★(466) 目隠しが取れたかのように・・It turned Californians into our parking lots as though blindfolds had been removed from their eyes.
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  • (2020-07-08 17:26:54)

It turned Californians into our parking lots as though blindfolds had been removed from their eyes.

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It demonstrated precisely how an ad campaign would repay its cost many times over, while failing to spend the money would cost us much more in the long run. Nick was successful, although Harry went along very reluctantly. The advertising campaign we put together was a smash hit. It turned Californians into our parking lots as though blindfolds had been removed from their eyes, and suddenly they could see the golden arches. That was a big lesson for me in the effectiveness of television.


マクドナルドの初テレビコマーシャル


マクドナルドのテレビコマーシャルについて。初テレビコマーシャル・デビューは、1963年かそのすぐ後。Youtubeに1960年代のマクドナルドのテレビCMがアップされている:

1960s - compilation of McDonald's Commercials From The 60's


知名度向上のCM


このビデオの最後の白黒CMが、最初のものかもしれない。現在のCMと違って商品説明が中心である。

初期のCMは全体的に「ゴールデンアーチ」と「McDonald」のロゴ刷り込みが強調されたCMである。

現在のように誰もが知っているマクドナルドではなかったので、まずは「知名度向上」戦略がベースのようだ。


「子供」を取り込む凄い先進性


しかし、驚くべきことは、ごく初期からターゲットを子供に絞っている点。

このポリシーは、日本マクドナルド創業者の藤田田にも受け継がれた。

レイは別のところで、子供は友達を連れてくるし、両親や祖父母を連れてくると言っている。


「子供」を夢中にさせたロナルド戦略


また子供の頃にハンバーガーに親しめば一生の顧客になる。

子供はロングスパンで考えればダブルにおいしいビジネス戦略。

マクドナルド・キャラクターのロナルドが、ごく初期の段階から出演している点も、今では月並みなアイデアかもしれないが、大成功の要因と思われる。

子供を取り込む戦略はアップル社が有名だが、誰もあまり注目しないが、マクドナルドの方が早い、こういう古い時代からブレることなく子供戦略を継続していることが現在の強力なマクドナルド・ブランドの礎だ。

(とは言ってもロナルドは、近年、市民団体によって強制引退させられたが)


カネを使え!


今日の本文中で、レイの価値観をよく示す一文が見える:

failing to spend the money would cost us much more in the long run
(お金を使わなかったとき、その損害は結局、もっとお金がかかることになる)

最初のテレビCMへの投資金額は18万ドル。現在の価値にして2億円程度か。

純益が当時20万ドル程度と推測されるので、1回(シーズン)のCMで年間の利益が吹っ飛ぶ計算になる。

まさに社運をかけたCMだった。

広告費用の捻出方法として広告代理店は、15セントのハンバーガーを16セントにするというアイデアを提案。

しかし、値上げなしてレイは実施する。


16セントか? 15セントか? 経営者のカンが冴える


ボクなら16セントにしたかもしれない。

そして、それでも成功したように思うが、レイが15セントにこだわった理由は、記述がなく、そのへんはよくわからない。

企業人としてのカンや本能だったかもしれない。

しかし、社運がかかわるリスクを軽々とやるレイの覚悟は見て取れる。

株式公開前というタイミングもリスクが取りやすい環境だった。信長のようにどこかでリスクを取らない限り、smash hit(奇跡的な大成功)は生まれにくいという教訓に思える。


インターネット時代でも価値があるテレビCM


現在テレビCMは、この時代ほどの効果は期待できない時代に来ている。

インターネットが出現しメディアが細部に多様化した、人々の価値観の多様化も大きい。

しかし、現在でもテレビCMは、無限チャネル化し消費者が薄く広大に拡散したインターネットと比較すれば、やはり大きなインパクトをまだ残しているように思う。


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