ユーザー登録用メアドは、慎重に選ばないと後が痛い
- (2020-07-24 15:45:29)
登録用メアドの使い分け
ネットサービスにユーザー登録する際、必ず必要なものがメールアドレス。
ボクの場合、数種類の登録用メールアドレスを使っている:
(1) 仕事用・信用型
(2) 仕事用・リスク型
(3) プライベート用
「リスク型」とは、登録後にスパムの嵐になったりするリスクを感じるショップやサービスで、ある程度の時間が経過したら廃棄することを前提としている。
とはいってもはじめから信用できるか、できないかは、かなり不明で判断も間違うことが多い。
複数を使い分けていると「このサービスはどのアドレスで登録したか?」はよくわからなくなる。これは欠点だが、仕方ない。
アカウントじまいしたくても、できない!
スパムが多くなり、いよいよ廃棄したいとなったとき、非常の大きな負担が、それまで登録したサービスやサイトを一つずつ、メアド変更していく作業。
これは予想よりかなり大変で苦痛を伴う。それだけでなく、アクセスできない場合もある。
(1) 登録したサイトの記録がない
(2) 登録したサイトにログインできない(パスワード忘れやサイト側問題など)
たとえば、ボクの個人のFacebookはアカウントがロックされている。
どこかの犯罪者が不正ログインを試みて、システムが不正と判断し、ロックしたようだ。その結果、本人である私自身がログインできない状態に陥っている。
ログインしたければ、パスポートの写真を提出しろみたいなことが書かれており、放置状態だ。
そのため、自分のFacebookなのにメールアドレスも変更できないし、アカウントの閉鎖・退会さえできない。
AOLメールの問題
昔は、ユーザー登録にフリーのメールアドレスをよく使っていた。
これは、後々問題が多い。
たとえば、携帯電話の場合、キャリアにもらったメアドは、キャリアを代えるとメアドも変わる。これが大変でなかなかキャリアを代えにくい。
インターネットプロバイダーに提供されたメールアドレスを使うと、プロバイダー変更時にメールアドレスを失うので、こちらも同じ問題抱えることになる。
小規模なポータルサイトなどのフリーアドレスを使うと、いつの間にか会社が倒産したり、サービスがクローズしていたりとか。
だから、永続性のあるメールアドレスを使うべし、と決めて、10年くらい前にボクは、「AOLのメールアドレス」をユーザー登録に使うと決めた。
今ではAOLはプレゼンスがないが、昔は「今後も続いていく大企業のサービス」のイメージだったが、今となっては使いにくいサービスと思う。
まあ遅いし、セキュリティが厳しすぎて、他人が出したメールが届かないケースがよくある。
システムもときどき止まっているし、システムの安定性自体不安。
10年前はそれなりによかったが、次第に劣化してきた。AOLの母体の会社さんが身売りしたりM&Aなどで混乱していることも一因だろう。
調子が良かったときに100社くらいのネットサービスやショップにこのアドレスを登録したものだから、いざ、廃棄しようとしてもかなり大変。
そうこうしている間にパスワードを忘れて、自分のアカウントにアクセスできない状態に陥ってしまっている。
そんなわけで、AOLメールはクローズしてしまいたいができないメールの一つ。
優れているが不安もあるGMX
GMX.comのフリーメールは、なかなか秀逸なメールサービスで、安定性もある。10年経過してもサービスの劣化は感じられない。
ところが、たまにメールが届かないケースがある。
どういう条件や内容だと届かないのかわからない。
こちらは、AOLメールより、信頼性が高く、まだ使い続けるつもりだが、いつサービス終了になるか、劣化するかわからないし、またときどきメールが届かない問題も痛い。
メアドは自己所有ドメインのメアドに限る
こう考えてくると、信頼性が高く、永続性があって、制限が少なく自由度が高いメールは、自分自身でドメインを取得し、そこで作るオリジナルのメールアドレスに落ち着く。
(1) 信頼性が高い
(2) 永続性がある
(3) 制限が少なく自由度が高い
フリーメールアドレスは、全部はなくせないが、放置されているものは、さっさとメールアドレスを閉鎖したほうがリスクも少ない。
今後作るメアドは、自分が所有するドメインのアドレスだけに移行したい。しかも、長期に所有予定のドメインに限る。
(1) 自己所有ドメインのメールアドレス
(2) 長期に所有するドメイン名であること
長期所有でないとこうなる悲惨
自己所有ドメインでも解約すると、その後、そのドメインのメールアドレスが使えなくなる。
ボクのTwitterアカウントは、数年間ログインせず、最近ログインしたら「認証コード」が登録メールアドレスに送られた。
そのメアドはもはや使えない。事実上のシステム・ロック、このアカウントも、どうにもデッドロックしたままとなっている。
本来なら、ドメインを解約する際、そのドメインのメールアドレスで登録したサービスなどはすべて、事前に解約なり、メアドの変更を行うべき。だが、案外、どんなサービスに加入したか覚えていないものである。
痛い経験で学ばせてもらった。
GMailは使わない
なお、一般に、フリーメールを使うなら、GMailが選択肢の最初に検討対象になると思うが、ボクは使わない。
メールアドレスに関しての教訓
(1) 気軽に様々なサービスにユーザー登録しない
(2) フリーのメールアドレスは使用しない
(3) 自己所有・長期所有ドメインのメールを使おう
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