< | >

ビジネスで使えるレンタルサーバーを探す#3 国内IPアドレス優先
  • (2010-01-07 06:11:12)
ワンIPアドレスに2500社のドメイン?

-------------------------------

単一IPアドレスと同居者数や収容人数は私の場合、気にならない。

もし仮に一台のサーバーでの運用ならハード的なリソースの占拠率から同居者数は少ないことに限るが、単一IPだからといって全員が一台のサーバー(ホスト)にホスティングされているわけでない(インターナルIPアドレス化で複数サーバー可)はず。

それなりの速度でレスポンスが返ればとくに数千社・数千ドメイン同居してもOK。

国内のレンサバ業者は単一IPの収容人数を公開していないところがほとんどだが、DomainToolsでチェックすると安価なレンサバでは250程度か。

ちなみに最近米国のBlueHostで契約したが、ここは単一IPに2500ドメインだった。米国のホスティング会社はMySQLもマルチドメイン数も無制限なところが多くビジネス規模の違いを感じさせるが、単一IPの収容ドメイン数も桁違いだった。

とはいえBlueHostの場合、月額わずか数ドルでDedicated IP(専用IPアドレス)を契約できるので、ビジネスにとって専用IPが重要な場合は楽勝である。

複雑なオプションサービスを小分けにしてアクロバット的な稼ぎ方をする日本の大手レンサバ業者(この種のベンダーさんは電話サポートに力を入れる)とは文化的に思考回路が違っているようだ。

単純な契約内容でドーンと何でもOK、好きなように使ってくれの米国式が今後の潮流になると思うが、問題はIPアドレス。米国やヨーロッパのホスティング会社を前向きに選択できない理由がある。

Googleは「地元を大切にする会社」。ローカリゼーションのアルゴリズム一発、噛まされているらしい。日本の顧客の検索には日本に割り当てられたIPアドレスのサーバーのデータを優先的に上位表示する(らしい)。

とくとして海外の情報が欲しいことがある。検索しても日本語のデータが優勢的に上位表示され使いにくい経験は何度も。

前は漠然と日本語ブラウザから「日本人」と判断し日本語ページを優先表示していると考えていたが、英語ブラウザでも同じだった。

今ではユーザーは加入プロバイダーのIPアドレス、WEBサイトはサーバーのIPアドレスで国が特定されていると感じている。国家ごとに割り当てIPアドレスが決められているので、ユーザーとWEBページの所属する国の特定は簡単。

それゆえ、逆に日本語WEBサイトなのに海外のホスティング会社で運営してもSEO的に自ら不利な条件を選択することになる可能性がある。SEO関連のどなたかのブログでもそういう記事を見つけて確信するようになった。

そんなわけで、SEOを考えるとすべて米国レンジのIPアドレスという訳にもいかない。

この記事は#3

ビジネスで使えるレンタルサーバーを探す#9 今回の選択

ビジネスで使えるレンタルサーバーを探す#8 レンサバ比較サイト

ビジネスで使えるレンタルサーバーを探す#7 引越際の条件も配慮

ビジネスで使えるレンタルサーバーを探す#6 お隣さん問題2

ビジネスで使えるレンタルサーバーを探す#5 お隣さん問題1

ビジネスで使えるレンタルサーバーを探す#4 IPにこだわる

ビジネスで使えるレンタルサーバーを探す#3 国内IPアドレス優先

ビジネスで使えるレンタルサーバーを探す#2 優先順位

ビジネスで使えるレンタルサーバーを探す#1 ドメイン事情






< | >

ビジネスで使えるレンタルサーバーを探す#2 優先順位
  • (2010-01-06 11:33:50)
同じIPアドレスでスパム業者との同居だけはさけたい

-------------------------------

今時、不安定なサービスの会社さんは少なかろうし、どこでもよいという気もするが、自分なりに共用サーバーの選択条件を作成してみる:

(優先順位:プライオリティー1 重要)

・同じIPアドレスにスパム行為を働く業者や個人がいないこと

・MySQLがストレスなく稼働すること

・サーバーのIPアドレスが国内IPレンジ(国内設置サーバーであること)

・仮想ドメイン・バーチャルドメイン作成可

(優先順位:プライオリティー2 やや重要)

・申請や手続きがオンラインできること(書類&郵送ベースでないこと)

・何でもオプション制の会社(MySQLやログ解析が別契約など)は避ける

・電話サポートがないこと(電話サポートは不要でござる)

(優先順位:プライオリティー3 できれば)

・契約・価格・管理体制が安易すぎないこと

・悪評高い会社さんの別会社・別サービス名を避ける

・Shell利用可(使いたいときがあるかも)

