食べずにはいれないマグロの脂身
  • (2007-05-12 06:32:38)

タバコに含まれるカドミウム、マグロに含まれる水銀、水道水や排ガスに含まれる鉛・・・日常生活にも重金属(水銀、カドミウム、鉛、ヒ素)は潜みる。過剰に蓄積された結果カドミウムはイタイイタイ病の原因になったし水銀は水俣病として日本の歴史に刻まれた。それはあくまで極端な被害例。自然界に存在する重金属を完全に摂取しない生活は不可能。

自分の体内に潜む重金属のテストは髪の毛でできる。数年前までアメリカまで毛髪を送ってテストしていたが、最近は国内で気軽にできるサービスが増加しているとのこと。毛髪検査でできることはミネラルバランスのチェックと有害な重金属(水銀、カドミウム、鉛、ヒ素)の汚染度。

世界の海を回遊し食物連鎖のかなり上位に位置するマグロには水銀汚染のウワサが絶えないが、とくにトロのような脂身に蓄積しやすい傾向があるようで悩ましい。

2005年、厚生労働省の「魚介類の水銀に関する摂食指導」発表以来、キンメダイの市場価格は暴落したが、マグロの方が危険という研究者も多く私たちを恐怖させている。

多少水銀を摂ったところで問題はないだろうが、「ガンなど比較的重大な疾病を起こした人々の水銀量はそうでない人々の30%増し」という、いかにもエイジング(老化=病気の発症リスク)との相関関係を臭わす研究データもある。

摂らなくいてよいのなら摂らないことに越したことはないのだが、脂の乗ったトロ、食べずにはいれないのも悲しい日本人の宿命。中国や欧米の寿司ブームでマグロは暴騰の一途である。

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