寝起きの一杯の水
  • (2007-05-31 05:48:36)

寝起きの一杯の水・・・たんなる水が血液の流れを改善、将来の脳梗塞を回避しよう ------------------------------- 大学時代は毎日お腹をすかしていた。「焼き肉食べ放題」は大学生にとってキャッチーな宣伝だったが、じっさい好き放題に食べた翌日はなんとなくカラダが重い。友人はよく「血がドロドロになった感じ」と表現していた。

実際、お肉の脂分を過剰に摂るため血液が、脂肪酸や中性脂肪、コレステロールでドロドロになっている可能性はあるが、過剰な塩分の摂りすぎで排尿が多く水分不足になっている可能性もあると思いる。

血液はだいたい体重の13分の1。70キロの人なら5キロくらいが血液。血液は血漿(血しょう、60%)と血球成分(赤血球・白血球・血小板、40%)からできている。血漿は簡単に言えば、血球を浮かべる基材のようなもので血球以外にタンパク質、糖質、脂質、尿素、尿酸、アミノ酸などを運ぶキャリア。

血漿の90%が水分。水分が不足すると血液が流れにくくなる。血中の水分不足で中性脂肪やコレステロールが血管内で停滞し酸化し蓄積されて動脈硬化や脳梗塞を引き起こす症例は少なくないとか。

とくに脳内の脳血管で血流が滞ると脳血栓またはラクナ脳梗塞など重大な事態に進展するのだが初期段階では自覚症状がないとのこと。

脳血管は網の目のように張り巡らされているので数カ所ラクナ脳梗塞が発症しても活動に影響ないので若い人でもMRIで検査すると、ラクナ脳梗塞が発見される例は少なくない。

また血液の濃度が高いことは相対的に高血糖にカラダがさらされるので糖尿病のリスクも高まる。さらに痛風の原因である尿酸が停滞することで痛風のリスク、結石のリスクも高まりる。

水分不足のリスク:

・動脈硬化 ・脳血栓、ラクナ脳梗塞 ・糖尿病 ・痛風 ・尿路結石

これらはすべて「老化」と密接な関係がある。そんなわけで、アンチエイジングでは「水分補給」は大切な心がけとされているし一般のドクターも1日1.5リットル~2.0リットルの水分補給(※)を薦める方も少なくない。

反面、過剰な水分補給はカラダを冷やし(東洋医学的にはよくない)、腎臓に負担をかけるためすべてのドクターが薦めるわけではない。

特に夜間、眠っている間は長時間にわたり乾燥にさらされるので「寝る前に一杯、目覚めたときに一杯」水を飲むことで血液循環をスムーズにする習慣をつけていることはよいことだと考えられる。

※一般的な人にとって1日1.5リットル~2.0リットルの水分補給は実際にやってみると簡単ではない。

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