htmlページ制作方法は迷走中
- (2010-05-29 05:26:47)
CMS:帯に短かし、たすきに長し
手書きのhtmlページの制作効率が悪くてさまざまなCMSをトライしているが、どれも「帯に短かし、たすきに長し」状態でぴったりこない。コンテンツを流し込むフレームワーク。「行きつ戻りつ」迷走状態。
ブログはパーツ用ツール
時代はもはや「CMSの時代」と感じたのは数年前。体系的に整備されたWebサイトは家屋やビルディング同様、しょせん似たり寄ったりになる。
建売や賃貸住宅のようにすでにできてるフレームの中にコンテンツを流し込むという考え方はもっともなこと。しかし、よい物件(CMS)を探し出せない。
ブログ系のプラットフォームに関しては完成度が高く使えるツール。だが、新着情報やニュースのような五月雨式情報メディアにはよいがWebサイト全体の構築には不向き。
プロツールは敷居が高い
理想のサイトは自分でゼロ作るものとサイト制作者の御用達Dreamweaverを試用したが、自分には重くて複雑だった。ほとんど機能評価することもなしに1時間もせず断念。
一般人が使用するには複雑過ぎる気もするが、プロが納得する機能を搭載しなければ、あの種のソフトはお金を出して買ってもらえないので、より高機能になるのは仕方ない。
結局、平文・手書き
現在はなんと手書きに戻ってしまった。板前で言えば、フードプロセッサーなどハイテク機器をいろいろ試して、結局使いこなしきれずに「包丁一本」に戻ったような感じがしないでもない。
プロのテンプレート
現在ではプロが制作したhtmlテンプレートが豊富に出回っているし、わずかな金額で購入することもできる。
これらはcssに明るくなくともそれなりに完成度の高いデザインとレイアウトに仕上がっているので、あとはオリジナルな画像やイラストをデザイナーさんに制作してもらえば、案外見栄えも悪くない。
100ページ程度のWebサイトならこちらが断然速い。
手書きの欠点、体系のひずみ
平文htmlページの編集の欠点はコンテンツを継ぎ足していく課程で、全体の体系にひずみが発生しやすいこと。
Webサイト構築時、全体のコンテンツ体系やメニューは当然のことながら本の執筆のように細心の注意を持ってを設計するものの、制作過程で新しいテーマを加えたり・削除したりという要求は当然発生する。すると全ページの体系に影響が及ぶ。
ワードの置換程度なら複数ファイルの一括編集ソフトで比較的楽に更新・コントロールできるが、トップページや多くのページをメニューボタンを新設したり・削除したりという作業が発生する場合はデザインやレイアウトまで影響される。これではプロが制作したテンプレートが壊れるので痛みが大きい。
ビルディングの設計同様、建設事務所がいったん図面を引いたら建設途中の仕様変更はしない、くらいの覚悟があればいいのだが。
生産性&柔軟性&デザイン性
原則、html平文の手書き編集ながら、コンテンツ体系をある程度柔軟に変更可能な方式として現在試しているやり方。
・[CMSimple]:各セクションごとにCMSimpleで生コンテンツ制作。これでダイナミックな階層型セクションコンテンツが制作される。CMSimpleの問題点はHタグの内容をページセパレータかつページタイトルに使用すること(これは利点でもあるが私には苦しい)。そこでこれを静的平文に落とし込む。
・[波乗野郎]:波乗野郎でCMSimpleのコンテンツを静的平文に落とし込む。波乗野郎はダイナミックに生成されるサイトマップや検索ページ、あるいは一部の画像を収集できず取りこぼすことがある。取りこぼした物は手作業で充当。
・[ファイル名変換]:波乗野郎で付けられる数字ファイル名を意味のあるファイル名に変更。「意味のあるファイル名」は自分で考え、手書きでExcel上にてリスト化し、VBAでファイル名変換マクロ(FileCopy)組んでを流す。
Private Sub CommandButton1_Click()
Dim souc As String
Dim dest As String
Dim i As Integer
i = 1
With Worksheets("ファイル名リスト")
Do While .Cells(i, 1) <> ""
souc = "D:\" & .Cells(i, 1)
dest = "D:\" & .Cells(i, 2)
FileCopy souc, dest
i = i + 1
Loop
End With
End Sub
・[MultiReplace]:一括編集ソフトで波乗野郎にて生成した全コンテンツの中のすべてのファイル名を「意味あるファイル名」に一括クロス変換。
・[テンプレート]:CMSimple自体、プロのデザイナーのテンプレートを使用できるが、日本人には違和感のデザインが多いこと、また他のセクションとのデザイン的な統一感が欲しいときなどはCMSimpleにて制作したメニューとコンテンツ部分のみを切り出してターゲットテンプレートに流し込む。
あるセクション内でコンテンツ体系の変更が生じた際は上記課程をはじめからやり直す。
難点はメンテナンス性がイマイチ。
しかしながら、手間がかかるように見えるものの結果的に現時点ではこの方式がもっとも生産性が高く、柔軟性があり、かつデザイン性も両立しているやり方に見える。