JNBがPayPay銀行になっていた
- (2021-04-30 04:55:54)
PayPay銀行
先日ジャパンネットバンクが「PayPay銀行」と改名していたことに気づいた。やっぱり、ジャパンネットバンク単独ではやっていけなかったのかな?という印象を受けたが、実情はわからない。資本参加自体は数年前かららしい。
この件で、ネットバンクについて一消費者側としての記憶と感想のメモ。
JNB とイーバンク
日本初のネット専業バンク「ジャパンネットバンク」の設立は2001年。楽天銀行の前身「イーバンク」の設立も2001年。
ほぼ同じタイミングだった。
イーバンクは大蔵省の元役人様やメガバンクの元役員様が集まって設立されたとか。
銀行免許は政府による規制が厳しく、一般人のボクらが設立することは事実上不可能と聞く。
それが元役人さんたちならできるのだ、大したもんだと思った。
銀行の商品は何?
ネット銀行であれば、店舗や大量の行員の維持が不要という点は有利だが、肝心の売る商品は何?と思った。企業の資金需要は落ちているし大企業は銀行よりもエクイティファイナンスでの資金調達に向かっている。
為替手数料収入は安定しているだろうが、大きな収益になりえるのか?
都銀が為替手数料の大きな値上げを画策しているらしいことはウワサには聞くが、手数料負担が大きくなれば、他の道が開け、消費者や企業はそちらに流れるだろう、仮想通貨とか。
となると、銀行さんが稼げるところはサラ金やカードローン?しか思いつかない。
ネット銀行は生き残りやすい
店舗や人員が不要という点で、既存銀行よりはるかに有利ではあるが、銀行そのものの必要性が薄れていく時代の中で、ネット銀行は生まれた。大きな成長には至らなかったようだ。
イーバンクは楽天に買収されて2010年「楽天銀行」と改名した。
イーバンク、儲かってなかったのかな?が一般人の印象。ボクもそのレベル。内情は知らない。三木谷さんの戦略も見えて来なかった。
ジャパンネットバンクは2021年「PayPay銀行」と改名した。
孫さんの戦略はなんとなく、日本のマイクロペイペントは全行程で、すべて私がいただく、という戦略が感じられる。
日本の銀行は近い将来大量淘汰されるだろうが、ネット銀行はおおむね、多くが生き残るしPayPay銀行はもしかしたら都銀を食うくらい強くなるかもしれない。
孫さんには安い買い物だったのではなかろうか、と空想する。
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