(2013年) 「楽天スーパーSALE」
  • (2013-03-19 06:52:00)
(2013/03/19)


年間流通額1兆円、1日あたり30億円の楽天


これが楽天のビジネスサイズ。

押しも押されぬネットショップの覇王的存在。


回を重ねるごとに劣化した「楽天スーパーSALE」


ネット内のニュースやブログなどを集めた推測した結果が下記の表。

★印は私が勝手に推測した「楽天単体のセール初日の流通額」(楽天トラベルを含めない) :

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(1回目) 2012/3月
 「楽天単体流通額 → ★120億円」
 ※楽天の平均的な日商 → 30億円/日
 ※通常の売上伸びだけでなく、休眠顧客の掘起し・新規顧客

(2回目) 2012/6月
 (推測) 初日160億円/日(楽天単体流通額 → ★112億円/日)
 ※システムトラブル発生

(3回目) 2012/12月
 (推測) 初日150億円/日(楽天単体流通額 → ★105億円/日)

(4回目) 2013/3月 データなし
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2012年3月の第1回目のスーパーセールは爆発的だった。

通常売上げを軽く破壊しただけでなく「休眠顧客の掘起し・新規顧客」にも一定の効果があったと推測される。

しかし、回を重ねるごとに実質的な売上げのパワーは落ちている。

楽天からの発表は、最初は含まれなかった楽天トラベルを含めたり、セールを延期したりし、セール全体の数字が、あえて大きく見えるような内容に変化していった。

一方で、テレビCMなどの販促費は強化されていったと思われる。

2回目のセールではシステムダウンしているのでシステム投資も重なた。


ある個人の消費行動


私の知人は、1回目のスーパーセールに参加し、2回目スーパーセールでは「踊らされている」と感じると言っていた。

ただし、こういうイベントがあること自体「お祭りのようで楽しい」とも。

つまり、彼女は短期間で回ってくるスーパーセールに、軽い軽蔑を覚えつつも、しかし、スーパーセールに対してネガティブなイメージは抱いていない。

ブランドイメージを確立しているブランドが、短期間でセールを回すようになれば「裏切られた」という印象をユーザーは抱くものである。

しかし、彼女には裏切られたイメージはなかったようだ。

彼女が参加したスーパーセールは、1回目と4回目のみである。

そして、4回目は「どうせ買いたいと思っていたもの」を少しばかり早めに購入したとのこと(需要の先取り)。


バーゲンハンターが大活躍


スーパーセールの開催に合わせて、ネット内でどのような関連情報が飛び交うか眺めた。

するとスーパーセールの関連情報は下記のようなサイトやページで盛り上がりを見せていた。

・スーパーセール攻略法
・50%OFF商品リスト
・バーゲン商品検索法&速攻購入方法
・ポイント獲得方法

スーパーセールは、バーゲンハンターを育成する効果が絶大で、何回もやれるものではないことを教えてくれている、ボクは解釈している。


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