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Celeron vs Pentium
  • (2009-02-05 10:48:43)
Celeron対Pentium。L2キャッシュの差は大きいか?

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自宅PCのCPUをアップグレードした。

Celeron 2GHz(NorthWood) -> Pentium4 2GHz(NorthWood)

CeleronはPentiumのダウングレイドバージョン。マーケティング上の都合で政策的に性能を落とした製品。

このようなプライシング戦略は様々なメーカーが打ち出すマーケティング手法でありよくあること。

だが、私の印象としてはイメージだけのダウングレイドで、実はクオリティはそれなりによいものも多いかも?

Pentium 4 (2GHz) NorthWoodを入手したので、Celeron (2GHz) NorthWoodとPentium 4 (2GHz) NorthWoodで比べてみた。

Celeron と Pentium の差異は商品によって多少変化があるようだが、メインは「L2キャッシュメモリー搭載量」で差を付ける政策が採られているみたい。

私のCeleron (2GHz) NorthWoodに搭載されているL2キャッシュは128k。

同じソケット、周波数のPentium 4 (2GHz) NorthWoodのそれは512k。

Pentium 4 にリプレイスしても性能差は「あまりないのでは?」と予想していた。

入れ替えてみた。

ベンチマーク測定はしていないが、体感速度は1.5倍くらいに上がったような気がする。とくにOS起動時は明らかに速い。画像処理ソフトの動作も速くなった気がする。

L2キャッシュの差って、そんなに大きい?

Pentium 4 2AGHz SL66R FSB400 Soket478 NorthWood MMX SSE2 L2キャッシュ512MB

Intel Celeron Processor Family

Intel Pentium 4 Processors


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ブラウザー比較
  • (2009-02-01 06:51:59)
世界の主要なブラウザーは現在IE、Firefox、Opera、Safariといったところだろうか。激突が続いている。消費者のパソコンOSのデファクトは1995年のWindows95で勝敗が付いた。Microsoft社がIT産業のすべてを制覇したかのような印象を抱いたものである。

が、気づいてみればインターネット時代はOS開発というビジネスモデルは終わっていた。

OSに依存しないブラウザーがユーザーインターフェースになろうとしているし、ブラウザーはPCアプリケーションの動作環境であり動作プラットフォームになろうとしている。今後クラウドコンピューティングが普及すればブラウザーはアプリケーションの実行環境・実行プラットフォームとして重要性はさらに増す。

ブラウザーシェアを握ることは世界のインターネットユーザーの巨大な集客と導線をコントロールできる可能性がある。GoogleがChromeを昨年リリースしたとき、「今さら巨額の開発費をかけてなぜ?」と考えたものだが、そういうことなんだろう。

IE、Firefox、Opera、Safari、Chrome・・・これが今私の比較選択対象ブラウザー。下記2点で考えてみた。

・機能性・性能面での比較

・マーケティング上・ビジネス上の都合

本当の真実を知るためには自分でベンチマークをするべきだが、時間と労力を節約するため、検索すると様々な人々がすでに行っている。信じられないデータ、意図的な誘導を感にさせるものから、かなり公平そうに感じられるものまで。

総合すると多少差はあってもバージョンアップごとに機能差・性能差は縮まるので多少の差では長期的な意味は少くない。

自分自身の感想:Safariは日本語表示に問題がありそう。Chromeはサクサク動くかのように見えたが気のせいかもしれない。私の使い方が悪いのか、検索窓の使い勝手が悪くて一週間後使用を断念。検索サービス会社なのになぜ?

IE、Firefox、Opera、Safari、Chromeすべてかなりのメモリーを同程度占有消費する・・・要は大差ないという印象を受ける。

次にビジネス上の都合で考えると、通販ECでは顧客の使用しているブラウザーにも注意を要する。それなりにバラけてきているが、今でも圧倒的にIEが多いことを考えるとやはりIEが有利なのだろう。

ケータイユーザーのブラウザーはこの際判断対象に入れていない。

それと「ネットバンク推奨のブラウザーとバージョン」の問題がある。厳しいセキュリティを引いているネットバンクでは推奨のブラウザー&バージョン以外でエラーになることもあり、やはりしばらくWindowsデフォルトのIEが有利なんだろう。

ユーザーのブラウザーが多様化してきて、しかも古いバージョンから正式リリース前のβべージョンまでバラエティに富んでいるので、自社のチェックはかなり種類のブラウザーを準備しておく必要がある。これも今後の課題。

