広告主としてのアフィリエイト体験レポート#5 順調な提携
- (2009-11-12 09:08:38)
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アフィリエイターさん達との提携は比較的順調だった。
2ヶ月で1000人(アフィリエイターは企業や会社・組織の場合もあるが、個人の方が圧倒的に多いのでここでは「人」を当てる)、4ヶ月で2000人、5ヶ月目に提携を凍結(4ヶ月目でプログラム終了を決定したための措置)したので最終的に3000人には届かなかったが緩やか成長を見守る。
またアフィリエイト経由の売上も1ヶ月もせずにポツポツと入り始め、その売上は提携数増加と比例していった。
2ヶ月くらい経過した頃、ASPの担当者(コンサルタント)にお会いして評価とアドバイスを受ける。
「まずまず」との評価だったが、下記3点の改善を提案された:
・提携承認はすべて承認にして間口を拡大する
・提携承認作業の自動化
・広告用バナーの種類増強
ポイントサイトさん(ポイントサイトが巨大なアフィリエイターであるこをそれまで知らなかった)からの提携申し込みは承認しない(否認)方針にしていた。しかし、特にポイントサイトの集客力を考えると「もったいない」ということだった。
Amazonよりも先にアフィリエイト・プログラムを開始したCDNowのBuyWebではブランドイメージ維持のためにアフィリエイターの審査選別に厳しく、一方、来る者は拒まない姿勢だった後発のAmazon。
結果的に、CDNowのBuyWebは失敗し、Amazonのアソシエイト・プログラムは大成功。この成功事例の教訓として「間口は広く取る」ことがこの種のプロモーションの成功法則となっているらしい。
また、提携承認に関して、全員無条件の自動承認に移行するようアドバイスされた。手動による提携承認作業も必要なくなるし、リアルタイムに承認されるので、広告主にとってもアフィリエイターさんにとっても歓迎されるとのこと。
確かにその後、手動提携承認作業から解放されて、広告主側・アフィリエイター側双方にメリットがあった。
さらに、数種類しか準備していなかった広告用バナーはデザイナーさんに制作依頼をかけ、30種類程度に増強した。これはアフィリエイターさんの美的感覚に柔軟に対応するための措置だったが、そういったわずかな心遣いや配慮でアフィリエイターさんの信頼を得て、また提携数を増やす要因になるという話は参考になった。
広告主側はアフィリエイターと実質的・心理的によりよい協業関係を構築するために、顔こそ合わせることはないが、常に努力しなければならないことを学ぶ。
その他、当社のホームページ内にある画像やテキスト素材は人の顔(肖像権)や第三者の著作権に抵触する可能性があるもの以外、自由に使用できるよう使用許諾をした。
このようにアフィリエイターの活動が自由に行われるよう配慮し、制限事項を極力減らし可能な限り緩い活動条件を設定していた。
その中には「リスティング広告」の許可も含まれていた。これが後日痛手となろうとはその時点では何も考えていなかった。
(続く・・・)
この記事は#5
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