- (2021-04-27 15:39:19)
中小企業よ、当行で口座開設しないでくれ~
創業した頃の話。起業したら銀行口座は必須、そこで、地元の都市銀行さんにて小さな資本金で口座を開設した。その際は銀行の二階に案内された。ここまではよかった。
しかし行員さんの機械的な説明と言葉の端々にでてくる冷たさに「どうせ、すぐ倒産だろう」という担当者の心中が伝わってきた。
実際、起業は3年以内に半数が倒産か活動停止、10年以上生き残れる企業は10%もない。
銀行からすれば、ムダな口座だし幽霊口座になれば、むしろ迷惑な案件でしかない。
ボクらを見る行員の目は当然厳しい。そのときの担当者の軽蔑気味の態度は今でも感覚として記憶に残っている。
数年前に会社を設立し都市銀行さんに普通口座の開設に行った友人によると、今では口座開設自体が、なかなかさせてもらないとの話だった。
私の時は冷たくあしらわれても開設自体は誰でも可能だったが、今は煩雑な書類が求められるらしい。
門前払いが本音なんだろう。今から思えば、地元の信金などで開設したほうが良かったかもしれない。
都市銀行の場合、融資してもらっても相手が中小企業では事業についていっしょに考えてくれるような態度はみじんもないだろう。
融資をしてもらった話
そうそう当社も一度、別の銀行から融資を受けたことがある。500万円だったかな、一度も滞ることなく返済したが、途中、担当者から電話があり今年の決算書を送れと言われた。
融資を受ける際は審査があるので決算書の提出は避けがたいが、問題なく返済しているのに、なぜ決算書?と思った。
それ以外、まったく意図したつもりはなく純粋に質問のつもりで「なぜ?」と聞いた。
担当者は意外だったようで、驚いた感じで「そういう規則」とムキになっていた。
毎月きちんと返済しているので、不要じゃないですか?とボクも譲らなかったら電話は切れた。その後、二度と決算書は求められないまま、返済は済んだ。
この些細な反抗で、ブラックリストに載ったかもしれないので、みずほ銀行からの融資はもはや期待できないと覚悟している。
しかし融資先の企業の決算書を毎年収集していては紙なんで、銀行さんの倉庫も相当クズだらけだろうと心配になる。