・DDoS対策

・SSL導入可

・MySQL数無制限

・仮想ドメイン・バーチャルドメイン無制限

この記事は#2

ビジネスで使えるレンタルサーバーを探す#9 今回の選択

ビジネスで使えるレンタルサーバーを探す#8 レンサバ比較サイト

ビジネスで使えるレンタルサーバーを探す#7 引越際の条件も配慮

ビジネスで使えるレンタルサーバーを探す#6 お隣さん問題2

ビジネスで使えるレンタルサーバーを探す#5 お隣さん問題1

ビジネスで使えるレンタルサーバーを探す#4 IPにこだわる

ビジネスで使えるレンタルサーバーを探す#3 国内IPアドレス優先

ビジネスで使えるレンタルサーバーを探す#2 優先順位

ビジネスで使えるレンタルサーバーを探す#1 ドメイン事情






< | >

ビジネスで使えるレンタルサーバーを探す#1 ドメイン事情
  • (2010-01-06 11:25:23)
レンタルサーバー探しの基準はいろいろ

-------------------------------

ドメイン事情

複数のドメインを所有している。ほとんどは第三者に取得されたくないドメイン名(たとえば、ブランド名や会社名)や将来必要(たとえば、ビジネスの多角化や新ブランド名)になるドメイン名。

それらはほとんど稼働せず「ドメインを押さえるためだけ」に申請しレジストラに年会費を支払っている。今年は少しずつ稼働率を上げる計画を立てた。

実質的な選択条件や基準を考える

ロリポップをはじめて知ったとき衝撃的だったネーミングに怪しい香りがしたが、その価格にも何か悪い仕掛けや事情があるのでは?疑った。杞憂だった。

それまでお世話になっていたホスティング会社さんはビジネスや法人向けホスティングを得意・売りにしていて何かと制限(たとえばPHPは使えない。現在は使える)が多く、何をやるにしても書類の郵送など発生し辟易していたのでロリポップポップは天国だった。何でもアリの会社さんだから。

欠点はデータベースが実質動かなかったこと(昔の体験であり現在は不明)。しかし、価格を考えれば感謝こそすれ不満はなかった。

あとビジネスで使うには対外的にやや恥ずかしいという心理的抵抗感はあるが、実質関係ないだろう。

逆に価格が安すぎることや契約のあまりの簡単さの弊害もあると現在では考えている。お隣さん問題である。レンサバの選択で、スパム業者との同居ほど運が悪いことはない。

ここでは実質的に、自分達が、現時点で必要としているレンサバ会社の条件を考えてみた。

この記事は#1

ビジネスで使えるレンタルサーバーを探す#10 専用サーバ対共用サーバ

ビジネスで使えるレンタルサーバーを探す#9 今回の選択

ビジネスで使えるレンタルサーバーを探す#8 レンサバ比較サイト

ビジネスで使えるレンタルサーバーを探す#7 引越際の条件も配慮

ビジネスで使えるレンタルサーバーを探す#6 お隣さん問題2

ビジネスで使えるレンタルサーバーを探す#5 お隣さん問題1

ビジネスで使えるレンタルサーバーを探す#4 IPにこだわる

ビジネスで使えるレンタルサーバーを探す#3 国内IPアドレス優先

ビジネスで使えるレンタルサーバーを探す#2 優先順位

ビジネスで使えるレンタルサーバーを探す#1 ドメイン事情






< | >

FileZillaを試す
  • (2010-01-05 11:19:51)
安定性がある。ロバストなFTPクライアント

-------------------------------

海外のホスティングサービスを試す。

日本のレンタルサーバーに不満はないが、何でも規模が巨大なアメリカ流儀のホスティングサービスならどんな案配かという関心から。使い勝手がよければ一部のドメインを米国のプロバイダーに移す予定。

日本語でも海外ホスティングの会社比較やサービス比較サイトはかなりあるので、楽に調べることができた。

BlueHostとIXとドイツの1&1が気になった。今回はBlueHostに加入した。

SignUp -> PayPalで支払い -> アカウント取得 -> DNS設定

30分程度で完了。インターネットに国境がないことを今さら実感する。

コントロールパネル内のメニューの多さに圧倒される。感想はまた別途記録するとして、FTPソフトをここでは取り上げる。

cPanel(コントロールパネル)のFTPのカテゴリーで推薦されているFTPクライアントが「FileZilla」。

はじめて聞く製品名だが、ネットで引くと有名な人気ソフトらしい。

世の中には凄いソフトが多数あるものの「自分は知らなかった」という現象を毎日体験しているが、今日も体験した。ネットユーザーたちの情報の早さと鼻の利き具合は強くないようだ。

