「スマホでないと恥ずかしい」マーケティング
- (2012-11-15 10:55:16)
昨日久しぶりに都心にでた。電車の中ではすっかりケータイが鳴りを潜め、老いも若きも、見渡す限りスマホだった(2012/11/15)。
スマホである必要はないはずだが
昨日やってきた会計士さんとの世間話で、奥さんがスマホを買ったとのこと。動機は「ママ仲間の中で、ケータイは私だけで恥ずかしいから」と。で、彼女はスマホを音声通話の電話だけに利用している。メールアドレスさえ持っていない。スマホは必要ないだろう!と頭ではわかっているが・・・
居心地が悪くなったケータイ
私もプレッシャーは感じないことはない。日本人はとくに周囲との同化を無意識によしとする傾向があり(島国特有の遺伝的・文化的現象ではなかろうか)、「ほとんどがスマホユーザーという状況」だけで、自分のケータが苦痛になるのだ。
なんてすばらしいマーケティングか!
グランド・マーケティング
あまりにも規模がでかすぎて「グランド・マーケティング」と呼びたくなる。消費者が自らの相互人間関係の中から、ある商品を自発的に購入する壮大な状況だ。
消費者が、地滑り的に・自ら・必要もないのに・買いに来てくれるマーケティング。
アップルはやれた
マーケティング手法として美しすぎる。こういう状況を一企業が演出できるほど、世の中は甘くないと思うが、アップル社は実際にこれを起こしている企業だ。感動で夜も眠れない。
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