VDSLノイズフィルタが抜かれてネットワークダウン?
- (2012-05-21 17:20:23)
トラブルは続く
以前から苦しんでいるトラブルは、このところ安静状態にあったが突然再発。ネットワークトラブルは、もはや持病のような状態だ。
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電話・LAN共用のネットワーク
ネットワーク回線は、電話線を利用したVDSL方式で接続されている。電話モジュラーに取り付けられたスプリッタから電話とLANに分かれる仕組みとなっている。
突然のネットワークトラブル
ところが、先週(土)突然のネットワークトラブル。VDSLの末端装置のVH-100(VDSLモデム)のLINKランプが点灯したりしなかったり、LINEランプが点滅したりなど、明らかに回線の問題。
ためしに、分岐装置(スプリッタ)をはずして、VSDLの電話線ケーブルを直接壁のモジュラージャックに繋ぐとネットワークが回復することから問題はスプリッタと断定しNTTに連絡した。
遠隔テストで障害が確認された(前回は傷害は確認されなかった)ので、113(NTT故障係)さんは、快くエンジニアを手配してくた。
安定しないトラブルの現象
エンジニアさんが来てくれる日。この日はどうしたってLINKランプが点灯しない。現象が明らかに変化している。
こうなればVH-100が悪いとしか思えないが、現象が変化することを考えると何かがおかしい。
トラブルの原因は、VH-50IIIフィルタの抜け
NTTさんに来てもらうと、すぐに電話回線側のノイズフィルタは?と聞かれた。
これは電話回線側に流れた信号の逆流やノイズをLAN側に流さないためのフィルタとのこと。
そのフィルタはそのへんに接続されないまま転がっていた。
つなぎ直してネットワークは正常に戻った。
「VH-50IIIフィルタ」と書いているが、これは本来「VH-50III」という製品に付属する「ノイズフィルタ」らしい。うちで使用している製品は「VH-100」。どういういきさつでこんなフィルタが転がっているか不明。
理解できないトラブル
問題は、誰がいつ、何のためにはずしたか?そもそも最初の工事から付いていなかった?
おそらく、かなり長期間はずれたままだったはずだが、なぜ動作していたのか?
もしや1年前から苦しんでいるネットワークのトラブルの根本の原因はこれだったのか?
よくわからない。
ノイズフィルタの説明がほしいところ
エンジニアの説明から「スプリッタ」なるものは信号の単純分岐という事実を知る。これは予想外。周波数分離をしているとばかり信じていた。同じ信号を単純に二股に分けるだけだそうだ。
よって、同じ信号が電話機にもVDSLモデムにも到達するが、回線の末端で反射して戻る場合があるのかもしれない。同じ波が戻ってくれば、信号がお互い干渉し合う確率も高いだろう。
となれば、信号のクラッシュも起こりうる!なんだ、大切な装置じゃないか!ノイズフィルタは。
もっと認知されるべき装置にも感じる。
今まで説明も受けなかったし、マニュアルにもWebにもこの装置の役割やメカニズムの記載がないのは残念だ。
いずれにしてもこれで長年のネットワークトラブルがなくなるといいのだが。