もっと早く試せばよかったHDD消去ソフト
- (2012-03-02 05:57:37)
今までのやり方
HDDを廃棄するときは気を遣う。特殊なネジを開ける専用ドライバーが必要だったが、分解して物理的に破壊して捨てたことがある。
しかし、意味があるのかどうか。ディスクを傷つけても案外頑丈そうに見えた。CDなども多少ひっかいたくらいではデータは読み取れる。
HDDの廃棄時は、たいてい最小限のOSだけ残してすべてのファイルを消去。空いたスペースにダミーデータを繰り返し書き込むプログラムを走らせていた。
ソフトの完成度の高さと有料・無料は無関係
スタッフがPCを廃棄するにあたり相談されて、もっと簡単な方法はないかと調べると有料・無料ソフトいろいろあって、今さらHDD消去ソフトの存在に気づく。
こういうツールは、有料ソフトの方が安心という気もするが、おもしろいことは、ソフトウエアの世界では有料だから完成度が高いとは限らない。
むしろ、ユーザー数が多い人気フリーソフトの方が鍛われ実績を積んでいることが多い。
企業ポリシーによってはフリーソフトを嫌う傾向がある(そして、その理由は共感できる)が、完成度の高さを考えると人気があるフリーソフトやオンラインソフトも選択肢に。
消去ソフトを試す・・・DESTROY
(1)DESTROY ダウンロード
・解凍すると「DESTY31B.ISO」というイメージファイル → CDに焼く。
(2)imgBurn ダウンロード
・ISOイメージファイルの読み込み・書き込みするためのライティングソフト。
・ImgBurn社からダウンロード&インストール。
※インストールタイプを「Full」や「おまかせ」や「自動」で行うと、Ask.comのツールバーもインストールされるかもしれない。こういうときは、なるべく「カスタム」でインストールしたい。
(3)DESTY31B.ISO をCDに焼く(10秒)
(4)ブート時にCDで起動するようにBIOS設定
・電源投入時に自分のeMachinesの場合「F12」キーを押し続ける(ちなみにBIOSは「DEL」)
・DESTROYと入力。あとはメニュが表示される。
※DOSで立ち上がるところが驚き。DESTY31B.ISOにはDOSイメージまで入っているの?
FreeDOSというものらしい。
消去ソフトを試す・・・DBAN
Darik's Boot and Nuke(DBAN)は、LinuxベースのHDD消去ソフト。現時点でのバージョンは、dban-2.2.6_i586.iso。イメージファイルとして配布されている。
(1)イメージファイルをダウンロード
(2)imgBurnでCDに焼く
(3)PCをCDで再起動すると、コマンド受付画面になるので、迷わず「autonuke」と打ち込む。あとは全自動ですべてをクリアしてくれる。
デフォルトの削除方式は「DoD Short」。米国国防省の削除方法基準の一つ。「Short」と言われる割にはPen4+300GB HDDで8時間。
0をひたすら書き込む「Quick Erase」を選択しても2時間。時間はかかる、フルフルに使用していなければ途中でやめてもいいのだろうか?
※DESTROYとDBANでは、どちらも凄いが、選択オプションが少なく初心者にとってやりやすいのは autonuke があるDBANかもしれない。
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