「しゃべり言葉と同じく一度で」書くという覚悟
  • (2011-09-08 06:25:00)
しゃべり言葉と文章の決定的な違いは、ここだろう。

しゃべり言葉は即興・即答で一度発せられ、そして、発せられた言葉は取り返せない(never recalled)。

一方文章は、公開する前なら何でも書き直せるし、公開後も書き直せるチャンスは多い。

モーツアルトのように一発でひらめき、完成度の高い文章を書けることが最上だ。

(もっともモーツアルトの場合は、「完成度が高い」というレベルでなく究極のアウトプットではあるが、ボクらはモーツアルトにはなれない)

文章も、一発で完成度の高い文章を書けると、ライティングの生産効率性は非常によい。

逆にしゃべり言葉が、何度も推敲された文章のように完成度の高い言葉になっていれば、日常生活でも大きな武器となる。

「文章は、しゃべり言葉のように一度で書く」という覚悟で書くべきだし、「しゃべり言葉は、推敲された文章のように発する」という訓練を行えば、言葉・文章ともに相互にレベルアップできる。

相互訓練によってビジネスでも生活でも役立つスキルが生まれる。

特別な訓練せずとも、日常生活で「一度」でうまく言う態度を意識するだけで人は大きく変わる気がする。テレビなどに出演したいと思っている人なら、絶対に意識すべき生活態度だろう。

結果的にライティング・スキルも大きく前進する。よいことばかりだ。


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