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オールドドメイン被リンクサービスの営業電話
  • (2010-01-28 11:46:35)
数年前までSEO関連の飛び込みの営業電話が頻繁だった。ここ一年くらいなくなっていたが、昨日久しぶりに電話あり。

「オールドドメイン被リンクサービス」の販売だった。

オールドドメインがホット?

オールドなドメインのサイトからリンクしてくれるらしい。オールドドメインが今時のホットなSEOワードなのだろうか?

IPを分散しながらオールドなドメインからリンクしてくれるサービスは一年くらい前からベンダーが増えたように思う(*1)が、大企業への需要が一巡し、いよいよ我ら中小企業への売り込みに推移してきたのだろう。

(*1)下の図。2008年の終わり頃から「オールドドメイン」「被リンクサービス」の検索が爆発的に増加。

昨日の勧誘はサービス価格月額5万円とのこと。初期費用やオプションは不明。当方から質問したわけでなく自ら価格を全面に押し出すところを見ると自信のある価格設定なのだろう。

被リンクサービスの相場

オールドドメイン被リンクサービスの相場価格には明るくないが、サービスの質如何でいくらでも安くすることが可能な点はSEOコンサルティングサービスと同じ。価格はあってないようなものだろう。

熱い営業マンの熱い売り込みながら関心はそそられなかった。興味は、むしろどうやってオールドドメインを彼らが確保しているかという裏事情。

いくらオールドドメインでも、リンクファーム化すれば、たちどころにスパムサイトと見なされるだろうし、外部に向かったリンク数やリンク濃度が低ければビジネス上の採算ラインの確保が困難になる。

流通するドメイン?

またいくらなんでもたんにドメイン年齢が古いだけのドメインというだけでは意味がなかろう。日本語で同じカテゴリーでページランクもそれなりの、なんてそうそう仕入れできるものか、商魂たくましい人々のノウハウにはちょっとだけそそられる。海外からバルクで仕入れる?

独自ドメイン名つきWEBサイトがレンタルや売買の対象として流通し始めめているかもしれない。提供者がいなければオールドドメイン被リンクサービスなど売り出しようがない。それとも自社栽培ドメインだろうか?

しかし、こういうサービスに依存してSEO対策を行ったとしてもサービスを解約した途端、検索エンジンからの評価が落ちるというのも麻薬のように恐ろしいサービスである。

カネの切れ目はリンクの切れ目

「カネの切れ目は縁の切れ目」と言うが、まさに

「カネの切れ目はリンクの切れ目」

インターネットも人間の実社会と同じ原理で回っているようだ。

一時的トラフィックと集客には効果的かも

オールドドメイン被リンクサービスは、公開前映画のプロモーションのように一時的にトラフィックが欲しいプロモーションには効果的かもしれない(*2)が、長期的かつ永続的なビジネスを続ける意志がある企業にはリスクが感じられる。

(*2)リンク元のページランクが低ければ意味がない。

逆にこういったサービスがビジネスとして成立するのであれば、ドメインを取得し数年かけて育成すれば、数年後にはオールドドメインとなり、ちょっとしたビジネスチャンスの展望も開ける可能性はあるだろうか。

オールドドメインのビジネスプラン

eNomやGoDaddyではドメイン維持費は年間1ドル〜10ドル程度、米国のホスティング会社では年間数ドルで無制限の数のドメインを収容できるので、1,000ドメインを取得し維持しても、(コンテンツの制作費用を除けば)、その運用コストは実にわずかな金額。

「コンテンツの制作費用を除けば」の部分が実は膨大投資が要求されるが、とりあえずドメインの確保維持だけなら信じがたく安価にできる。

もし1ドメインあたりの年間維持コスト(レジストラでの取得・登録、およびレンタルサーバーでのホスティング)を10ドルとすると、1000ドメイン維持・運用しても年間わずか1万ドル。日本円で100万円。ビジネス投資としては中小企業にも楽に届く範囲。

3年間育成(オールドドメインの定義が何年か不明だが、仮に3年とすると)し、1ドメインあたり、50リンクオールドドメイン被リンクサービスとして売り出せば、1ドメインからの売り上げが月額ウン万円〜数十万円、1000ドメインで、おお、ワンダフルな皮算用になる。

案外おいしい商売になるか?コンテンツの制作を考えれば実に非現実的な話しながら、米国人の発想は規模が違うので、彼らならあり得ると脳裏をかすめる。「100万ドメイン大売り出し!」なんて、ありえないことをやってしまうのがアメリカ人。

不利という結論

しかし、大局的にみれば???ビジネスコンセプト自体が検索ユーザーや消費者メリットに貢献しない。

現在はプログラムで非オーガニックなリンクを見破る技術に欠けていても、技術の改良、そしてフィルタリングによる排除も時間の問題。

たんなる排除だけでなくペナルティー履歴はデータベースに長期に残されるので、将来へのリスクさえ自ら作ることになる。長期ビジネスを考える運営者や経営者には不利と思われる。

カネだけでSEOを施す企業は、やがてアルゴリズムが追いついてくればGoogleやBingの制裁を受ける宿命にあるだろう。

そこを考えれば、そういったサービスの運営を行う側だけでなく、サービスを購入する行為も長期的には不利にように感じられる。

Google Insights for Searchでの調査結果




「オールドドメイン」の検索需要

「オールドドメイン」という言葉は、2008年1月に急にブレイクし(どんな事件や話題、キッカでブレイクしかか不明)、2008年6月からまっしぐら。しかし、今年ははやくもやや下降気味曲線を描いている。大企業さんへの営業が一巡し中小企業へ向かう分岐点か。




「被リンクサービス」の検索需要

「被リンクサービス」という言葉は、2008年11月に急ブレイクし、2009年は「被リンクサービス」の一年だったんだんな・・・今年も続くのだろうか?






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