ブラウザシェアの問題、IE6対応はどうする?
- (2011-09-04 07:00:18)
カート不具合の指摘
カートが動作していないとの連絡を同じ日に別々のお客様からいただく。調べると動作に何ら問題はない。
・IE8
・Chrome
・FireFox
・Opera
・Safari
お客様のブラウザでjavascriptが止められているのではないかと疑ったが、しかし、2人から指摘されるとなると個人の環境の問題でないかもしれない。
IE8以前のプラウザのシェアは?
自分自身、Windows7よりもXP愛用者なので、デフォルトではIE6がインストールされるが、IE8を使用するようになって時間が経ってIE6利用者がまだ存在するという事実を忘れがち。
考えてみれば、ブラウザシェアなど気にしていないが、自社サイトのシェアをAnalyticsで調べると予想外の結果。
【自社サイトのブラウザシェア】
・IE・・・60%
・Safari・・・13%
・FireFox・・・10%
・Chrome・・・6%
・Android Browser・・・5%
【自社サイトの各IEバージョンシェア】
・IE8・・・60%
・IE9・・・16%
・IE7・・・13%
・IE6・・・10%
・IE5.5・・・0.02%
IE6で別トラブル発見する
さすがにIE5.5はもはや無視してよいだろうが、IE6の10%は大きな数字に見える。
そこで「もしや、IE6で不具合が出るのかも」と疑い、自分のPCをIE6に落として見てみると、カートは動作していたが、CSSがうまく動作しないことが判明した。
トップページから、いきなりレイアウトが変形している。
IE7でも若干レイアウトの異常が発見された。これもCSSの問題に見える。
結局、カート問題は未解決のままで別の問題を発見するというシステム管理者にありがちなパターンで推移している。
IE8でチューニングしたサイトを、どこまでIE6にも対応させるのか、そういう余力は少ない。多くのECサイトが同じ問題で苦しんでいると考えられるが、対応の仕方は経営判断の領域だろう。
緩慢なシステム管理
なお、もう一つ印象深かったことはSafariのシェアの高さ。当社にはMacとiPhoneユーザーが多い事実を知る。
考えてみればAnayticsも用がなければ開かないし、その頻度は半年に一度程度。緩慢だ。大企業さんだとこういう状況を見て「システム管理者が不足している」と判断するだろうか。