3年前のWebデザイン
- (2012-03-20 17:21:48)
Webサイト運営者にとって環境の変化
インターネットの世界ではこの10年でいろいろなものが変化した。インターネットの覇者も相当入れ替わったきた。
現在も変化し続けている。トッププレイヤーのことはよくわからないが、ワレら小さなWeb運営者にとってWeb環境の大きな変化は、下記の3点:
(1) WordPressのような優れたCMSが数多くフリーで出回るようになり、スクラッチからWebサイトを構築する意味が薄れてきた。
(2) MySQLのような完成度の高いデータベースが数多くフリーで出回るようになり、その運営コストも限りなくフリーに。Webのシステム化は進行中。
(3) コンテンツの機械的なコピー・再生産・無制限拡散が行われるようになり、アルゴリズム解析だけではコンテンツ評価は困難となる。その結果、Webサイトの評価は、Facebookのような人による人気投票型評価に変化してきている。
シンプルへ向かうWebデザイン
Webサイトは、コンテンツの量的・質的充実が重要だった。
しかし、コンテンツの機械的なコピー・再生産・無制限拡散が行われるようになり、コンテンツは今までのように唯一無二の評価基準ではなく、昔ほどには評価されない。
それよりも、そのサイトの「信用」や「知名度」「歴史」「人気」「話題性」といった人による人間的な評価や動機の方が重要になってきた。
その結果、今までのように詰め込みすぎたコンテンツは必要ないというか、むしろ有害となった。
Webデザインは、そのサイトの目標を遂行するためにユーザーを迷わずに誘導するデザイン、短時間で目標達成が可能なデザインが、優れているということになる。
このサイトの目標は何か?・・・
・会員の獲得?
・「いいね!」ボタンのクリック?
・製品の購入?
・・・それぞれのサイトの最終目標は1つか、多くても数個。
目標が明確にされ、Webデザインを目標達成のためにシンプルに絞り込まれる。ボタンは少なく、余計な情報を載せない。
シンプルで明確・・・これが今後数年間、Webデザインの主流になるのではなかろうか。目標を明確にし、シンプルになったWebサイトが増殖中である。感触としては3年前からこの傾向が強くなってきている。
クールなデザインにはカネがかかる?
そんなことはない。クールなデザインのテンプレートは、きわめて安価もしくはフリーで無限増殖中である。
しかも、現在のCMSでは、たとえば、WordPressなどは、まるで着せ替え人形のようにデザインだけをそのまま入れ替えることができるものが多い。
というこうことで、このサイトでもWordPressとクールなデザインの導入を検討している。
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