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痛恨の在庫切れを断ち切る在庫管理システム
  • (2010-03-24 06:17:55)
商品棚の商品が切れて、倉庫に在庫を取りに行って、在庫が切れていることを知ったときの心情。「青天の霹靂」。

何度も繰り返し、何度も反省し、また繰り返すという無能なサイクルを描く。人間の性質からして在庫切れは「努力」だけでは防止できないものと考えた方がよかろう。

人は必ずミスを犯す。「努力」だけでは防止できない。

スモールビジネスの在庫管理を改善する5カ条の御誓文:

(1)ビジュアル陳列:

商品や資材はなるべくビジュアルに残量がわかるよう配置・整理すること。中身の見えるマヨネーズのように管理しなくても無意識に「そろそろ買い時」と判断できる。これはかなり安定した手法で、この方法による失敗は記憶がない。しかし、スペースの問題や商品ピッキング時の作業効率性から考えれば、これが可能な商品や資材はごく一部。

(2)シリアル番号付きのラベリング:

商品や資材は同じ段ボール箱で複数入庫するものが少なくない。現状のラベリングには入荷年月と品名、数量などが書き込まれているが、必須項目として「何番目/全体の箱数量」を明記し、お尻の番号から箱番が上に上がっていくを使用順序を徹底する。

箱番は少なくなるにつて在庫量の閾値(threshold)が無意識に認識されミスが少なくなる。以前からいやっているが、私やスタッフが横着して箱番を優先させるより倉庫の取り出しやすい箱から持ち出してくることが問題。運用を徹底しよう。

(3)倉庫内レイアウトの規則化とレイアウト図の作成:

まれにまだ残っているのに倉庫で探せ出せずに「在庫切れ」と判断してしまうことがある。倉庫内の商品在庫や資材在庫の整理方法に問題があることは自明。定

番商品ならグルーピングの上、倉庫内で配置する場所を規則化すること。人間の頭脳は在庫場所をビジュアルに記憶しがちであるので、周囲の環境や箱の形状はなるべく一定である方が望ましい。

(4)ショッピングカートのよる在庫管理:

今時のショッピングカートは販売プロセスだけでなく、在庫管理もできるものが普通。入荷商品数の残り10%など、閾値(threshold)を設定し、閾値に達したら担当者宛にメールを送信する仕組みにする。これはショッピングカートを経由しない販売と商品でない資材などには使えない。

(5)データベースによる在庫管理(入荷・出荷マッチングテーブルの作成):

ショッピングカートのよる在庫管理はインターネット経由の販売商品に対して力を発揮するが、それ以外の商品、そして入庫や出荷や販売がシステム的に記録されない「資材」についてはカバーされない。

現状、まとまった数量の納品や出荷はExcelに記録しているし、入荷時の納品書は紙ベースで残してある。若干徹底性に欠けるが、記録されたものの有効利用がそもそもされていない。システムに記録されていない現状に問題があるのだろう。

インターネット経由の販売商品をリアルタイムに記録しているデータベース内に、それ以外ルートの販売商品、商品以外の資材すべてのモノの出入りを記録するテーブルを追加。

モノの入荷と出荷を手作業で入力するテーブルを作成し、商品番号・資材コードなどでリレーションして入荷数と出荷数の差額を計算しリアルタイムで残高・残数・在庫数を表示するプログラムを作成する。

※こういうデータベースは作ってもそもそも入力(インプット)を忘れることがあるので運用上徹底しない。忘れる原因はデータベースとプログラムの完成度の低さ、入力のしにくさからくる心理的抵抗感が遠因。もう一つは私を含めオペレーション担当者の怠慢。これは根性で「やる!」と心に決めてやるしかない(やはり、努力しかないのか)。様子を見ながら改善していこう。






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