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Dropboxを試す
  • (2009-12-30 08:53:01)
見えないDropboxのビジネスモデル

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数年前「宅ふぁいる便」など「オンラインストレージ」というサービスが流行りだした。動画や印刷用の版下など大きめデータの受け渡しに便利な優れ物。参入障壁が低いのか次々に似たサービスが林立した。

こういう便利なサービスは、mixiのときがそうだったように「どうやって収益を上げるのか?」が気になる。その意図が理解できないとどうも手が出しにくいが、若い人たちは気にしないようだ。もっともmixiは未だに私にはナゾだ。

Dropboxはオンラインストレージというよりも、インターネットを介した「同期サービス」「シンクサービス」といった方が適切。自分のPCの特定フォルダーと別のPCの特定フォルダーをリアルタイムにシンクしてくれる。

去年9月にTechCrunchで騒がれ、その年末には日本でも急速にインターネットで記事が増加したらしい。今年になって遅ればせながら私も偶然知ることになったが、自分のPCのデータや情報が自動的にインターネットに送出されることが不安で今まで食わず嫌いだった。

書きかけの記事や作成中のExcelファイルは今までUSBメモリーに入れてオフィス・自宅を往復する毎日だった。

ある日、USBメモリーを紛失して考えが変わった。Dropboxを使ってみると完成度の高さに驚く。

気になるビジネスモデルを検索するも私と同じような疑問を持つ人はいても誰も解説してくれていない。

確かにフリーのBASICサービス(2GB)の他に月額10ドル、20ドルのProサービスがあるが50G、100G欲しい人が1割も存在するとは思えない。しかし、数を確保すれば?・・・Dropboxはすでに300万人の会員を獲得しており、その破竹の勢いは止まらない。

仮に300万人の10%=30万人が20ドルのProサービスに加入すれば6Mドル、つまり毎月6億円。

仮に300万人の1%=3万人が10ドルのProサービスに加入すれば0.3Mドル、つまり毎月3千万円。

世界規模のサービスなので会員数が億単位となることもありうる。

システムの急激な増強は大きな継続的な投資になるだろうし、最近ようやくDROPBOX.COM(以前はGETDROPBOX.COM)という自社名に最適なドメイン名の買収に成功した例のようにまだ投資の段階を踏んでいる。

Sequoia Capital、Accel Partnersといった有名どころのベンチャーキャピタルはまだまだ投資を続ける姿勢を見せているという記事もどこかで読んだ。この先に何があるのか。

TechCrunchの投稿では、「WEBホスティングサービスをやればFTPしなくていいのでいい」というのがあった。今さらインフラ系のWEBホスティングサービスはなかろう。

とりあえず「市場獲得」?そしてGoogleに買収してもらうというゴールを描いているとしたら?・・・かなり平凡な空想か?

参考記事(PRICING WIRE)Referral and Pricing Lessons From Dropbox Beta

http://www.pricingwire.com/home/2009/5/7/referral-and-pricing-lessons-from-dropbox-beta.html

※余談だが、本文中でてくる「consider how Dropbox leveraged Twitter to boost their referral program」は、Twitterがプロモーションに大きな影響力を発揮したことが明記されている。2009年は日本でもTwitter爆発といった感じだったが、我が国は一年遅れといったところか。






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