Beckyフォルダのナゾ
- (2019-01-18 17:03:17)
安定しているBecky
Beckyは長年使用しているメールソフト。昔は熱狂的なファンが多くメールソフトといえば、これだった。
Beckyファンも以前ほど多くはないようだ。
しかし、ある程度、まとまった情報をやり取りし、保管し、再利用する必要があるビジネスではメールは依然重要で、多彩なメールソフトがまだまだ健在だ。
そんな多彩なメールソフトの中で、私の好みは今でもBeckyかな。
私のBeckyのファイルサイズは5GBになっている。
それでもサクサク動く。その理由はよくわからない。それだけ開発者の設計思想が優れていたのではないだろう。
引っ越しも簡単
私は頻繁にPCを変えるので、中身の引っ越しも頻繁に行う。
Beckyの引っ越しはとっても簡単で、
(1) 新PCでBeckyをインストール
(2) 旧PCでBeckyフォルダを丸ごとコピーして、新PCにペースト
(3) 旧PCのレジストリから[RimArts]部分をエクスポートし、新PCでインポート
トラブルはほぼ発生せず、長年使用し重く複雑にデータが積み上がっても問題なく動作する。それでBeckyの中身に関しては本当に無関心であっても問題ない。
Beckyデータフォルダの分割
私は何年か前に、ファイルサイズが大きくなりすぎたBeckyのデータフォルダの中身を2分割して、2つのフォルダで運営するようになった。
C:\becky!\new
C:\becky!\old
「new」は現在メインで使用しているメール
「old」はすでに使っていないが、記録として残しているメール
普通にBeckyを起動すると、メインのデータフォルダからデータを読み出す。
古いデータでBeckyを起動
古いデータを読みたい場合は起動時に読み込みたいデータフォルダを明示的に指定すればできる。たとえば、
C:\becky!\B2.exe /F C:\becky!\old
メールボックフォルダのナゾのネーミング
受信データや送信データは「xxxxxxxx.mb」というフォルダに保管される。
これは「メールボックス」を「新規作成」するたびに自動的に作成されるフォルダで、アカウント(メールアドレス)ごとに存在する。
このフォルダの命名方法の趣旨はわからないが、たとえば、こんな感じ:
5bf23456.mb
メアドとフォルダの紐付け
メールアドレスとアカウントの紐付けは「Mailbox.ini」というテキストファイルで行われているようだ。
このメールボックスフォルダの名前を、メールアドレスかアカウント名で命名してくれると、わかりやすいのに、と思い、試しにアカウント名に変更してみたら、なんとそのまま動作して驚いた。
「Mailbox.ini」へ記載は不要のようだ。
「Folder.lst」は自動更新される
ではどこでメールアドレスと実際のデータが格納されているフォルダは紐付けされているのか、本日、2時間位調べ回ったが、ついにわからなかった。
わからなくてもBeckyの運用には問題ない。
諦めたが、もしかしたらメールボックスの表示順位をリスト化していると思われる「Folder.lst」というテキストファイで行われているのかもしれない。
Becky!間でメールフォルダを移動しても自動認識
ここで言う「メールフォルダ」とは「メールボックスフォルダ」のこと。
Beckyフォルダを独立して複数に分けている場合、その中にふくまれる「メールフォルダ」を移動すると、行った先で、そのフォルダは自動認識され、また「Folder.lst」も自動更新される。
なんて便利!