個人的にはFirefoxとOperaも前向きに使用している。私のIE6が、ときどきエラーで止まるページが増えてきており(AjaxやActionScriptなどでハングするのだろうか?)、IE7やIE8を試したが、なんか動作が重い。私のPC環境ではフォントの表示もおかしい。そんなこともあってFirefoxとOperaは助かる。






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自前ブログへの誘惑、WordPressとMovableType
  • (2009-01-29 05:47:42)
ブログ流行りで世の中は毎日たくさんの情報が生成されている。デタラメも多いが調べ物にはありがたい。

ECサイトがブログを併設する理由はいろいろある。WEBページの制作が手間だからブログで代用というのはECサイトとしてはちょっと手抜きに思われかねないが、本体だけのサイトというのも、商売熱心なECサイトにはややさびしい。

ブログの意味を考えてみた。時系列のタイムライン投稿方式WEBサイトと理解している。たとえば、最新ニュースを五月雨式に投稿していくシステムとしては最適。

「ブログは使える!」とわかるともうちょっとああしたい、こうしたいと要求が出てくる。しかもフリーソフトとして簡単に入手可能だと自分で所有してみたくなるのも人情。管理・運用の労力を知って撤退することも多々あるものの、インストールに挑戦することはシステムを理解するにはありがたいチャンス。

評判が高いWordPressとMovableTypeを試してみた。

私が契約しているレンタルサーバープロバイダーには上記ブログソフトウェアのインストールインストラクションが掲載されている。

本来この種のソフトウェアはある程度の知識とスキルがあるユーザー層を想定して制作していると思うが、初心者でもインストールできるよう設計されていた。ユーザー獲得に並々ならぬ意志が感じられる。

データベース(MySQL)の作成と割り当てがあったので苦しむかと思いつつ、「あら?もう終わっちゃった?」という感じでインストール自体は完了。

●WordPress・・・ネット検索する限りよい話はあっても批判的なところは少ない。開発言語はPHP。しばらく自前ブログシステムの世界的デファクトスタンダードか?

私の場合、プロバイダーの環境にも問題があると思うが、とにかく遅い。システムが黙り込んでしまう。CPUやメモリーを強化すれば動くのかもしれないが、そもそもたかがテキストの投稿と表示にリアルタイムでセキュリティ堅牢なRDBMSデータベースを回す必要があるのか私には不明。デザインが綺麗でプラグインなど将来的にいろいろできそうなものの採用を断念。

●MovableType・・・WordPressが今日の隆盛を極めるまで「ブログといえばこれ!」のような印象。現在ではWordPressとともに「ブログ2強」の一つか。開発言語はPerl。

設定を変えるにしても記事を投稿するにしても、とにかく「再構築」というプロセスが走る。「静的なWEBページの生成」という説明がどこかにあったが、原理的に何をやっているか自分には不明。しかしこれは不便だった。それにWordPressと同じく私のレンサバプロバイダーのデータベースは極端に動かない。とにかく遅くて私の環境では実用に耐えず同じく採用を断念。

今回の結論:現状、私にはC言語などで書かれたプロバイダー提供のサクサク動くブログシステムの方が似合っていそうだ。

今回は私の環境では動かなかったが、WordPress、MovableTypeともに相当鍛えられて洗練されたソフトウェアだった。どれだけのバグ取りが実施されてきたのか推測もできない。頭が下がる。こんなすばらしい作品がフリーであることは複雑な気持ちではあるが、感謝すべきものだとつくづく思う。








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レンタルサーバー・プロバイダーの選択
  • (2009-01-24 10:49:42)
インターネット関連のサーバーを自前で持つのは大変。ビジネスが小さい内は専門のホスティングサービスを提供する会社と契約をした方が経済的。ホスティングサービスは「レンタルサーバー」と呼ばれている。和製英語だろうか?

