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時代はUTF-8?
  • (2010-05-09 06:41:56)
Shit_JISテキストファイル上でUTF-8秀丸マクロを流して文字化け

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頑固にShit_JIS



自分がPCで仕事をするようになって以来、日本語のエンコード方式はずっとShit_JISだった。たんにWindowsがShit_JISを採用していたからという理由であり、特別な思い入れはなかった。

Web用のhtmlファイルを作成するようになってもShit_JISを指定した。EUCやJISを使用する人もいたが、絶対にShit_JISだった。秀丸との相性はShit_JISが一番のように思われた。

時代はUTF-8へ



しかし、ここにきてインターネット技術で標準的なポジションを占める開発言語やデータベース、OS、アプリケーションがことごとくUTF-8を採用する状況が気になりだした。

Linux、Apache、MySQL、WordPress、PHP・・・

URLの日本語表示もUTF-8は有利だそうで。

なんとなく世の中はUnicode/UTF-8の流れか。

そういえば愛用の秀丸にもいつしかUTF-8対応、しかも自動認識。

いつしか混在



いつしか私のPCの中のテキストファイルにも「Shit_JIS」「UTF-8」がいつの間にか混在するようになっていたことを今日知った。

簡単な秀丸マクロを書いて、ターゲットのテキストでマクロを起動すると日本語メッセージが文字化けを起こす。原因が不明でグルグルと徘徊した。

自分もそろそろボケはじめたかと諦めかけた頃、メッセージが英文なら化けないことから、もしやと思いエンコード方式を確認。

するとマクロは「UTF-8」、ターゲットのテキストファイルは「Shit_JIS」。チキショー!とはこういうことだ。真夜中にひとり唖然とした。Shit_JISのテキスト上でUTF-8でエンコードされた日本語メッセージが表示されれば化けるということか、と判断した。

時間食い虫の恐怖



今後はすべて全部UTF-8にした方が早いかもしれない、とうすうす感じた。これまで制作してきたhtml資産はどうなるのか?と思うと悩ましい。

htmlファイルのUFT-8移行はすんなり行くのか、どういう潜在的なトラブルが潜むのか、またまた時間食い虫に補足されそう嫌な予感。

技術は進歩し続ける。進歩に対応すれば、報酬も大きいが、かといって移行課程は完全にビジネスとは無関係なコスト。移行コストに対する自分なりの計算式がないとここもリスク。






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次はUstream?ビジネスとUstream
  • (2010-05-03 06:30:51)
2009年の今頃から、インターネットでは妙にTwitterの話題が増えてきたように思う。最近はUstreamかな?Twitterほどの話題になるかどうかは不明。


Ustreamとビジネス利用


当然、Twitter同様、一利用者としての利用方法ではなく、ビジネスサイドのビジネス利用としての利用方法。盛り上がれば必ずビジネスでの利用方法を模索する企業が現れることは必至。

Twitterの場合は特殊なコミュニティゆえ軽々しくビジネスが入るべきでないと私は判断しているが、Ustreamにはビジネスパーソンが入る空間はあるのか?

まだ試していないし検証もしていなが、概要を読む範囲ではこう理解している。Ustreamは昔からあったインターネット放送局をさらに簡単にしてコンテンツを持ち寄るべきセンター的な存在と。


インターネットビデオ放送局


当社では2台のカメラとミキサー、照明など壁装飾など整備して簡単な社内スタジオを昨年計画して、機材までそろえてあるが、一度も稼働していない。

トークショーのリアルタイム放送(ストリーム)を計画していたが、関連分野のおもしろい話ができるスピーカーの手当ができないことが大きい。最大の難問はいつも同じながら「コンテンツ」。

