linuxは底なしの海のような
- (2024-03-07 06:41:55)
世間はWindowsで最適化されている
会社のPCは業務用ソフトが必要でそれらはたいていWindows用。そのためlinuxに移行できない。可能ならWindowsは止めたいが人質が取られており当面無理だろう。
個人用のPCはlinuxに移行できるが、そう思いつつ何年も経過してもまだ実施していない。
私にとってlinuxは敷居が高いし慣れたWindowsは圧倒的に楽だという点で前に進んでいない。
サイトの引っ越しで味わうlinuxの深み
最近あるサイトをロリポップからxserverへ移行した。数千ファイルを移動するためlinuxのコンソールをたたきながらlinux文化に触れた。
ファイルの移動は通常ftpでやっているが、ファイル数が多くなると問題が起きやすい。エラーで転送できないケースも発生しやすい、あと時間がものすごくかかる。
ftpソフトのログを眺めていると通信セッションをオープンしファイル転送を行い転送エラーなどのチェックを行いセッション終了するという一連のプロセスをファイル一つ一つ順次やっているように見える。ものすごくムダだし、またタイムスタンプもズレる可能性もある。
本数が多い転送はファイル群を1本のzipファイルに圧縮して転送し、sshでサーバにログインしunzipコマンドで展開した方が確実だし速いし安全。
sshでサーバにログインすること自体がなんか敷居が高かったが、何回かやっているうちに慣れてきた。
黒いターミナルに向かって「ls」「pwd」「cd」など数個しか知らないlinuxコマンドを叩いているうちに、なんか凄いな~という感情が湧いてきた。
感じるところは・・
・「なんでもテキストコマンドでやっちゃう」「やれちゃう」という点
・それらの組み合わせで無限にいろいろなことができそうな予感
先輩達が築いた文化と伝統
linuxの開発コミュニティがどんな人々か全く知らないが、イメージとしては偉大な先輩達がゴロゴロいて現役の在校生もすごい人たちであふれている有名校のクラブ。
linuxのコマンドやツールはすべてオープンソースで世界中の誰かが手作りでつくってきたものだろう、その蓄積が深い海のように海底に堆積し現在も止まることなく堆積し続けている。
bashという黒いインターフェースが私には海のように見えてくる。この分野の先輩達が1960年代から脈々と積み上げてきたAIのカケラの巨大集積が現在のlinuxだしどこまで進化するのか空想できない。
手は出しにくいが・・
少し勉強してみたいと気持ちがそそられるが、素質がある人間なら適当に遊んでいるうちに自然身につくだろう。
しかし私のような凡庸な適性の人間が学ぶ場合は業務で必要に迫られるなど、強い目的やある程度の強制力・プレッシャーがないと自分の意思ではかなり厳しい。
自分の仕事にlinuxサーバの管理や開発の仕事が含まれるなら勉強するだろうが、とても正面からlinuxに取り組む理由がないしモチベーションがない。接する機会があるときに少しだけ勉強したい。
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