★(958) テレビ番組で67人解雇したことが、これほど私を有名にするとは予想できなかった・・I could never have imagined that firing 67 people on national television would actually make me more popular, especially with the younger generation.
- (2021-06-20 16:16:49)
今日の言葉は、米NBCのリアリティ番組『The Apprentice』(見習い人)の話だろう。The Apprenticeは、2004年から2010年頃まで放送され、番組内での決め台詞「You're Fired!(お前はクビだ)」は流行語となった。
Wikipediaからの引用:
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アメリカの不動産王であるドナルド・トランプ(後の第45代アメリカ合衆国大統領)をホストに、ニューヨークを舞台に出された課題を参加者がチームで取り組んでいく。課題の最後に、全員をボードルームに集め、勝者を発表、敗者の中から脱落者を選び、トランプが「君はクビだ! (You're Fired!) 」と宣告する。
--------------(引用ここまで)--------------
政治家たるもの、竹を割ったようなわかりやすい政策を示すべきである。それが庶民にアピールする最良の方法だと思う。
政治とは、多くの人々の複雑怪奇な利害関係の中での「選択と切り捨て」、うまくって最大公約数的な玉虫色の妥協が普通。いちおうの決着を見るだけでも良い方だろう。
しかし、いつまでも、ぐずぐずして、やっと合意した妥協点が、なんともはっきりしない複雑な政策では、庶民にはわかりにくい。
その点「You're Fired!」はすがすがしいほど明快である。これが若者には魅力的なのもはわかる。
『The Apprentice』の頃から、トランプがすでに政治家を目指していたのかわからないが、少なくと大衆に訴える手法を、この番組で学んだのではないかと推測させる一言である。
「明快さと切り捨て」は多くのケースで相関関係にあり、心ある政治家には苦渋の決断にあることが多いが、トランプのそれは明快なものが多かったと思う。
I could never have imagined that firing 67 people on national television would actually make me more popular, especially with the younger generation.
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