一昨年まで大手のレンタルサーバープロバイダーと契約していた。その会社の顧客には法人が多く安心感と信頼感があった。対応も丁寧であり、満足していた。

当時そのレンサバ会社ではPerlは認めてもPHPは認めてくれなかった。将来的な対応の可能性を質問すると「対応予定なし」というあっけないお役所的返答だった。

企業顧客を多数抱える会社では冒険よりは安全性が重視されるのだろう。プロバイダーを変更することにした。

いくつか候補を調べたが、規則でガチガチの大手さんは避けた。私はpaperboy&co.社のロリポップに惹かれた。ユーザー数が多こと。「なんでもあり」という態度がいい。社長さんがIT技術者というのもいい。使用料は破格。月額料金はそれまでの10分の1〜20分の1。失敗してもコスト的な負担はなきに等しい。

SEO的に汚れたIPアドレス帯を所有していないことも条件だったが、それは判別のしようがない。運任せ。「ロリポップ」という名称はやや躊躇した。また極端な安価な価格体系にサービスの安定性を危惧したが、危惧は杞憂だった。

彼らの戦略は極端に安価な価格でがっちり鷲づかみにマーケットシェアを確保することのように思う。その結果50万人レベルのユーザーを抱えるているが、それだけユーザーが多いと運営会社にとっても私たち末端ユーザーにとっても双方のメリットは多大である。

データベースが極端に遅い以外にロリポップに不満はない。現在メインサイトはロリポップではないが、paperboy&co.社のサービスにはかなり満足している。

ホスティングサービスはテストサイトとして安価で何でもやれるところと、ある程度の価格帯で、結果的に顧客をある程度フィルタリングしているホスティングサービスの2重体制で運用していくことがよいのではないかと考える。








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時代の流れ、CMSという考え方
  • (2009-01-23 11:11:00)
「プログラミング」「デザイン」「コンテンツ」の完全分業化の時代。CMSへの方向性は止まらない。

入りやすかったホームページ入門



90年代インターネットとともにWebとメールが猛烈な勢いで普及し始めた頃、ホームページを作成するユーザーは多かった。私も物珍しさから作ってみた。HTMLという言語というか手法を少し勉強して決められたタグをテキスト文の中に入れていく。あら、簡単にできてしまった。

一応PCの操作ができて、レイアウトや色彩などデザイン的なセンスを問わなければ誰でもホームページは作成できるモノと結論づけた・・・それから10年、私のWebコンテンツに対するイメージは「HTMLでゴリゴリ書く」という固定観念の化石と化していた。

ブログブーム



2005年くらいからブログなるサービスがマスコミを賑わせる。「ブログ=日記」とする解釈が多かった。

会社の公式Webでは伝えにくいような社内事情やリアルタイム性のあるお知らせなどにこの「日記」が使えるかも?と感じるようになり、はじめてブログなるシステムをテストした。2006年も暮れかかっていた。

ホームページを一つ越えたブログシステム



驚いた。すばらしいの一言だった。テンプレートというひな形ページが用意されており、デザイン的に好きなテンプレートを選んで適用するだけである。自分でHTMLを書く必要がない。

しかもテンプレートのデザインはプロのデザイナーと思われる人々が作成したもの、私が作るものよりよほどクール。

ブログではユーザーはデザインやプログラミングから解放され記事の内容・コンテンツの作成に集中できる。生産性の高さを考えると90年代の「ホームページの時代」が一つの壁を超えた印象を受けた。

利用したブログシステムは「PHPとsmarty」というコンビの上で制作されているらしい。PHPって何だ? smartyって何だ?というテーマはそのままになっているが、そんなことは知らなくてもブログは書ける。

時系列投稿に向くブログ



ブログを使い始めると、すぐにそれが「日記システムではない」ことを理解した。ブログシステムの特徴として時系列的にコンテンツが成立していくこと。

本のような体系だったコンテンツには向かないが、確かに日記としては最適。しかし、それだけでなくホームページにも使える。特にプレスリリースや「What's New」のような時系列的に記事を投稿していくコンテンツにはそのまま行けそうである。

外装と中身を分けたブログ



このブログシステムが示すことは「プログラミング」「デザイン」「コンテンツ」の完全分業化だと思う。この流れは止まらない。

私のような人間にプログラミングやデザインまでやることは無理だし、他人や他社に依頼するにしても「プログラミング」「デザイン」「コンテンツ」切り分けができていることのメリットは大きい。

CMSとは外装と中身の分離化システム



プログほどには騒がれなかったが数年前からCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)が話題になっていた。

ブログのように「タイムライン投稿方式」ではなくホームページのコンテンツ全体に対して「プログラミング」「デザイン」「コンテンツ」の完全分業化を標榜する製品群らしい。

まだ体験していないが、ホームページは確実にそういう方向に向かうと考えている。








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