昔、日本に汽車が導入された頃、その黒煙の恐ろしさや公害を懸念して敷設を拒む村や民衆は多かったと聞く。

私もその一人かもしれない。海の物とも山の物ともわからない「生放送」に出ることが、実は怖い。


集客見込みの可能性


Ustreamのおかげで集客見込みの可能性を感じているので、ここは頑張りどきかもしれないと思いつつ、忙しさにかまけて対応と研究は日々遅れ気味。

目新しさだけの一発屋ではなく、長期的に低コストでどう事業貢献に役立てるか模索したい。



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IMAPとPOPの2段階方式でメール取り込み
  • (2010-05-01 05:36:11)
スパムメールを噛んで壊れたdb

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dbを破壊するスパムメール



先日、メールデータをAccessに取り込んだらフリーズした。意味不明のテンポラリーファイルがdbと同じフォルダー内に無数に生成させる現象を起こす。

dbがどういう状態になっているのかまったく解明できない。しかし、年に1回も発生しない現象、いろいろ悩むより見過ごすことに。

dbの修復はdbをメール取り込み以前の状態に戻し、再度スパムメールを除いてはじめからメールを取り込む作業を行う。

2時間が無駄になった。本当にスパムメールというヤツは世界全体の経済損失に換算すると・・・まあ、それも大げさか。

鉄の胃袋というわけでないdb



今までメールなら何でもかんでもdbに流し込んみ、dbサイドでゴミを排除する方式にしていたが、破砕できない大型ゴミも希にある。今後は事前に排除した方がよかろうと考え直した。

IMAP4を使用することにした。

IMAP対POP、どっちが有利?



メールを使いたての頃は「今後はPOPからIMAPになるでしょう」と昔の会社のエキスパートに教えを受けていたことを思い出す。しかし、自分にはPOPの方がはるかに使いやすい。

ネットワークを介す作業とローカルでの処理では処理時間の差は明白。実際、自分の周囲を見渡した範囲、未だ9割の人がPOPクライアントのまま(正確には私の知人にIMAPユーザーはいない)。しかし、時代はクラウドコンピューティングだそうで(*1)、今後はIMAP優勢なのか。IMAPにするくらいならWebメールでいいのかも、という気がしないでもないがWebメールの操作性はスピード感が不足か。

(*1)世界の大手資本の深遠なマーケティングにマスコミが乗せられて空騒ぎしているだけという意見もありそうですが。

IMAPとPOPの2段階取り込み方式



きのうから2段階方式で試す:

・IMAPで大型ゴミ削除。ソートで大型ゴミが塊で出てくるのでひどくうれしい。

・POPで全ダウンロード。きれいなデータばかりでうれしい。

今までの作業に1アクションはいる点がオーバーヘッドながら、簡単で気持ちのいい作業なので苦にならない。案外使えるな、IMAP!






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外出先の無線LANはリスク覚悟で使いたい
  • (2010-04-30 06:17:15)
海外出張で味わうメールセキュリティ

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海外出張のホテル



海外出張から戻る。海外ではあるホテルに宿泊した。そのホテルを希望したわけではなく、航空券とホテルのセットでお手頃感があったから。そのホテルは世界的なホテルでややラグジュアリーな部類に入るだろう。

必須のインターネットアクセス



私の場合、ホテルに着いてまず確認することが、インターネットの接続口やケーブル。日本と連絡が可能なメールと現地情報を得るWebはかなり役立つ。

今時の都市型やリゾート型ホテルではインターネットは必須なので利用できないホテルの方が珍しい。ところがこのホテルでは部屋の隅々を探してもLANケーブルや差込口らしきものがないし、備え付けガイドブックを開いてもインターネットに関する記述がなく珍しく感じられた。

個別に教えてもらう手書きのIDとパスワード



外出の際、レセプションでインターネットが使えるか聞いてみると、PCルームが宿泊客にフリーで解放されていると言われた。

「自分の部屋でも使えますか?」と聞くと「それもOK。無線LANだ」とニッコリ言いいながら、その辺の紙切れを破いてIDとパスワードをメモ書きしてくれた。

なるほど、ネットを使いたければリクエストベースか。夜間ホテルに戻り自分のPCを立ち上げ教えられたIDとパスワードを打ち込むと簡単にインターネットにアクセス。

安易なID名とパスワード名



しかし、不安もよぎる。IDはホテル名。パスワードも察しがつく安易なワード。あまりの覚え安さに無線LAN導入以来、一度も変更されていないのだろうな、なんて推測される。

翌日からはじまった怪しいスパム



翌日から私のメールアドレスにはスパムメールが送られてくるようになった。送信者はバラバラながら内容はほぼ同じ。薬品販売のスパムだった。

原因はアドレスの盗聴か?



