★(176) 失敗じゃない、ダメな方法を発見したのだ・・I have not failed. I've just found 10,000 ways that won't work.
- (2020-03-15 06:28:39)
真の大ホラ
エジソン先生の有名な大ホラ。
どうです、力がわいてきます、どんだけ前向きでしょうか。これこそが天才の天才所以、と言いたいくらいです。
このコトバはエジソン先生の研究と発明の課程で生まれたものと思いますが、これをビジネスや起業に当てはめて考えてみる。
現実的に考えてみれば、平均的な我らのビジネスでは、1万回どころか、わずか2回、3回程度の失敗で再起不能に陥るケーズはよくある。
ビジネスで失敗すれば、気持ちだけは、元気でいれる人もいるかもしれないが、資金が続かない、時間がなくなるなど現実的な問題がある。
さらに言えば、一回の失敗で支援者や投資者の気持ちが離れ、次がなくなるというケースも多い。
さらに悪いことは、失敗して他人に迷惑をかけるケースだ。妻の実家の資金をコンビニ経営につぎ込んで、赤を出して撤退するなどはよくある話。
本人はいくら失敗してもよい、しかし、他人に迷惑をかけても、「うまくいかない方法を見つけたよ」なんて能天気なこと、無責任すぎて言えるもんではない。
だから、逆に、エジソン先生みたいに失敗しても、毎回「これは違う方法だった」とクールに言えるようすべきなのだ。
それには、本ビジネスで、いきなりこけるのではなく、試験用プラットフォーム = testbed のような環境を構築して、そこで失敗すべきだと思う。
起業は必ず失敗するので、全資本を一気に投入したら再起できなくなる。
(1) 失敗しても資金的・時間的・体力的に枯渇しないこと
(2) 失敗しても他人に迷惑が及ばない自己完結型のテストであること
自分が失敗して、自分自身でその痛みを味わうまで、この教えの真の理解はできないのではないか。
I have not failed. I've just found 10,000 ways that won't work.
- 失敗じゃない、1万回のうまくいかない方法を発見したのだ