1TBのHDD廃棄のし方
- (2020-07-26 06:13:38)
しかし、物理的に壊してもプロからすれば、お皿(プラッタ)のかけらからでさえデータ復元は可能という・・そこまでやる人、実際にいるの?
廃棄する前に自分で消去
使えるHDDを廃棄する行為自体が、もったいない。それに、環境的にも再利用が望ましいと思う。
PC廃棄の専門業者さんに送ることなるが、そこで消去してもらうという話だが、それにしてもデータは自分でもきれいさっぱり消去して送りたい、念のため。
これが大変で、1TBくらいあると、大変な時間がかかる。
消去専用ソフト
ボクが使用する消去ソフトはDarik's Boot and Nuke(DBAN)やDestroy。
今回はNukeでやった。ブータブルUSBに焼いたDBANを持っているので、これでPCを起動しautonukeを走らせるだけ。
これだけではあるが、もの凄い時間を要する。
とにかく長い時間がかかる
メインPCが使えなくなるのは困るので、余っているAtomノートPCでやってみたら、なんと100時間とでた。まるまる4日間流しっぱなし。
(Atomが原因でこんなに遅いのかどうかわからないが「さすが、Atomだ」と思った)
消去強度にはオプションがあり、通常、米国国防省の削除基準「DoD Short」を使うが、あまりの時間なので、一番速い(強度は弱い)「Quick Erase」(たぶん、すべて0を書き込むゼロフィル?)を選ぶと、それでも10時間だった。
パワーがあるPCでやるとどれくらいの時間になるのか、やってみたい気もするが、もういいや、あまりテストしている時間はない。
Nukeを起動して、放置しておけばいいのだけの話だが、あまりにもかかりすぎる。
キリがない
心配性な人だと、ゼロフィルだけでいいの?という気持ちになるが、もう十分だろう。
残留磁気を調べれば、その前のデータを得ることが出来るらしい。だからランダムに何度か上書きすることが理想らしい。
最先端の研究所や国防関連のデータなら、米国国防省基準レベルがいいと思うが、一般人のボクらが、そこまでやる必要はない。
一般人から廃棄されたHDDをバラしてプラッタの残留磁気を調べる物好きは地球上60億人中何人もいないと思う。
それに最近のHDDは高密度化が進行している、残留磁気など読み取れないのではないかと思う。