★(153) 怒りで始めた行動は恥で終わる・・Whatever is begun in anger ends in shame
- (2020-03-15 06:28:16)
怒りが過ぎて、言ってはいけないことを、大切な家族や親に、つい言ってしまい、後で後悔するといった苦い経験は、誰しも一度や二度はあるのではないかと思う。
これはベンジャミン・フランクリンのコトバと言われている。ボクの好きなコトバ。
怒鳴られ体験談
ボクがある会社で働いているとき、プロジェクトの進行について上司に報告メールを送った。
その際、取引先の社長さんにも関係があるからと思い直して「cc欄」に取引先の社長さんのアドレスも入れておいた。
その情報は、その社長さんにとって特に必要ではないが、「cc」で追加してもらえれば、親切というレベル。
メール送信後、1時間くらいしてその社長から電話が来た。
受話器を取った瞬間から周囲に声が鳴り響くくらいわめいていた。何かを絶叫しており、とにかく激昂していること以外、何を言っているのか、まったく不明だ。
直接行きますと電話を切って、その社長のところに飛んでいった。その間に内心「冷静になっているだろう」と期待したが、今度は彼の部屋で怒鳴られまくった。
結局、この騒動は、何もなかったかのように、それだけで立ち消えてた。
彼の絶叫を総合すると、自分のメールアドレスが「cc欄」に入れられたことが腹立たしかったようだ。「To欄」に入れるべきだったようだ。
彼は世間では誰もが知る大会社の本部長職からスピンアウトして自分の会社を興した人。
解決すべき問題が何かさえわからない、謝罪すべきボクの失態が何かもわからないまま、バカバカしく、黙ってやり過ごして、解放してもらった。
自分の恥ずかしい怒りを、彼は後悔できたかどうか、今でもわからない。
Whatever is begun in anger ends in shame.
- 怒りで始めたものは、何であれ、恥で終わるものである