< | >

Pay-easy ショップ側メリットは大きい
  • (2018-04-21 10:42:18)
※ネットバンクでPay-easyを試した感想。その結果、私は使わない派。ただし、ATMでの利用なら便利そう。

通販の決済方法で「Pay-easy」という選択があるショップがたまにある。

なにか恐ろしそうな感じがして今まで選択したことはない。本日、コーナンというホームセンターショップさんのお店で買い物をした際、なんとなくそそられて試してみた。


リアルタイムに決済画面に遷移しないの?


買い物手続きが完了した時点で、決済画面が現れると予想していたが、それはなく、メールで着た明細メールの中のリンクをクリックすると決済画面となる。


メールで決済画面のURLを送る手法


メールで送られてくると

(1) 届かない人もいる(原因はいろいろだが)

(2) 届いても読まない人も多い(たとえば、AmazonユーザーはAmazonからのメールを読まない傾向がある)

メールで決済画面のURLを送る手法はネットビジネスでは若干不安定と思う。


Pay-easyのつもりなのに違う画面がでた


メールをクリックした決済画面だが、Pay-easyの画面でなく、私の場合は楽天銀行のログイン画面となった。これはユーザビリティの点で混乱しやすい。

なぜならユーザーはPay-easyのリンクをクリックしたのに、完全に楽天銀行のログイン画面になることで、自分は「誰?どこ?」とわからなくなる。

Pay-easyはどこに行ったの?自分の場合、フィッシング詐欺画面の可能性があるかも?とも怪しんだ。


時間的・意識的断絶


Pay-easyの画面になり、そこからどこの銀行を利用しますか?という選択がある方がクールだろう。

だが、この選択は先の注文時にあるため、ユーザーからみれば、自分が選択した銀行と、その銀行での決済画面がでてくるまでの間に時間的・意識的断絶がある。

(連続していれば、こういう断絶感はないと思う)


メリットはこれ!


さてその楽天銀行のログイン画面だが、ログインすると、自動的に振込先・金額などが明示される。ここがPay-easyのメリット。これはありがたいし、ショップ側も大助かり。

決済手段として銀行振込の最大の問題点は"ユーザーに振込先と金額を入力させることで起きるトラブル"だから。こうしてログイン後はワンクリックかツークリックで支払が完了する。この点はすばらしかった。

ところが、支払完了後の画面には「ログアウト」というボタンしか残されていなくて唖然とした。もちろん「戻る」ボタンを押しても戻れない。

たとえば、ATMで振り込む場合、本当に振り込まれたか、多くのユーザーは振込明細を見るだろう。ネットバンキングなら、振込明細画面を見る人は多い。これが許されていない。

結局、自分でもう一度、楽天銀行にログインして明細履歴を確認することになるので、Pay-easyは全然イージーじゃなかった。

支払後はネットバンキングのフル機能を使えるようにすべきだろう。自分のアカウントに自分でログインしているのに、強制ログアウト?と言いたくなる。

また楽天銀行へのログインはプログラムで自動ログイン化しているユーザーもいるだろうから、Pay-easyでマニュアル・ログインを要求される時点で、一部のユーザーには魅力が失われるようにも思う。


ユーザーよりショップ側に大きなメリット


現在日本の銀行間決済の最大の問題点は「消込」の問題と思う。その元凶は「全銀プロトコル」。消込業務やっている人なら「全銀プロトコルはウンコ」と思っているのではないだろうか。

全銀プロトコルができた頃ならまだしも、今ではアフリカ・サバンナ地帯の村人さえ、もっとましな決済システムを利用している。

全銀プロトコルの弱点を多少なりとも解決すべくPay-easyのような構想が生まれたのだろう。

で、その恩恵はショップ側により明確に感じた。なぜなら、ユーザーに支払先と金額を入力させると、案外、気楽に間違う人が多くて、差額処理は完全に無駄な作業にもかかわらず、再請求や差額返金など異様に高い労力的コストが発生するから。

この問題がクリアできるとあれば、ショップ側には高い魅力となる(余談だが、それにしては導入ショップがそれほどでもない気がする、ショップ側手数料が高かったりして?)。


コーナンのネットショップ


ついでにコーナンのネットショップについて。

楽天内のコーナンショップである商品を購入し、よかったので、繰り返し購入しているが、繰り返すのならコーナン本体で直接買った方が、中間業者がいない分、安いかも、さらにコーナンさんにもメリットがあるので、とわざわざ検索して買いに行った。

ところが、楽天で買うより、商品価格は高かった。つまり、コーナンとしては自社サイトより、手数料をモールに払ってでもモールで買ってもらった方がよいというスタンスのようだ。

意外と自社ショップサイトを重視していないんだな、と感じた。

注文手続きの画面の文字の小ささは5・6年前のスマホ以前スタイルのままで、何年もサイトに手が加えられてない点も明白だ。

大手さんといえども、Amazonや楽天のようなモール全盛時代ということか。

経緯としては自社サイトを作ってみたけど、予想外に維持が大変だったので、モールに丸投げということかもしれない。

それは経営者の選択、他社さまのビジネススタイルの話なので、そういうスタイルかと理解して、ショッピングは完了。

<< 法務局の「登記ねっと」を試した< | >(失敗の記録) エプソンLP-S180D へ乗り換え >>
search
layout
admin

[▲page top]