「充分な周辺情報」と「断片的ターゲット情報」
  • (2011-01-13 06:13:00)
文章には「主張」か「情報」か「結論」が込められている。必然というか、その文章を記述する動機というか、それらがなければ書く行為が発生しない。

しかしながら、書いているウチに自分の「主張」・「情報」・「結論」が不明になることがある。

また、しっかり「主張」・「情報」・「結論」が書かれていても、他人には伝わらないものも多い。

そういう文章は案外、日を置いて読み直すと書いた本人でさえ要点が見えなかったりするので、読み手の能力の問題でなく書き手の文章に問題があるのは自明。

「要点が見えない、主旨がわからない、何を行っているのかはっきりしない・・・」

検索エンジンは文章の要点や主旨などは判断できないので、ムダに言葉を並べてもSEO的には意味のある文章に書き上がっているだろうが、他人が読んでそんな状態なら文章としては破綻している。

これはWebライティングにおいて大きなミスであり、誰もが陥りやすいワナである。

どんな場合にこのワナに陥るか自分もまだ認識しておらず観察中ながら、私の場合は「周辺情報」を盛り込みすぎることに起因するケースが多いようだ。

周辺情報とは、主張や結論に到達するためのバックグラウンドになるし根拠になるものながら「beating about the bush」になりがち。主張や結論を強化するための根拠が、逆に読み手の頭を曇らせる。

それを回避する手段として、効果的に周辺情報を盛り込めるスキルや選択能力がないなら、むしろ周辺はバッサリと切り落としポイントだけを出す方が、むしろ効率的。テーマに関心がある読者なら断片的情報でも不足分は自分で調べるだろう。

・結論:
スキルがまだ充分でないなら、読者の関心がありそうな情報を直線的・断片的・端的に記述する。



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