTransferProhibited
Domain Status: clientTransferProhibited https://icann.org/epp#clientTransferProhibited
Domain Status: addPeriod https://icann.org/epp#addPeriod
Registrant Organization:
Registrant State/Province: New York
Registrant Country: US



メールヘッダー


メールがどこから送信されたかヘッダーを見ると、

(1) 「from fqpla (unknown [112.51.62.131])」から送信され、
(2) 「from amazon.co.jp (unknown [91.149.240.151]」を経由して
(3) (ここには書いていないが)日本国内のSMTPサーバに入ってきている


Received: from amazon.co.jp (unknown [91.149.240.151])
by ... (Postfix)
with ESMTP for ...;
Received: from fqpla (unknown [112.51.62.131])
by amazon.co.jp (Postfix)
with ESMTPA id 86303xxxxx for ...;
Message-ID: <...>


(1)~(2) のIPアドレスを調べると下記の情報がでてきた。


「from fqpla (unknown [112.51.62.131])」を調べると・・



netnum: 112.0.0.0 - 112.63.255.255
netname: CMNET
descr: China Mobile Communications Corporation
descr: Mobile Communications Network Operator in China
descr: Internet Service Provider in China
country: CN   → (中国)
org: ORG-CMCC1-AP
admin-c: ct74-AP
tech-c: HL1318-AP
abuse-c: AC1895-AP
status: ALLOCATED PORTABLE
remarks: service provider


このメールの送信元は中国のチャイナモバイルの中のサーバ。
チャイナモバイルのレンタルサーバではないだろうか?


「amazon.co.jp (unknown [91.149.240.151])」を調べると・・



inetnum: 91.149.240.0 - 91.149.240.255
org: ORG-BGI3-RIPE
netname: BG-NETWORK
descr: BG-NETWORK
country: NL   → (オランダ)

organisation: ORG-BGI3-RIPE
org-name: Baxet Group Inc.
country: US   → (アメリカ合衆国)
org-type: OTHER
geoloc: 39.7456 75.5482
language: EN
address: 2093 PHILADELPHIA PIKE, 6009
address: Claymont, DE 19703-2424
address: US
phone: +1 (917) 938-7088
abuse-c: BGI13-RIPE
mnt-ref: MARTON-MNT
mnt-ref: voldeta-mnt


経由地はオランダのどこかのサーバー。「amazon」と書かれているが偽装だろう。


結論


このメールは中国から送信され、米国「Baxet Group Inc.」社からオランダ経由で地球一周して日本に来たようだ。

Baxet Group Inc.を検索するとScamalytics社のコメントが上位に表示され、その内容はBaxet Group Inc.社は高い確率で詐欺ISPというもの。

Scamalytics社がどんな企業か聞いたことがなく信じてよいか不明だが。WIREDなどにも取り上げられていると自社アナウンスしているので本当ならある程度信じてもよいかも。


チャイナモバイルからオランダ間はVPNの可能性がある。

中国からVPNでオランダ経由で日本へと送信されてきたようだ。

VPNを利用する意味は不明だが、空想するなら中国当局は人民のメール内容をチェックしていると思われるので、中国国内での詐欺行為発覚を逃れるためではなかろうか?

中国発信の詐欺メールは今まで中国本土から直接送られてきていたが、今後はVPN経由も多くなる予感。

日本のみなさま、ダマされてクレジットカード番号などを詐欺URLなどに打ち込まないよう、くれぐれもご注意。

またAmazonさま、あなたの名前で全世界に詐欺メールがあふれています。

犯罪者が勝手にAmazonの名称を利用していることは理解しますが、あなたは世界最大最強のIT先進企業なんだから、なんとか対策してくれないんでしょうかね・・・


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ケータイショップ、詐欺行為は常態化か?
  • (2023-05-29 05:01:28)
今日はボクがケータイショップで一本取られた話

ショップへ行くことになった背景


携帯電話(ガラケー)が壊れた。

ソフトバンク3Gが終了する2024年までガラケーを使うつもりでいたが、残念だが、2023年の現時点でスマホに機種変更することにした。

SIMカードが壊れるとケータイ自体が起動しない。

ネット(ソフトバンクのサイト)で機種交換の手続きをしようとしたが、すぐにはまった。

本人確認用の認証コードがSMSで送信されたが、それを受け取るケータイが壊れている。

ケータイが壊れたからやっている作業が壊れているゆえに実行できない・・デッドロック状態に陥った。

ケータイショップに行くしかない。

(15年くらいぶりだろうか?・・)


店内アンケート


午後6時半、ショップに出向くと待っている人が3人いて対応を受けている客が3~4人。

自分の番を待っている間にアンケートを書くように求められた。

インターネット回線に関する質問もあった。


露骨な営業


アンケートの質問はすべて正直に書いたが、自分の相談がはじまったら案の定、開口一番にNTTリプレースの話からだった。

「現状で満足しているので・・」と明確に言ったらあっさりとやめてくれた。

あとスマホの付属品なども売り込まれた。すべて「不要」と明確に返答した。


勝手に端末を準備される


希望の製品名をアンケートに書いていたら、いきなりそれを持ってきてくれた。

(あとで考えてみればが、これを手にとったことが失敗の原因)

この時点ではプランや毎月の支払額を聞いた上で検討するつもりで、この日に購入するか決めてなかったのが本心。

しかし、店員は倉庫から製品を持ち出してき「よかった、この色は最後の一個です」と言った。


なぜ48ヶ月?・・そもそも問題はそこでない


店員は製品の分割払いプランをごく当たり前のごとく「48ヶ月(4年)」の前提で話が進めたが、彼の話を割って「24ヶ月」にしてもらった。

(まだ買うと決めていないのに、買うかどうかの決定問題は飛ばして「48ヶ月(4年)」か「24ヶ月」かでもめた)