この原因はネット上で盗聴されたとしか考えられない。広いインターネットのどこで盗聴されたかは調査する方法はない。

しかし、ホテルに到着した日からスパムが発生したことと、そして、この安易な無線LANのセキュリティを考えるとホテル周辺でホテル滞在中顧客のネットをモニターしている野郎がいるのでは?

セキュリティの甘い無線LANはネット犯罪の簡単な入り口?



ネット犯罪の7割以上は内部者による犯行とのウワサもあるのでホテル内部にお小遣い稼ぎしている者がいる可能性もある。

あるいは以前宿泊してあまりのセキュリティの甘さに味を占めたどこかの人間が車などでホテル周辺に乗り付け漏れ出る無線LANデータをモニターして悪さしているのかもしない。

ラグジュアリーホテルに宿泊する顧客のメールアドレスは名簿業者に高く売れるかもしれない。

アドレス捕集はLANアナライザーで簡単にできる



ネットバンクなどのログイン情報はSSLで暗号化されているのでまずはリスクは少ないにしても、メールは平文。平文で飛び交うメールデータからメールアドレスを収集する作業は簡単なはず。

LANモニターやLANアナライザーで全データを捕集し@マークでテキスト検索する程度なので、裏サイトではメールアドレス収集ソフトウェアなども出回っているし販売されているだろう。

メールアドレスの収集だけならまだしもスパム程度の被害だが、何らかの意図がある盗聴となるとリスクも高くなる。

漏洩リスクが高い無線LANのアクセスポイント



以上すべて憶測ながら、外出先の無線LANってのはやはり好きになれない。無線LANよりはよさそうだが有線LANも危険かもしれない。Web閲覧はまだしもメールや私的情報の送受信には注意を要する。

世界のインターネット網を運営する各国の通信事業者の設備内では一応のセキュリティが確保されている可能性が高いので、やはり、各ユーザーがインターネットにアクセスする接続ポイントでの漏洩リスクが高い。

日本でも何度かコーヒーショップなどで無線LANを使用したことがあるが、このような目に見えるトラブルは始めての経験だったので、特に無線LANのアクセスポイントは悪用されやすいことを身をもって体験させられた。公共の場での通信には心したい。

反省:今後は原則POP3 over SSL/SMTP over SSLか、外出時はSSL対応Webメールを使用のこと。完全平文のメールクライアントより多少の強固なセキュリティ効果が期待できるだろう。






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ネット通販Zapposの凄いサクセスストーリー
  • (2010-04-20 06:55:05)
去年Amazonに買収されたことで有名になったネット靴販売のZappos。ネットベンチャーには参考になる企業ではなかろうか。ネット通販の成功事例として目が離せない。

Zapposの特徴:

・365日以内の返品

・1ヶ月の新人教育と研修後の退職で支払われる1000ドルの話題性

・社員間コミュニケーションをTwitterで公開

・年中無休コールセンターと徹底した丁寧な対応

・Fortune誌の「Fortune's Best Companies to Work For」の去年Top100に選ばれ今年はさらにランキングを上げている話題性

研修後の「10万円退職金制度」の意味



特に研修後の10万円退職金はおもしろい。下手な広告費よりマスコミの取り上げ比率ははるかに高いだろうから、テレビ広告が打てるような資本力のある会社さんなら絶妙なパブリックリレーションズ対策に思える。

