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一斉同報メールで学んだこと(6) Yahooの迷惑メール扱い問題
  • (2011-12-09 08:27:29)
2011/12/09 小平探検隊

Yahooメールでは迷惑メール扱い



1万通の配信後、自分のyahoo.co.jpメールを確認すると「迷惑メールフォルダ」に入れられていた。調べるとどうも、今回の同報でyahoo.co.jp宛の配信メールはすべて迷惑メールフォルダ送りとして処理された模様。

なお、gmail、hotmail.co.jpでは迷惑メール扱いとはなっていない。

クライアントのyahooメール比率は25%



しかし、yahoo.co.jpメールの当社における比率は全クライアントのうち「25%」(驚くべき比率である、今日まで気づかなかった)。ダントツである。yahooブランドを思い知る。

アカウントが廃棄されたりしてエラーメールとなった不良配信を除くと、正常配信比率は80%。

正常配信のうちのyahoo.co.jpメールの25%が迷惑メールとして事実上破棄されたとなると8,000通の25%=2,000通ものメールが届かなかったことになる。無視できない数字だ。

なぜ迷惑メールになるのか?



なぜyahooではメールがスパムと判断されたのか、yahooでは判定基準を公開していないので、思いつきで推測してみた。

・html文はスパム扱いされやすい?(考えにくい。htmlメールは通販会社では普通)

・メアドがいかにもスパムっぽい?(考えにくい)

・同じ内容のメールをある程度の数量、yahoo.co.jp宛に一度に送る場合、スパムと見なされる?(考えにくい。通常のビジネス範囲内)

・タイトルや本文をスキャンされてスパムと判定されるワードのスコアリングが高かったか?(考えにくい。通常のビジネス文章)

・ヘッダ:本文中のFrom、Reply-to、Returm-Pathのドメイン名が実際のメールサーバのドメイン名と違うとスパムと見なされる?(ちょっと怪しい)

・メールサーバのIPアドレスそのものが汚れている、ブラックリスト登録されている?(かなり怪しい。そのIPで以前スパム行為がされていたなど)。

IPブラックリストの存在が疑わしい



他のプロバイダのSMTPサーバならOKのプロバイダさんがある一方、今回利用したメールサーバのプロバイダさんは配信数に関係なく一律迷惑フォルダ送りになることからIPアドレスが汚れている(ブラックリスト登録がされている)可能性が高い。

ブラックリスト登録といっても有名どころのスパムリストを検索してもでてこないので、Yahoo社独自のブラックリストが存在するのかもしれない。

数社のプロバイダでテストした結果、メール配信数制限がない、あるいは甘いプロバイダのSMTPサーバ経由で送信すると、概ねYahooでは迷惑メールに判別される確率が高いことが判明した。当社がメインで使用しているプロバイダさんは安価なところだがセーフだった(よかった)。

一長一短、汚れていないIPは配信数制限が厳しい



しかし、汚れていないIPのプロバイダさんはだいたい配信数制限があるので一斉同報そのものができない。

たとえば、WebARENAはビジネスクライアントが多く信用もありそうだ。WebARENA経由のメールは迷惑フォルダ送りにされることはなかったが、連続配信数は500前後でSMTPセッションが切られた。

つまり、連続配信数制限は500通のようだ(WebARENAでは非公開としている。非公開理由は不明)。500通ではビジネスクライアントには制限が厳しいと感じる。ロリポップなら1,000通。

「迷惑メールでない」の申請しても適用は自分だけ



なお、Yahooでは「迷惑メールでない」ボタンで申請することができる。申請すると今度は正常に届くようになるが、全員に届くわけでない。「迷惑メールでない」申請をしない人には相変わらず迷惑メール。

一斉同報メールで学んだこと(7) メール配信数制限の回避方法

一斉同報メールで学んだこと(6) Yahooの迷惑メール扱い問題

一斉同報メールで学んだこと(5) 売上倍増の意味を考える

一斉同報メールで学んだこと(4) 実際の配信と効果分析

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