(なぜこの営業マンは「48ヶ月」にこだわるか?今でも不明)

30分も話ていたが、その時間の半分以上、彼は裏に行き何か書類を書いたりスマホのセットアップをしているようだ。

最終的に動作確認されたスマホが手渡された。

金額的には問題ない(あとでわかったが、金額もダマされていたので実は問題あり)が、いきなり製品を手渡され、事情をよく把握できないまま商談は終わった。


帰宅後に状況を理解した


「今日はまだ買うつもりではなかった」が帰宅後の感想。

営業マンと話している間は魔術にかかったように相手のペースにのせられ連れ去られた。


契約書を読む前に現物を手渡される


契約内容の確認の前にセットアップしたスマホが手渡された。

そして、タブレットを渡されアンケートに答えてほしいと言われた。

「本日の説明はわかりましたか?」「不明な点はございませんか?」みたいな質問。

自分でチェックをしていき最終的に署名欄がある。

このアンケートに本人がチェックしたことに対する署名と当然思った。

しかし、実はそのタブレットの内容は契約書になっていた。

スクロールして上の方を見に行けば契約するサービス名、オプションなどの内容と料金が書かれていたことは自宅に戻って知った。

私に示された部分はアンケートと署名欄の画面だけである。

この営業マンは毎月の月額をオプションなしの価格で私に説明したが、実際には契約書にはいくつものオプションが含まれており、それらを合計すると2倍くらいの金額になっていた。

そして、月額の合計金額は契約書には書かれていなかった。

個別のサービスとオプションの明細だけである。


請求される月額がよくわからない問題


自分でそれらを合計すると月額合計はでるのだが、3~4本のサービスと3~4本のオプションを暗算で出せる人はいないだろう。

月額合計の記載がない契約書ってある?・・常識的におかしい。

ソフトバンクさんはこういう契約書を消費者に渡すのか?・・消費者を陥れる確信犯的行為ではなかろうか。


自分で読まない限り契約書には署名しないのだが・・


この一連の手続きの不正は契約書を契約書として知らせず署名させた点。

私は契約書に軽々しく署名しないタイプで、契約書を自分で読まない限り通常署名は保留する。

なので、今日ははダマされたという思いである。


解約できると言われたが、それはウソ


帰り際、今日の契約内容は一週間以内なら解約できると言っていた。

しかし、スマホはもう私の手の中にある。

「もし一週間後、契約解除を申し出たら、このスマホはどうなるの?」と聞くとスマホだけは定価で買い取ってもらうことになると言われた。

この状況は事実上解約は不可能という言うべき。


「オプションはすべて不要」と明言したが・・


自宅に帰り、契約書の内容を確認すると複数のオプションサービスに加入していた。

私は明確に「オプションサービスはすべて不要」と明言したが、彼は勝手に入れていた。

そして、私が聞いた月額金額はオプションなしの合計料金だった。

口答では安い月額を言っておきながら裏ではオプションを勝手に入れて署名させる・・ケータイショップあるあるなんだろうと理解した。

ぼやーとした気持ちでショップに行くと一本取られることを知った。


不正行為は常態化している


契約書を見ない客も多いので、このまま高い金額を払い続ける人もいるだろう。

ダマされたことに気づいた人はオプションを外すだろうが、はずさない人も多いだろう。

これはケータイショップが組織的に行っている詐欺で常態化しているのではなかろうか。

担当した店員はスーツを着て清潔感があり笑顔がすてきな若い営業マンだった。

こんなに第一印象がすがすがしいヤツがニコニコしながら、ためらいもなく客をダマすのか・・

ダマすことが常習化しているから「ためらいもなく」「普通に」やれるのだろう。

とくに私の場合、今時ガラケーをスマホに変えようという中高年の客である、何も知らない絶好のカモに見えたのだろう。


スマホ代金も市場価格より割高


ショップで7万円で販売されていたスマホはAmazonでは4万円だとわかった。

これだったらSIMだけの契約でスマホは市場で買ったほうがよい・・いろいろやられたな~という感想だった。

しかし、後悔はない。

無垢な消費者が連戦練磨の営業マンにいとも簡単に乗せられる現実を体験できたわけである。

安い授業料だろう。


ケータイショップの悲哀


逆に営業マンやショップの運営側の立場となって考えれば、厳しいであろうノルマやプレッシャーを背負いながらの営業であり、彼らの心境に同情も感じる。

ケータイショップの存在意義は低下傾向である。

平均的なユーザーは実店舗からネット手続きに移行するだろう。

キャリアにとってケータイショップは今までのように必要なわけではない。

ケータイショップに対する扱いも雑になることは容易に予想される。

「走狗煮らる」のことわざ通り、人間とはそういうもの。とくに大企業さんは残酷である、いったん不要になったケータイショップはこれまでの功績や貢献などにはお構いなしだろう。

負担や締め付けは増大するだろうしショップ同士の競争も激しさを増す。

キャリアから見れば、コンビニショップ同様、ショップが相互に食い合っても何ら問題ない。

町中にあふれていたケータイショップは銀行の支店同様ひっそりと多くが閉店していくだろう。

戦略性がないエリアや競合が多すぎるエリアのケータイショップ経営者は早めに次のビジネスプランを描かないと先細りは必至、逃げ切れる者は一部だと思われる。


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