選ぶなら紫外線に焼かれた真っ赤なトマト
  • (2007-05-09 06:55:04)

「アンチエイジング」->「抗酸化成分」->「ビタミンC/E、カロテン(カロチン、カロチノイド)、ポリフェノール」

これはアンチエイジングの基本図式。それぞれ様々な食材があるが、きょうはカロテンについて。

カロテンとは天然色素(C40H56をベースとする有機化合物)。さまざまなカロテンが知られている。たとえば、βカロテン。ニンジンのβカロテンはニンジンジュースで飲むと有効らしい。

しかし一般に紫外線に焼かれたカロテンは強力。現在私はアスタキサンチン配合ガムを制作中だが、このアスタキサンチンは藻から精製される天然成分だが、この藻は通常緑色で紫外線を帯びて真っ赤に変色し抗酸化力を高める。

カロテンの中で特に人気がある赤色色素がリコペン(リコピン)。トマトや柿に多く含まれている。

トマト=リコピンという図式でテレビなどでも派手に取り上げられるのでスター成分にのし上がった。トマトケチャップやトマトソース、ピザなどを定期的に食べる人のガン発症例が少ないことや動脈硬化・高血圧・高血糖にも効果があるなどまるで魔法の成分である。

もともと民間療法的に「有色野菜(緑黄色野菜)はカラダにいい」と言われているが、その理由の一つはリコペンなど、様々なカロテンのおかげかもしれない。

真っ赤に熟したトマトは紫外線に焼かれて自分を守るために抗酸化成分であるリコペンなどカロテンを大量生産する。紫外線にさらされる植物一般に見られる生体反応。しかも、この生産された抗酸化成分は動物が食べてもその体内で抗酸化力を発揮することが知られている。

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