決め手がない迷惑電話・一斉同報迷惑FAXの防止策
- (2012-05-29 18:01:27)
Webの会社概要で電話番号・FAX番号を取得する業者たち
電話番号やFAX番号を収集する手段はいろいろある。
Webの会社概要はコンタクト先リストのお手軽なソースになりえる。そんな彼らは気軽に社長名を指定して電話してくる(スモールビジネスはナメられている)。
「社長の○○さん、おられますか?」
まるで旧友のような口調の連中もいる。
「○○、いる?」
最近ではWebに掲載する電話・FAX番号と役員名は、画像がいいかもと感じるようになった。どうせプログラムで巡回収集しているだろうから、一手間かけさせるだけで食いつく業者は途端に半減するだろう。
プレスリリースで電話番号・FAX番号を取得する業者たち
プレスリリースはマーケティング部や広報部の担当者の氏名・連絡先がばっちり掲載されているので、これも貴重な情報源である。
プレスリリースから担当者の個人情報がリークしている。目の付け所がよい、というか彼らの常識か。プレスリリースも危険な時代だ。
ナンバーディスプレイである程度事前にわかる
無用な飛び込み営業や、しつこい一斉同報FAXの発信元・送信元は記録する。2回目からは、ナンバーディスプレイである程度事前に判断できる。
一斉同報FAXサービスの会社は、回線を多数所有しているようで1回線・1番号規制しても、何度でも似た違う番号から入ってくる。丁寧につぶしていくしかない。
配信中止を要請する連絡先がない一斉同報FAX
営業電話なら、電話してきているその本人に話せるが(その効果は別として)、一斉同報FAXは配信中止の要請方法がない。
配信中止を依頼したくても大半は連絡先さえ書かれていない。あるのは広告主のFAX番号のみだったりする。
一斉同報FAXサービスの会社自身、人には言えないサービスであることを自覚しているようだ。
NTTの「迷惑電話おことわりサービス」
指定番号の電話やFAXから着信しないようNTT局内でブロックしてくれるサービス。技術的にはカンタンだろう。その程度の仕組みは通常のPBXなら、ソフト的にいくらでもなんとかなりそう。
設定方法もユーザーによる自動化でNTTにとっては手間いらずと予想するが、それほど前向きに売り込む姿勢は、NTTさんには感じられない。需要の少なさが逆にコスト負担になっているのかもしれない。
現状、「迷惑電話おことわりサービス6」「迷惑電話おことわりサービス30」の2種類があり、迷惑な発信者番号を、それぞれ6件・30件登録できる。月額600円/700円。
(最大登録件数30件は不足だ)
電話機で着信拒否
電話機によって、登録できる件数は限られているが、なかなか効果がある。一般のご家庭なら発信者通知がない電話は無差別にブロック・着信拒否しているお宅が多いかも。
(しかし、こういうお宅対策として発信者番号を「0120」からにしている業者もある模様)
ISDNの場合は、TAで「迷惑電話」リストで対応
今時、ISDN(INS64)用ターミナルアダプターは流行らないが、使っている人には便利。
しかし、いろいろな機種を試してみたが、だいたい迷惑電話リストに登録可能な件数は、20件程度。明らかに不足だ。
社内PBXがほしい
自由に着信拒否リストが作成設定可能。しかし、スモールビジネスにはPBXはデカすぎるし、高すぎる。
完全シャットアウトはムリ
しかし、いずれにしても完全には着信拒否の自動化はできない。あとは我慢。
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