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Adwordsを再開 私の落とし物
  • (2009-12-05 06:31:11)
何をいまさら、という自問自答する。2001年か2002年頃だったと思う。友人に連れられてあるプログラマーの会合に行った。月一の会合だったか記憶が定かではないが、独立系のプログラマーが集まって情報交換やテクニカルな議論をしていた。

プログラマーでない私にはハードルが高かったが、そこでGoogleからAdwordsというサービスがリリースされたという情報が披露され、彼ら独立系のプログラマーにとって、Adwordsは仕事を探すツールとして使えるのではないか、と盛り上がっていた。また、実際Adwordsを試した人からのプレゼンテーションも行われていた。

私は会合に2回ほど参加したもののそれきりである。

その後、Adwordsは異様な盛り上がりで日本のビジネスを変革していった。特に知名度や認知度が不足する中小企業や地方の企業にとっては救世主的なツールとしてプレゼンスを確立した。

毎年ある時期にあるキーワードで広告を出稿する程度でAdwordsを使用させてもらっているが、Adwordsの本当の意味や可能性を理解できず積極的に利用しなかった理由は今となっては茫洋として思い出せない。

毎日の「リアルな作業」(リアルな雑用)の忙しさにかまけて放置してきたことが実際のところ。

(思えば、大企業さんのように多種多様な人材がいて切磋琢磨している環境と比較すると、当社は自由だが刺激が足りない気がする。多くのもを見落として時間ばかりが経過していく)

Adwordsの可能性やポテンシャルなパワーを理解していないことが一番大きな原因だろう。

はからずもAdwordsの可能性を理解させてくれる事件が起きた。今年実施したアフィリエイトプログラム。

スーパーアフィリエイター達がAdwordsで稼ぐ姿を目撃し、軽いカルチャーショックを受けた。当社のアフィリエイトは半年間のトライアル自体結果的に失敗したが、刺激を受けた。ビジネスのヒントも授かった。

「資金力に乏しい中小企業に最適なプロモーション手法とは実はアフィリエイトではなくAdwordsでないのか?」という疑問を抱き始めた。

古いアカウントを引っ張り出して、今年はじめてログイン。

今まで何となく避けていたAdwords「ヘルプ」をはじめてまともに読む。これまでテキトーに流してきた知らない用語や理解不足の考え方(「キャンペーン」「広告グループ」「広告」など)を熟読する。

私は「品質スコア」に対する考え方をまるで理解していないことを知る。

「消費者とGoogleと広告主」の相互の双方的な利益関係について、Google社にはシンプルで明快な基本的スタンスと考え方が策定されており、Google社が提供するすべてのシステムやプログラムがその思想を反映するよう設計されているように見える。

(※これこそがブランドだ)

考え方を明示し、ツールと環境を与えるので、自分でやってみよ、と言われているようでもある。AdwordsのヘルプやAdwordsに関する記事を読めば読むほど、米国の大学のセミナーのような香りさえ漂う。

極端に劣化している当社の「品質スコア」をどうやって改善するか、チャレンジすることは拒まないと宣言されているようでもある。

Googleが日本で生まれなかったことが残念でたまらない。

また、私の無策ゆえ当社の発展が遅れていることも心が痛む。






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