★(521) 小さな肉体に、ときとして偉大な精神が宿る・・A little body often harbours a great soul.
- (2020-09-16 08:27:00)
露骨な軽蔑はあまりされないものの、心中そう思われていると思う。
これは露骨な一例だが、ローマを歩いているとき、ローマ軍の格好をした何かのエキストラらしき人の前を通ったとき、突然、そいつに腕を捕まれて、指を振りながら「Body-building」と言われた。
とっさのことで呆然、一瞬スキをつかれた格好だが、すぐに悟り、腕を振り払って日本語で「ほっとけ」と言った。
その後、しばらく「余計なお世話だ」とぶつぶつ言いながら歩いた。
あと、ボクが好きな作曲家ラヴェル(「ボレロ」が有名)は、背が低かった。彼はそれを気にしており、家具を少し低めに作っていたという。
来客があったとき、相対的に自分が高く見えるようにだ。
・・かように人間というのは、顔や身体の優劣やサイズを心底気にする。
しかし、「A little body often harbours a great soul」の事例は、どの時代も、どの国でも事欠かない。
逆に肉体が小さい人間は、それをバネに、偉大な自分をへと成長させる人もいるのだろう。
grow great in his soul.
A little body often harbours a great soul.
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