FileZillaには日本語バージョンもある。日本語バージョンをダウンロード。使ってすぐに気に入った。使い方がよくわからないが、そのうちなれるだろう。

抜群の安定性。多数のファイルのアップロードが途中でコケない。コンピュータ用語では「ロバスト」というのか、そんな第一印象。同期ブラウズ機能もよい。

もうひとつ、このソフトは私のPCでは唸り音をあげながらファイルをアップロードする。

唸り音とは効果音ではなく、たぶんPCのファンの回転によるノイズ。「ウー」と地鳴りのする唸るような響き。CPUの使用率が上がってファンの回転数を上げているのかもしれない。

ファンが唸ったからといってスマートなソフトとは限らない(いや、むしろ、無駄にCPUタイムを喰う愚か者かも)が、ユーザーには「オレは仕事をしている!」というアピール力は強い。

わかりやすいといえば分かりやすい体感型プレゼンテーションである。

唸りの音のおかげて「手汗握るアップロード」が楽しめた。

愛用FTPクライアントがまた増えた。



  • FFFTP

  • NextFTP

  • FileZilla








< | >

Dropboxを試す
  • (2009-12-30 08:53:01)
見えないDropboxのビジネスモデル

-------------------------------

数年前「宅ふぁいる便」など「オンラインストレージ」というサービスが流行りだした。動画や印刷用の版下など大きめデータの受け渡しに便利な優れ物。参入障壁が低いのか次々に似たサービスが林立した。

こういう便利なサービスはmixiのときがそうだったように「どうやって収益を上げるのか?」が気になる。その意図が理解できないとどうも手が出しにくいが、若い人たちは気にしないようだ。もっともmixiは未だに私にはナゾだ。

Dropboxはオンラインストレージというよりも、インターネットを介した「同期サービス」「シンクサービス」といった方が適切。自分のPCの特定フォルダーと別のPCの特定フォルダーをリアルタイムにシンクしてくれる。

去年9月にTechCrunchで騒がれ、その年末には日本でも急速にインターネットで記事が増加したらしい。今年になって遅ればせながら私も偶然知ることになったが、自分のPCのデータや情報が自動的にインターネットに送出されることが不安で今まで食わず嫌いだった。

書きかけの記事や作成中のExcelファイルは今までUSBメモリーに入れてオフィス・自宅を往復する毎日だった。

ある日、USBメモリーを紛失して考えが変わった。Dropboxを使ってみると完成度の高さに驚く。

気になるビジネスモデルを検索するも私と同じような疑問を持つ人はいても誰も解説してくれていない。

確かにフリーのBASICサービス(2GB)の他に月額10ドル、20ドルのProサービスがあるが50G、100G欲しい人が1割も存在するとは思えない。しかし、数を確保すれば?・・・Dropboxはすでに300万人の会員を獲得しており、その破竹の勢いは止まらない。

仮に300万人の10%=30万人が20ドルのProサービスに加入すれば6Mドル、つまり毎月6億円。

仮に300万人の1%=3万人が10ドルのProサービスに加入すれば0.3Mドル、つまり毎月3千万円。

世界規模のサービスなので会員数が億単位となることもありうる。

システムの急激な増強は大きな継続的な投資になるだろうし、最近ようやくDROPBOX.COM(以前はGETDROPBOX.COM)という自社名に最適なドメイン名の買収に成功した例のようにまだ投資の段階を踏んでいる。

Sequoia Capital、Accel Partnersといった有名どころのベンチャーキャピタルはまだまだ投資を続ける姿勢を見せているという記事もどこかで読んだ。この先に何があるのか。

TechCrunchの投稿では「WEBホスティングサービスをやればFTPしなくていいのでいい」というのがあった。今さらインフラ系のWEBホスティングサービスはなかろう。

とりあえず「市場獲得」?そしてGoogleに買収してもらうというゴールを描いているとしたら?・・・かなり平凡な空想か?

参考記事(PRICING WIRE)Referral and Pricing Lessons From Dropbox Beta

http://www.pricingwire.com/home/2009/5/7/referral-and-pricing-lessons-from-dropbox-beta.html

※余談だが、本文中でてくる「consider how Dropbox leveraged Twitter to boost their referral program」はTwitterがプロモーションに大きな影響力を発揮したことが明記されている。2009年は日本でもTwitter爆発といった感じだったが、我が国は一年遅れといったところか。






search
layout
admin

[▲page top]