会計士さんと会社の財務内容チェック
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musashino
- (2011-07-13 17:15:32)
2010/03/27
会計事務所の担当会計士さんと打ち合わせ。いつも新宿からはるばる国立市までご来社いただくが、たまには当方からということで久しぶりに新宿へ。数ヶ月に一度顔を合わせて会計データを眺めながらビジネスの出来具合や問題点を協議する。
あまり「突っ込みどころ」がないBS(貸借対照表)とPL(損益計算書)のようで(業績がよいという意味ではない)、今回もあまり注意を要する数値はでていないとのこと。概ね危険な兆候はなさそうだ。とはいえいつものことながら在庫残高の大きさは指摘を受ける。
在庫残高の高さ
売上比率に対する在庫金額が大きく膨らんだ理由ははっきりしている。新製品開発ラッシュとブランド立ち上げ時における先行投資の影響でありやむを得ない。しかし、それらの在庫がやがて自身を食いつぶす要因になることは多くの事例が語るところ。はやく償却しないと災いになる。
「在庫=キャッシュでない財産=税金の対象」という発想
今まで金融やソフトウェア関連の仕事やそいういビジネスの会社に勤務したり、そういう会社を経営していたのでメーカー・製造業の「モノ在庫」のインパクトは驚きだった。金融やソフトウェア開発会社には「商品在庫=キャッシュでない財産=税金の対象」という発想はないからだ。とくに金融業では商品在庫(=資金)は富の証。製造業では富でないのに富の証として課税対象になり、そしてキャッシュ不足のため税金を払うために融資を受けるという事態も珍しくない。
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