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一斉同報メールで学んだこと(5) 売上倍増の意味を考える
  • (2011-12-09 07:19:50)
2011/12/09 小平探検隊

メール配信で売上倍増



アクセス数はわずか50%増しながら客層は当社をよく知るお客様。条件が重なりその日の売上は通常の2倍、100%増しとなった。

マジックのような話である。

一斉同報メールを1万人(実際のリーチ率は60%、開封率は不明)の既存顧客に送るだけで翌日の売上は100%増し。

取り憑かれる。

こういう劇的効果を見せられると多くのマーケターや我々営業マンは勘違いしやすい。陥りやすい心理はこういうマジックが、これからもずっと続いていく気がしてしまう幻想。

絶対に続かない。

課題:スパイクレスポンスを穏やかに



今までいっさいコンタクトしない、メールもよこさない当社からのメールだからこそ、お客様のレスポンス率は高かったが、これに味を占め一斉メールを繰り返すならレスポンス率は急激な減衰曲線を描くはずである。

安売りスーパーから毎日繰り出される「特売チラシ」同様、泥沼にはまり込むリスクが高い。

それだけでなく致命傷さえ受けかねない。

それは意識するにしろ、しないにしろ消費者の心理に必然的に芽生える「軽蔑」。露骨な軽蔑は一部に留まるとしても圧倒的多数の消費者の潜在心理的な軽蔑は避けがたい。

軽蔑されればブランドは失墜する。当たり前のことだが、世の中のマーケターはミスを繰り返す。

多くのマーケターは目先売上を伸ばすことがミッションなだけに、ブランドが失墜することがわかっていても立場上、やらざるをえない。

理解しているマーケター苦しいに違いない。

当社は幸い、目先売上を要求してくる役員も株主も出資者もいない。ブランドを育む条件があることに感謝している。

高すぎるレスポンス率を反省し、もっと穏やかに、年賀状のように「あの会社、まだ元気にやっているみたい」と思い出してもらえる程度のコンタクトになるように改良したい。

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