HDDの処分・・diskpart
- (2024-07-12 06:12:19)
大掃除
近年は年2回ペースで事務所内の廃品を処分している。今月業者さんに来てもらうことになった。環境的・セキュリティ的に正しく廃品を処分する作業は体力・時間を消耗する。
HDDの処分
HDDは処分はセキュリティ的に正しく処分されるべきモノの代表的な機器。手間暇かかる作業である。
大変なので今回はさわらないつもりだったが、箱を開けると10個ほどのHDDがあり重いし場所を取るし、何年も先送りできないという気持ちになり半分くらいを処分することにした。
処分となるとデータ削除・・これが時間を食う。今まで「wipe-out」「destroy」「dban」などのHDDデータ消去専用ソフトを利用していた。今回は「diskpart」でやってみる。
diskpart
diskpartは、Windowsに付属するコマンドベースのHDD用ユーティリティで、以前から存在は知っていたが、なんか難しそうで使ってこなはかった。
はたとdiskpartの「clean」コマンドがHDDのデータ消去に非常に楽らしいということを知り今回試している。
Win10 DOSモードから「diskpart」と打つとdiskpartユーティリティの別画面としてポップアップされる。
diskpart手順
(1) list disk・・HDDのリスト表示
(2) sel disk 1・・HDDの選択
(3) list disk・・正しいHDDが選択されているか確認(「*」印が選択ドライブ)。消去予定でないHDDを間違って選択すると悲惨である
(4) clean all・・ディスク上にオール「0」を書き込んでくれるらしい
diskpartとHDDデータ消去専用ソフトの比較
diskpartは、WindowのDOS窓から起動できる、そこが楽。
一方、Wipe-outなどの専用ソフトはUSBメモリにFreeBSDなどの起動用OSをセットアップする手間があり、かつその起動USBメモリから起動させて操作する。
手間という点でdiskpartのメリットは大きい。一方デメリットも当然ある。
diskpartは動作中、何パーセント終了したなどの経過情報がいっさい表示されないので「いつまでやっているんだろう?」と不安になる。
今回は1TBのデータ消去に3時間程度を要した。diskpartと専用ソフトの間で消去時間にどれくらいの差があるか不明だが、大差なさそうな予感がある。
また専用ソフトには実際のデータ内容を16進で表示できるなど消去以外に様々な機能がある、この点でもdiskpartは劣る。
SSDドライブも消去できる
diskpartはHDDだけでなく、SSDやUSBメモリーのデータ消去にも利用可能。
・destroy、dban → SSD消去不可
・wipe-out、diskpart → SSD消去もOK!
diskpartで自身HDDは消去できるか?
最後にdiskpartを起動したHDDから自分自身のHDDデータを削除できるのか?・・当然できないと思われるが、技術的にやれないことはなさそうな気もしてよくわからない。機会があればテストしてみたい → 後日テストしたら、予想通りエラーとなった、よかった。