★(462) レジ内に貯まるカネだけを収益を見なすようでは考え方が狭い・・He has a narrow vision that allows him to see income only in terms of cash in his resister.
- (2020-07-05 11:43:05)
・begrudge・・ねたむ、だししぶる、begrudgerはそんな人
パブリシティ
パブリシティ(public relations、publicity campaigns)にはおカネをかけられないよ、という人は多い。もっともな話ながら、一方でレイ・クロックは「了見が狭い(a narrow vision)」という。
砂漠に水をまくような出費
これはマクドナルドが大成功した後に書かれているので、いとも簡単に「パブリシティにはカネをかけよ」と言えるのだ。
しかし、大半の企業のパブリシティは、たんにほぼおカネをムダに失う事例に満ちている。まさに砂漠に水をまくようにおカネがなくなるのが、パブリシティ。
後ろ向きのパブリシティ
大半の経営者がそれを自ら痛い思いをして体験しているので、前向きで戦略的なパブリシティでなく、どうせ税金で持って行かれる収益の税金対策としてパブリシティを打っているケースが多い。
1950年-1980年代のテレビ全盛期の時代のパブリシティ手法が、インターネット時代の現在にはそのまま使えるわけもなく、直接的に役立つパブリシティに関するアイデアはこの本にはないと思う。
「広告」と「パブリシティ」を分けていたレイ
しかし、当時、おそらく「広告」全盛だっただろう時代に、パブリシティの結果測定をカネだけ(only in terms of cash)で換算する人々をレイ・クロックは超えていた。
この後の他の章で、レイ・クロックが、どうやってテレビCMで大きな覚醒を体験したか書かれているが、それまでレイ・クロックもパブリシティの潜在力には疎かったと思われる。
しかし、その成功体験におぼれることなく、時代が「広告」から「パブリシティ」へと進化していたことを、おそらく軽々と無意識に意識改革できていた点がレイ・クロックの非凡なところ。
パブ効果と企業規模
チェーン店が増加するほど、パブリシティの費用対効果はレバレッジが効いてくる。
「売上げの拡大 → 規模の拡大 → パブリシティの強化 → 売上げの拡大」という成長サイクルが回り出す。
この状態なら多くの人が「I never hesitate to spend money」と言える。
この状態にまで「lift-off」させることができた点がレイ・クロックの成功物語である。
He has a narrow vision that allows him to see income only in terms of cash in his resister.
-