SQLite3を試す
- (2024-02-28 16:09:19)
最強コンビ:Wordpress+MySQL
WebサイトにおけるWordpressの比率は相当高いと思われる。CMS全体では7割くらいのシェアがあるのではないか。そのためWordpressのデータ部分を管理保管するMySQLがすっかりネット空間でのデフォルトデータベースになった印象である。
WordpressもMySQLもよく作り込まれていてひたすら凄いとしか言いようがない、しかも無料、機能的にも経済的にも無敵である。
しかし一般の人々や中小企業のわずか100ページにも満たないようなサイトやブログをWordpressで展開する必要ある?と疑問も感じる。
中小企業には大げさなソリューション
Wordpress+MySQLは、歩けば数分のコンビニにちょっと買い物に行くときのイメージに似ている。近所のコンビニだったらスーツ着て車庫から自動車を引っ張り出し運転するまでもないだろう。普段着のまま行けば車庫から車が出る頃には店に着いている。
数百レコードでも数百万レコードでもサクサク動くMySQLは偉大ではあるが、それだけしっかりした構造体でありセキュリティや汎用性を拡げるクライアント・サーバ型の構造になっている。
軽快ワンファイルのSQLite
一方SQLiteはデータベースを含む単一アプリでクライアント・サーバ型ではない。データベースは単一ファイルでありセキュリティはそのファイルに与えられたパーミッションレベルでしか守られないが、反面、ワンファイルで軽快で簡単というメリットがある。
何を優先したいかは利用者毎の要求や目標によって違うが、SQLite派がもう少し増えても良さそうな気はする。
そもそもデータベース必要?という問題もある
中小企業の100ページ未満レベルのサイトなら本当はデータベースなど入れずにプレインなペラhtmlファイルをゴリゴリ書いていった方が断然早いしメンテナンスも圧倒的に楽だと思う。
データベースがあればそれを理解し管理できるスキルが求められる、これはhtmlファイルを書く能力とは別のスキルなので人材的にも追加の助っ人や契約先が必要になる。
しかし事情によりデータベースを使う必要があるならMySQLよりなるべくSQLiteで行きたいのが私の好み。ということでSQLiteの勉強を少しやってみた。
MySQLとSQLiteの違い
こちらの記事がわかりやすかった → 「SQLiteとMySQLの比較」
SQLiteの長所
・サーバーの性能とメモリ要件が低い
・エネルギー消費量が削減できる
・自己充足的でポータブル
・すべてのPHPにデフォルトで含まれている
SQLiteの短所
・複数ユーザー環境やXML形式をサポートしない
・一度に一つの接続しか扱えない
・データサイズが大きくなるとパフォーマンスが低下する
・クライアントからデータベースへの問い合わせができない
SQLiteインストール
SQLiteは一つのアプリでコマンドラインツールを含む。ここからは「SQLite入門」で勉強させてもらった内容:
・ダウンロード
sqlite.orgから下記をダウンロード
Precompiled Binaries for Windows → sqlite-tools-win-x64-3450100.zip(4.77 MiB)
・インストール
C:\Users\のどこか適当なところに「sqlite3」のようなフォルダーを作成し上記ファイルを解凍すれば、コマンドラインで使えるようになる(インストール自体不要)
・管理画面の入り方
コマンドラインから「sqlite3」とタイプすると管理画面となる。
・データベースを新規作成
(newdb.sqliteという新規データベースの作成例)
C:\Users\USER\sqlite3>sqlite3 newdb.sqlite
・既存データベースに接続
既存データベースが存在しそれを操作するには接続する
(newdb.sqliteという既存データベースの接続例)
C:\Users\USER\sqlite3>sqlite3 newdb.sqlite
・あとはSQL文を打ち込んでいく
SQLite操作用のアプリ
SQL文を打ち込める人は上のSQLiteコマンドで目的の操作ができるが、慣れていない私のような人には操作用のアプリがある。私が利用させてもらっているアプリは「tksqlite.0.9.25」。
SQLiteやtksqlite・・こんな凄いソフトやアプリを無料で使える幸せを感じている。
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