といって仮にテレビCMが打てる潤沢な余剰資金があるとしても一般的な企業が「研修後10万円退職金制度」を設けたところで、当事者にこそ「なんと酔狂な」と面白がられることはあっても、マスコミに取り上げられることはない。

驚異的な売上げが伴ってこそ、こういう話題性のあるストーリーには価値がある。

個性的CEOか敏腕マーケッターによって意図的に作出された制度かどうか知る由もないが、制度を利用して研修後退職した人間(10%)の口コミさえ動員できるところが凄い。「タダでは起きあがらない」とはこのことだ。

ところで、私はこれを知ったとき「もし当社もある程度の規模の会社ならやりたい!」と心から感じた。しかし、今さら他社がこれをマネても話題性はない。また、成長が鈍化したときにこの制度を維持できるか、あるいは維持する意志を維持できるかExit戦略にも興味が引かれる。

悪事千里を走る、しかもリアルタイム



「社員間コミュニケーションのTwitterで公開」もやがては時代の流れかもしれない。一部の企業は今後普通に行うし、一部の企業は今後も頑として行わないだろう。

もはや企業は企業秘密や社内事情を社内だけに納めることはできない時代。機密情報も技術情報も社内事情も、人々の関心が集まる企業なら、エントロピーの法則同様、意図的か、あるいは事故かをと問わず、それらはいつか必ず漏洩する。企業の裏情報は隠しようがない。

企業内部のオープン化



企業の情報漏洩は昔からの現象ながらインターネット時代は漏洩スピードが加速する。しかも、漏洩後の情報伝播はリアルタイム。ならば、ある程度は自ら公開しオープンにすることを前提とした企業オペレーションに移行する企業もでてくるだろう。

それは逆に一般社員が、より外部の人間に近づく現象にも見える。米国企業は明らかにオープン化に向かうだろう。ヨーロッパや日本の企業は家族的思想の企業がまだまだ多く残っており、「ウチ」と「ソト」を分ける傾向にあるので、もうしばらくは・・・

365日返品、ゴミ化した商品の環境負担



365日返品はお客様を大切にする姿勢がよくわかる制度である。米国企業はさすがと思わせる。大資本による量産体制のたまもの。

しかし、いいことばかりでなく私にはかなり悩ましい問題。これは大企業が行うパブリックリレーションズではなく、むしろ固定的で顧客と企業の間に相互信頼が成立している小さな会社さんに向いているように思う。

突き詰めれば、人間の性善説vs性悪説という紀元前からの哲学的テーマに巻き込まれそう。

しかし、事実として不特定多数の顧客の場合、ほとんどの人が良識に基づいて行動するものの、一定比率で社会的常識の逸脱した行動を起こす層が含まれるもの。

たとえば、テレビ通販会社の人から聞いた事例では化粧品を購入し中身を別の容器に移し替えて「気に入らない」と空容器を返品する顧客が存在する事例はまだ希だとしても、返品可期間ギリギリまで相当量使用した後に返品する顧客はかなり安定した比率で存在する。

そういう返品物はあきらかにゴミ化した商品であり、再利用不可能である。再利用のための再生コストより新品生産コストの方が普通は数倍も安いし、化粧品なら再利用は事実上不可能。

結果的に手厚い返品制度はムダにゴミを生産し流通させる構造的問題を招いていることは事実。米国では返品商品を専門に取り扱う流通企業が存在し返品商品市場が存在しているそうで、この流通ルートに流れる返品商品はまだしも商品として生き残れる。

しかし、使いかけ化粧品や履き古した靴のようにゴミ化した商品の場合、多くは自治体のコストで廃棄(焼却や埋め立て)する必要があるが、廃棄のため資金は国民の税でまかなうにしても、環境的な負担や損失は今後スポットが当てられる分野に感じている。

Zapposのサクセスストーリーをどう自社の成長の参考にするか、よい部分や使える部分を切り出し、勉強させてもらいたい。






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