90年代ブームとなったLinuxのハードルは高かった
- (2009-01-17 17:28:28)
所有する喜び
Linuxがちょっとしたブームになった90年代後半。本屋に行くとLinux関連の本が並んでいた。一部のパソコンユーザーはそういう本を買ってきて古いPCにインストールしていた。ディストリビューションはSlackwareが多かったように思う。
厳密には異論があるそうだが、Linuxとは要はUNIX。UNIXという有名なOSを限りなく無料に近いコストでマイPCにインストールでき所有できることにパソコンユーザーの心がそそられたに違いない。
インストールが最終目的?
しかし、Linuxは敷居が高かった。なかなかうまくインストールできない。コンパイルさえできない。古いPCを使うわけだからさらに混乱する。あれこれ試行錯誤の末、インストールに成功するとなぜか達成感があった。
そして、それがすべてだった。
さて、次はどうするというテーマがない。Linuxを財産として活用するユーザーもいたが、多くのパソコンユーザーはインストールで終わった。
これが大半のLinux体験記の顛末だったように思う。ソフトウェアの開発意欲があり最低でもC言語の心得がないとUNIXのハードルは高いようだ。
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