中小企業の採用と募集の問題
  • (2021-06-16 05:54:53)

広告への投資はムダな時代


今期は、Webサイトと広告への投資をほとんど行っていない。

まず広告は、広告効果が著しく下がっている。商材によっては広告は大切な営業活動であるが、当社の場合は、ほぼ意味がない時代に来ていると感じている。

今まで広告に意味がないと思われていた AGC・帝人・日清紡などは、逆に安くなったテレビ広告をうまく活用しているイメージはある。

(それにして、アホみないな広告流しているが、電通のクリエイターにうまく乗せられている印象だ)

彼らの本音は税金対策じゃないのかな、もしくは先行き危ないテレビ局支援という意味もあるかも。

本気度がない広告ならやらない方が得策と思う。経営陣の体質が知れる広告である。東芝みたいに傾く予感がする。


Webサイトへの投資


Webサイトには投資したいと思うが、Web制作会社さんには依頼しにくい。下請けに投げられるだけの構造になっている会社が多く、ムダである。

かなりの部分を社内制作できる当社には、フリーランスさんとの取引が適していると考えているが、なかなか取引関係が継続せず、失敗している。

技術者は腕のよさが一番の採用基準だが、当社の案件は、凄いことをしてもらうわけでなく職業人として平均的な力量があれば充分。

むしろ、性格の問題が大きい。利権意識が強すぎない人が理想である。欲深い人だと何やってもらうにも面倒である。

あと、一つの依頼でも、いろいろ質問する人も面倒。Webページの制作は、ある意味、芸術的な創作活動なわけで、こちらからあまり細かくは指定できないとボクは感じている。

しかし、中には何をするにも仕様書がないとできないとか、条件などを細かく言ってくる人もいて、面倒である。

採用の基準はこのへんである。フリーランスさんは、個人ごとに傾向がばらばらなので、どんな人に当たるかはくじのようなもの。

(1) 性格の問題
(2) センスの違い
(3) 腕の問題


マッチングサイトの満足度は低い


腕が良く貪欲でないデザイナーやコーダーさんは、企業からの信頼も厚く依頼も多いので、手は空いておらず、よってマッチングサイトなどにはでにくい。

当社のような案件をやる人は、可能性として、売れ残りな人に当たる可能性が確率的に高いことになる。

ランサーズやクラウドワークスといったマッチングサイトでは、直接話すことが許されないので、意思疎通がかなり難しい。単発案件でさえも成功したことはない。腕はよい人が多いが、かみ合わないものである。

ランサーズ、クラウドワークス、ココナラあたりで、「数打てば、そのうちウマが合う人と出会う」と考え、何度も小さな案件を公募してみたが、ダメだったね。

余談だが、記憶に残った体験は、わずか数行の日本語さえ読んでくれない手前味噌な制作者に当たったこと。タイトル程度で、勝手に解釈し仕事をしてしまうタイプ。

腕はよかったが、その前に、基本的なコンサル能力というかクライアントの要求を理解する態度が完全に欠落していた。その人は、あえてそうしているのかもしれない、とも疑った。

納品物は、ボクの指定とは違っていたが、良いできばえだった。Illustrator作品での納品だったので、不足分や間違っているものは自分で修正した。


人の出会いは運任せ


フリーランスを探すのはなかなか大変。人の出会いは縁というふしぎな運命のなせるわざ、人智ではどうにもならない、なるようにしておくしかなかろう。


採用、中小企業の平均的な光景


ここまでは採用側の希望を書いてきたが、しかし、我ら中小企業には、そもそも人が集まらない現実がある。選べる立場ではないのだ。

中小企業は人が集まらないからと、多少高めの報酬設定や有利な条件提示を行っても人は集まらない。

応募者たちは、目先の報酬だけでなく、将来を考えて応募してくるので、実績になるもの、先に続くものの方が魅力的である。あるいは1回仕事すれば、あとは「保守」名目で、毎月安定した収入が発生する案件の方がよいだろう。

自分のスキルアップやキャリアアップに役立つ案件の方がよいし、安定した収益が最低の労力で上がるものがよい。当然のことである、自分もそうする。

であるから中小企業の案件には応募者も少ないし、応募しても本気度の低い人や、どうかすると「応募してやるよ」といったナメた態度で接してくる人もいる。これが中小企業の平均的な光景である。

中小企業を経営していると、世間からは、こう見られているのか、という瞬間は、たまにあるが、ナメた態度の応募者がやってきたときは、実感としてわかりやすい。

毎年お国に税金を納め、多少なりの地域雇用を生み出して、地域貢献に参加している意識がある中小企業経営者は多い。

しかし、若者に中小企業経営者のこういう誇りを理解して欲しいという方がムリである。自分たちも、かつてそうだったのだから。



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