WordPress、便利過ぎてリスクを感じた
- (2022-04-10 09:39:15)
メインサイトとしては採用できない
WordPressのセットアップの記録を、前の記事で何本か書いてきたが、下記はWordPressをインストールして数日後にメモした記録。
スクラッチからWebサイトを制作する人間にとって、様々な面倒なことが、「All-in-One」で作り込まれており、とにかく自分で煩わしいことをしなくてよい便利さに心が動いたことは事実。
でも、メインサイトとしてWordPressを採用することはない。
WordPressのメリット
WordPressは、10年くらい前にセットアップしてみたことがあるが、印象としてはこうだった。
「歩いて行けるすぐ近くのコンビニに、わざわざ車庫から車を出して行くような大げさ感」
それが好きでなく、WordPressを採用しなかった。
10年ぶりに使用してみて、今回は、その洗練された多彩な機能にただただ驚く。
(1) 完成度が高いレスポンシブデザイン → 自分で作成しなくてよい!
(2) 細かいところまで行き届いたSEO対策
(3) (テーマが凄い) 完成されたレイアウトや行き届いたSEO対策やSNSシェアボタン
(4) (プラグインが凄い) 表示速度を上げるキャッシュや人気記事や関連記事の自動リストアップなど多彩
(5) ユーザー層の厚さ = 情報量・ノウハウの多さ、汎用性の高さ
(2) 細かいところまで行き届いたSEO対策
(3) (テーマが凄い) 完成されたレイアウトや行き届いたSEO対策やSNSシェアボタン
(4) (プラグインが凄い) 表示速度を上げるキャッシュや人気記事や関連記事の自動リストアップなど多彩
(5) ユーザー層の厚さ = 情報量・ノウハウの多さ、汎用性の高さ
インスピアされた日
可能性の高さを感じ、今日はWordPressに刺激された一日だった。
しかし、既存のブログなどをWordPressに移行しようとは現状思わない。
WordPressは便利すぎるし、今時のネットに対応しすぎていると思う。
「便利過ぎる・流行に対応しすぎる」ことはリスクである。
逃げられなくなるリスク
それだけシステムが複雑ということであり、いったんその便利さにどっぷりとはまれば、抜け出せなくなるリスクを自ら作ることになる。
システムを移行しようと思っても逃げ出せない、改造したいと思ってもできない、もしくは移行の際、相当の資産をあきらめるリスクが高い。
複雑なシステムは長期戦略を考える際、有利であったことは歴史上事例は少ない。ほぼすべて悪い方に作用する。
システムの鉄則
「システムはシンプルに」が鉄則であり、「目先の流行に振り回されない」ことがムダな投資(時間・体力・お金)を回避する基本。
忘れがちだが、これがもっとも普遍的なコストカットであり、長期の戦略性。
短期・小規模決戦用に最高
自分の結論としては、WordPressで大がかりなシステムを構築すると、あとで首が回らなくなるリスクを感じる。
しかし、短期・小規模決戦用なら、一日でサイトの箱物ができてしまう便利さはメリット。
秀吉の「一夜城」のようなシステム。