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銀行の窓口で初の海外送金
  • (2010-07-27 12:38:47)
イタリアのメーカーからちょっとした器具を購入することにした。Webではクレジットカードによる決済ページがあるが実際に試すとエラーになるところがイタリアらしい。メールで購入を申し込むとinvoiceが返信されてきた。

VAT numberって何だ?



VAT numberを知らせよという内容には日本にはVATはないと返事する。

ヨーロッパ間の取引では資金とモノの流れの管理と追跡をしやすいように消費税登録者制度を設けているのだろう。事前振込後に商品発送とのこと。

窓口での手続き、1時間の作業



今後海外の企業との直接取引は増えるだろうから慣れる意味もあり、自分で海外送金をしてみた。ネットからやれる方法があるのかもしれないが、わからなくて窓口に出向く。

「送金依頼書」に記入。手書きである。記載項目は多くて複雑。

・取引先氏名

・取引先住所

・相手先銀行の名前

・支店名

・口座番号

・住所

・電話番号

・SWIFT CODE

・IBAN CODE

・原産地

・船積地域

・商品の内容

・引落し口座番号

全部書き上げるのに30分。問題はイタリア語なので取引先や取引先の銀行がどこまで名前で、どこからが住所かわからないこと。

朝一番9時の開店と同時に銀行に入ったが、すべてを終了したのは10時。この間、窓口の担当者は私の手続きにかかりきりだった。

送金手数料は先方の銀行の処理分まで入れて7000円。海外送金の手数料は恐ろしく高いが、銀行の手間暇を考えると銀行にとってもペイしない作業だろう。

時代遅れの海外送金



SWIFT CODEやIBAN CODEがあれば、難なく済みそうだが、世界中の銀行に標準的な送金プロトコルを行き渡らせる政治的な苦労を思えば、統一されないのもやむを得ない。

だから、PayPalのような新しく簡単な決済方法が、現行の複雑怪奇・高い・遅いの銀行間送金など食いつぶしてしまう可能性も感じた。PayPalの技術が革新的とは思わないが、政治的にはたいしたもんである。

ちなみに、先方にはPayPalで払いたいと申し出たが、VAT関連の問題があるのか、ないのか、わからないがとにかく拒否された。理由もわからない。

クレジット決済に伴う2-3%の手数料だけの問題なら商品価格に上乗せしてもらってもよいが、いろいろ私が知らない事情がまだまだありそう。






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